二千四百九十九(普通のうた、朗詠のうた)地元の話題(辻用水、与野ハウス、お米を買ひに)
甲辰(西洋発狂人歴2024)年
十月三日(木)
安売りスーパーへ買ひ物に行く途中で見沼代用水西縁辻用水を見ると、水が流れてゐる。或いは冬を前に通水試験か。辻用水の脇に、新築の二軒が売りに出された。かつてはI噴霧器と云ふ、田圃が続いた時代の名残りのお店だった。
南浦和引っ越したとき噴霧器の店珍しく その後も四十五年は続いたが つひに閉店三つの家に
反歌
農村の店を守りて百年か宅地の後も五十年間
わが家が引っ越す五年程前に農地は区画整理された。五年の差はここから出た。あと、引っ越した後も、少し離れた場所は田んぼがあった。完全に宅地化されるには、更に五年ほど掛かった。
十月四日(金)
SPAのホームページに
日本初のタワマンに住む70代は「一生モノの買い物と思ったのに…」。各地で“老朽化”が進むタワマンに住民が悲鳴
が載った。
日本のタワマン第1号は、1976年に完成した埼玉県にある「与野ハウス」。築48年で現在は4回目の大規模修繕工事中だ。
(中略)70代の住民に話を聞くと、不安な声を漏らした。
「修繕費値上がりの噂は絶えないし、建て直しの話まである。一生モノの買い物と思ったのに、立ち退きも懸念しています。管理業務はやってくれているけど、手入れが行き届いているとは言えません」
住民に案内されて敷地に入ると、日本庭園の庭木は十分な剪定がされておらず、中庭にある池もコケで濁っている。エントランスのガラス扉は大きなヒビが入っていた。
与野ハウスの名は、初めて知った。調べると北与野駅から徒歩1分。これは怪我の功名だ。昭和五十一(1976)年に、埼京線は無かった。与野駅から1.2Km。
与野ハウス日本最初のタワーマンション 与野ハウス大宮または浦和へ通勤
北与野は、高沼用水の灌漑地域である。我が家からは遠いが、見沼代用水西縁の水域である。
十月六日(日)
近くの薬店型スーパーへ、お米を買ひに行った。5Kgで3500円台だ。前回は1900円台だった。そこで、安売りスーパーへ行ったところ、2600円台。しかしベトナム産が1900円台なので、これを選んだ。日本と同じジャポニカ米(単粒種)だが、メコンのお米を食べてみたい為でもあった。
メコン川流れの傍で育つ米 年に三つが採れる為 国の外にも多く売られる
反歌
ベトナムは日本に取りて交はるが好ましい国味楽しみに
安売りスーパーへの往復で、辻用水は前回と同じく水が流れるを見た。(終)
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