千五百六十三(準和語の和歌) 都立と県立の図書館
辛丑(2021)
四月二十日(火)
都立と県立の図書館への訪問は、
1.昭和四十七(1972)年から平成五(1993)年までの埼玉県立浦和図書館
2.平成五(1993)年から平成二十九(2017)年までの神奈川県立川崎図書館と、終りがそれより短い神奈川県立図書館
3.平成十五(2003)年から二十一(2009)年までの東京都立日比谷図書館と、終りが平成二十九(2017)年に一回行った東京都立中央図書館
浦和と横浜の市立や、中野と新宿の区立図書館を利用するものの、県立図書館と都立図書館もよく利用した。
一つの都 二つの県の 図書館を よく訪れる 休み日に 心と頭 整へる日だ
(反歌)
川崎は 海の近くを こぎながら 着き読み休む 楽しみを兼ね
「都」「県」「図書館」は組織名や施設名なのでそのまま用ゐ、それ以外の一般名詞は和語を用ゐた。これを準和語と呼んでみた。
過去に県立図書館を扱ったホームページは一、ニ、三、四、五、六、七。都立図書館を扱ったホームページは八、九。
四月二十一日(水)
埼玉県立浦和図書館は平成二十七(2015)年に廃止された。しかしその前の平成十五(2003)年に、浦和図書館は社会科学と産業、久喜図書館は人文科学と理工と芸術、熊谷図書館は歴史と郷土と哲学に分けた時点で、利便性が大きく損なはれた。このとき川越図書館は廃止になった。
本来は久喜図書館も廃止し、すべてを熊谷図書館に集約する計画だったが、久喜市などの反対で進まないさうだ。
これは県税の無駄だ。市立図書館の受取機能を活用するのがよい。
前に神奈川県立図書館と神奈川県立川崎図書館の廃止について、現状を残すなら存続派だったが、県立図書館は食堂廃止、県立川崎図書館は移転したため、廃止派になった。古い形状の図書館は貴重な遺産だが、新築するなら県税の有効化を図るべきだ。
建物に 昭和の香り 残すもの 護る甲斐あり 揺れの備へを
四月二十ニ日(木)
浦和図書館の新館が完成したのが昭和三十五(1960)年、熊谷図書館は昭和四十五(1970)年に開館、川越図書館は昭和五十(1975)年、久喜図書館は昭和五十五(1980)年。
いづれもプラザ合意やバブル景気の前だから、残す価値はある。しかし熊谷図書館と久喜図書館は、駅から歩いて二十分。地元の人以外は利用しない。
市町村 県の図書館 並び立つ つとめを分けて 力合はせよ(終)
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