千五百四十一(和歌) 1.さいたま市内の図書館、2.東武鉄道は浦和まで乗り入れるべきだ
辛丑(2021)
三月二十三日(火)
先日、確定申告の帰りに大宮図書館に寄った。本日は大宮公園に行った帰りに、たまたま大宮図書館跡を見つけた。そのあと、北浦和図書館にも寄った。これは、さいたま市内の図書館特集をそろそろ始めろと云ふことかな。いづれ特集を組まうと思ってきた。
さいたま市には、中央図書館がある。しかし私の感覚では、北浦和図書館が中央図書館だ。浦和には市立図書館がなかった。県立図書館があったからだ。後に、県立熊谷図書館ができて、県立浦和図書館と改称した。
今回の特集を組むに当り判ったことだが、県立図書館を造るときに、浦和市は費用の一部を負担した。後に、専門書は県立図書館、生活に密着した図書は市立図書館とする発想が出て来て、昭和四十九(1974)年に浦和市立図書館が北浦和に出来た。
惜しむらくは、その前年辺りに北浦和駅前-南高校循環が廃止になった。浦和が一つのまとまった市から、東京通勤圏への移行と云へる。私は、図書館に行くときは京浜東北線で北浦和まで乗った。或いは県立浦和図書館に自転車で行った。
浦和から 池袋まで
路線バス 中山道を
走ったが まもなく短縮 その後廃止に

(反歌) 赤羽と 蕨駅前 結ぶバス 元は蕨の 操車場まで その後廃止に
(反歌) 川口と 新橋までの バスもあり 後に上野の 広小路まで その後廃止に
昭和五十一(1976)年に、浦和図書館中央分館が出来た。ここは行ったことがない。父がよく行った。中央分館が出来たことで、私は今でも、北浦和図書館が浦和中央図書館だった印象がある。

三月二十四日(水)
昭和六十(1985)年に浦和市立南浦和図書館ができた。ここは便利だから、よく行った。この時点で浦和市立図書館は、浦和市の図書館中央では無くなったのに、今でもその印象が残るのは、名称のためか。
1993年に横浜へ引っ越したから、東浦和図書館が開館したり、三市が合併して浦和市立図書館がさいたま市立北浦和図書館になったことは、まったく知らない。インターネットで調べると、北浦和図書館が本館になったさうだ。私の記憶は、たまに帰省した時にこの情報を読んだためだった。
浦和駅 西口前の
伊勢丹と コルソより見る
東側 スタジアムや 筑波が見える

(反歌) 東口 再開発で ビルできて 景観悪く ほとんど見えず
2007年に浦和駅東口再開発ビルが完成し、8階に中央図書館が開館した。発表によると、22館の中枢機能を担ふ初めての中央図書館。専有部分 5820㎡開架資料室(開館時図書 25 万冊、CD1 万枚、雑誌 850 タイトル、新聞 90 紙)、座席 480 席、イベントルーム。収容可能冊数/約 70 万冊(開架約 20 万冊 書庫約 50 万冊)。

三月二十七日(土)
初めて自転車で中央図書館に行った。地下の駐輪場は、どうやって図書館に行けばよいのか迷ったし、帰りは駐車場ばかりでどこが駐輪場なのか迷った。
エスカレータやエレベータで八階まで行くのも手間が掛かる。前に浦和駅前まで行ったときに、一回寄ったことがあるだけで、それきりだった。労働組合の事務所が池袋にあるとき、豊島区立図書館のカードを作った。事務所当番の日は、昼休みに図書館に寄ったが、エレベータで四階まで行くのが嫌で、後に行かなくなった。
今回初めて寄って、考へが変はった。まづ社史が棚二つ分ある。神奈川県立川崎図書館に社史がたくさんあり、その数分の一だが、同類を他の図書館で見たのは初めてだ。
新聞と雑誌もたくさんあり、かつての県立浦和図書館を彷彿とさせる。ここはさいたま市の文化中心だ。
浦和まで 岩槻区から
乗り換へが 無しで来られぬ
市役所は 東武線を
浦和まで 乗り入れるやう 務めるべきだ

(反歌) 京浜線 昼間に浦和と 大宮を 十両編成 増発できぬ
(反歌) 京浜線 南浦和と 岩槻を 六両編成 増発可能

三月二十九日(月)
上の子が小学生のとき、図書館が好きだった。将来は図書館関係の仕事をするのかなと、帰省のときに県立浦和図書館に連れて行った。小学生向きの本はないから、あまり喜んだ様子ではなかったが。
県立の 浦和図書館
記憶では 子供の部屋が
あったはず 子をここに置き
正面の 階段上がり 一般室へ

(反歌) 子ども室 インターネットに 記事残る 中学生の 図書を揃へる



三月三十日(火)
大宮図書館のホームページは優れてゐる。市立図書館からのリンクで、独自のホームページが開く。大宮市立図書館からのものだらう。
しかも、中央図書館が月に二回月曜が休館なのに対し、大宮図書館は年中無休だ。移転前の図書館に入らなかったことが残念だが、今後も独自性を発揮してほしい。
と同時に、浦和はさいたま市文化中心、大宮はさいたま市商業中心として、独自性を発揮してほしい。さいたま市役所は、どこにあっても構はない。あと、今のさいたま市役所を文化施設にする計画があるが、ホールや練習室は文化施設ではない。一部の人しか使はないからだ。
図書館こそ文化施設だ。岩槻区から浦和駅まで乗り換へなしで行ける必要性は、ここにある。(終)

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