二千百七十三(普通のうた、和語優勢のうた)地元の話題(文化センター前、日貸し駐車場、日本酒、操駅機関区客貨車区、足立郡、お屠蘇)
壬寅(西洋野蛮歴2023)年
十一月二十六日(日)
生協の本部棟が完成して半年が経過した。バス通り沿ひに入ってゐた一部の事務所が移転して数ヶ月になった。おそらくここも壊して建て替へるのだらうと予想してゐたところ、ここは空室のままだ。生協の所有ではなく、次の入居企業を探してゐるらしい。
生協の建物続き このビルも所持と思へば賃貸で入居だったと 今頃分かる

反歌  大ホール図書館などの近くではほかほか弁とパン屋が消えた
昭和六十年前後は、ほかほか弁当とパン屋があった。今調べると、ほかほか弁当の後に文化センターが完成した。てっきり文化センターの来場者目当ての店かと思った。

十一月二十七日(月)
昨日安売りスーパーへ行く時に、日貸し駐車場が廃止されてゐた。ここは未舗装でかなりの広さをロープで区切り、二百円で開業しすぐ三百円になった。これは開店時の客寄せで問題ない。そのあと暫くして四百円になった。これは短期間で値上げし過ぎでは、と思った。
そのうち産経新聞販売所跡も日貸し駐車場になった。ここは民家一軒分で、最初から四百円で開業特別価格とある。その少し後に、先程の日貸し駐車場が、五百円になった。これにはただ驚くばかりだ。
そして今回閉鎖された。それも驚きだが、指定日(一昨日)までに出場してください、前払ひは払ひ戻ししません、とある。これには驚いた。
銚子丸店閉じたあと 車置き日毎に止める空き地にて 値が少しづつ上がる為 驚きながら横目にて見るうち次に商ひ止める

反歌  秋風に車置き場は無くなりて舞ひ上がる土落ち葉は見えず

十一月二十九日(水)
安売りスーパーで最近、さいたま市内の醸造会社のお酒が売りに出された。昨年だったか一昨年にも売っていたがその後、売らなくなった。季節性か、或いはこの醸造会社か安売りスーパーの都合か。
この酒と同じ価格帯の酒が他にもあるが、小生は一段階高い酒を買ふやうになった。美味しいし、名産地または首都圏以外のものを買ふことにした。
名産地とは、灘、伏見、越後か。それ以外のどの地方でも地酒として味はへる。但し量産会社は駄目だ。前に秋田県のお酒だが、量産会社のものがあった。小生でさへ、日本全国の産業を、常に考慮してゐる。

十二月二日(土)
鉄道博物館の入館料が、来年四月から値上げ(大人は1330円から1600円へ)のニュースを見た。小生は鉄道博物館へ行ったことがない。小生は(1)国鉄時代の、それも(2)貨車が全国に輸送できた時代の、(3)客車を調べてきた。丁度、お城を調べる人が、現代の建築物に興味が無いのと同じで、JR後のものには興味が無い。
それにも関はらず鉄道博物館値上げのニュースを載せたのは、見沼代用水西縁の灌漑地域にかつての大宮操駅付近が含まれるためだ。大宮駅南端にあった大宮機関区と大宮客貨車区は、新幹線工事で、機関区が今の鉄道博物館の位置へ仮移動し気動車のみの研修留置施設になり、客貨車区は大宮操駅の中ほどへ移動した。
その後、大宮操駅と客貨車区が貨車中継全国廃止で無くなり、機関区は川越線電化で廃止された。
大宮は 新幹線の開通と 貨物組成が全国で無くなりその後 国鉄の分割特に客貨車の分離によりて 三回変はる

反歌  大宮は三たび変はりて工場を除き面影ほぼ残す無し

十二月九日(土)
綾瀬亀有の葛西用水は、見沼代用水と同じ取水口で利根川から分かれ、更にそれぞれ分岐する。見沼代用水の西縁と東縁を兄弟とすると、葛西用水とは従兄弟だ。その水がここまで、と驚くが同じ足立郡だった。武州の北部は、郡が細長い。それは流域に沿ふからだった。今は橋で簡単に渡れるが、昔は渡れない。
年末が深まり、去年は正月用のお屠蘇をどこも売ってゐないのであちこち探し西友で買ったが今年はどうしようと云ふことを書かうとした。念のため去年の記事を調べると、西友で買ったのは一昨年で、去年の年末はもう買はなくなった。西友の跡地は、既に新築工事中だ。マンションが建つらしい。改めて、西友が閉店したことを惜しむ。
年始め 味醂にお屠蘇漬け込んで酒で薄めた魔除けかな だが我が家では味醂切れお屠蘇も切れてひととせを経る

反歌  西日本屠蘇と味醂と日本酒をあづまより北日本酒のみも
インターネットで調べたら、関西はお屠蘇と味醂と日本酒で作るのに対して、関東以北では日本酒をそのままお屠蘇とする地域もあるさうだ。我が家は、関西風から関東足立郡風に変はっただけだった。(終)
(追記12.09)妻がお屠蘇を買ってきた。南浦和西口商店街(中心部分はほぼ壊滅。駅に近い地域は生き残った)のドラッグストアで売ってゐたさうだ。小生は昨日、お屠蘇を買った。

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