二千五百八(うた)1.地元の話題(NEC、イオンモール、辻用水の終端)、2.武蔵小杉とNEC
甲辰(西洋発狂人歴2024)年
十月七日(月)
国道十七号沿ひに、NECパーソナルコンピュータと入口に書かれた会社がある。それほど大きくないビルだ。昨日、家の近くの小さなビルに、NECパーソナルコンピュータと書いてあるのを発見した。このビルは受託事務作業をする会社が入ってゐた。
NECパーソナルコンピュータの仕事を受注したのか、同社が進出したのかは、不明だ。NECパーソナルコンピュータを調べると、
本社は東京の外神田、営業拠点は全国十一ヶ所だが住所と電話番号が無い。沿革を見ると、NECの子会社として2001年に設立、子会社間で合併や分割を繰り返し乍ら、2011年NECとレノボ両社出資による合弁会社「Lenovo NEC Holdings B. V.」を設立。同社の子会社としてNECパーソナルコンピュータとなった。
Lenovo NEC Holdings B. V.の出資比率はレノボが66.6%、NECが33.4%。レノボは、1984年に中国科学院の研究所員11名が設立。聯想集団は長らく「Legend」(レジェンド)という名称を使用していたが、「Lenovo」(レノボ)に変更。2004年IBM社のPC部門を買収し、持株会社の筆頭株主(65%)は中国科学院。本社は北京から米国ニューヨーク州、そしてノースカロライナ州に移転した。2011年にNECのPC部門を買収、2017年には富士通のPC部門を買収。
わが家のノートPC2台はNECと書かれてゐる。レノボとは知らなかった。そもそもレノボを知らなかった。パソコンメーカーのレノボと云はれれば、勿論分かる。しかし単独でレノボと云はれたら、自動車メーカーかと思ってしまふ。
我が知識 NECの9(きゅう)8(はち)が圧倒強く富士通のFMシャープMZ一周遅れで後を追ふ 四十年間更新されず
反歌
IBMAT互換が出てからは日本市場も流れが変はる
AT互換機はDos/V機とも呼ばれた。
十月十日(木)
今月は、まだ一回も小旅行をしてゐない。そこで北戸田のイオンモールまで往復した。ゲームセンターが二階と三階の両方にあることを発見した。酒屋を少し見た。
帰りに戸田車庫でバス回数券を買った。辻用水の笹目川への落としを見て、帰宅した。水辺公園のせせらぎを辻用水と勘違ひして一瞬喜んだが、少し上流の放水口が高いので循環水だと判った。辻用水の水は旧国道(見沼土地改良区の資料より)から先は排水管を流れる。これは旧国道から上流がかつては土地改良区、下流は地元の組合から浦和市(当時)に引き継がれた為だらう。
辻用水見沼の水が流れるも今では絶えて農繁期のみ
十月十一日(金)
国道17号を歩くと、NECパーソナルコンピュータの建物は、取り壊し予定と書いてある。既に移転したやうだ。借地で、契約期限を過ぎたのだらう。(終)
(10.12追記)NECパーソナルコンピュータの跡地の写真を撮ってきた。
解体予定(入口は既に柵が付けられた) 裏の駐車場側(前方の仏壇屋は前に紹介した仏壇激戦区の一軒) (終)
追記十月二十八日(月)
impressのPC Watchと云ふサイトに
法人向けPCの販売機能の移管で、NECはPC事業から完全撤退?PC-8001の発売から45年目の行方
が載った。
NECは、法人向けNECブランドPCの販売機能を、レノボグループ傘下のNECパーソナルコンピュータ(NEC PC)に移管すると発表した。これにより2025年4月以降、NECブランドの個人向けPCおよび法人向けPCの設計、開発、生産、マーケティング、販売を、NEC PCに統合することになる。
1979年5月の「PC-8001」の発売から約45年を経過し、NECはいよいよPC事業から完全撤退することになるのか。
富士通のパソコン(当時はマイコンと呼ばれた)は、半導体事業本部マイコン事業部と、小生が勤務した富士通マイコンシステムズ株式会社(FMS)が武蔵小杉にあった。
--------------ここから(路面電車、客車、その周辺、三十五の二)---------------
新幹線と品鶴線(横須賀線と湘南新宿線)の線路を挟んでNECの玉川事業所(通信機器を製造)があった。
なつかしきまた思ひ出が消えてゆく 一周遅れ富士通とシャープより見る怪物企業
反歌
富士通とNECの間には新幹線とお召列車が
富士通小杉ビルの非常階段に警察官がゐた。お召列車が通るさうだ。すぐ同期中途入社の人を誘って見に行った。お召列車は157系だった。走り去ったあと同期の人が、あっけなかったね、と言った。EF58牽引の客車列車と異なり、目立たなかった。
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