千百三十六(その百二十一) 野党と自民党非安倍各派はマスコミから目を離すな
平成三十戊戌
五月十九日(土)
前回の衆議院選挙の時、当ホームページは10月2日朝に希望の党大敗を予想した。マスコミが騒ぎ出したのが10月12日だから、当ホームページは10日早い。その理由はマスコミに載った小池さんの写真だ。
官房機密費がどの業界に使はれるかは不明だが、野党と自民党非安倍各派はマスコミの新たな動きに警戒しなくてはいけない。現在、マスコミはモリカケ、自衛隊日報、財務省セクハラ問題を批判してゐる。マスコミに良心があることに安心した。
その一方で、マスコミに新たな動きも出て来た。新たな動きにはすぐ反論し、悪質な意図を挫折させよう。
五月二十日(日)
次の選挙で、各野党が統一候補として立候補することは必須だ。そのとき共産党を含めるかどうかで各党各党内に意見の相違もあらう。だからその問題は別にして、今重要なことは野党統一候補として立候補できるかどうかだ。
統一候補に反対する人が現れたとして、その理由が選挙区の競合、支持者の意見などやむを得ない場合は別として、それ以外は官邸からの工作が疑はれる。
国会で嘘の答弁をしても処罰はされない。だからと言って嘘を許したら民主主義は崩壊する。嘘を許さないためには、安倍側を議席激減させるしかない。さうなれば自民党非安倍各派も動き出す。
五月二十一日(月)
早速怪しい動きがあった。日テレNEWS24に載った記事だ。
安倍内閣の支持率32.4% 5.7P上昇
と題し、本文は
この週末に行ったNNNの世論調査で安倍内閣の支持率は5.7ポイント上昇し32.4%となった。
世論調査で安倍内閣を支持すると答えた人は32.4%、一方で支持しないは50.6%だった。
政党支持率は、自民党が36.7%、立憲民主党が12.2%、今月結成された国民民主党は0.5%だった。
まづ安倍内閣の支持率が26.7%まで下がったことは記事にしなかったか、或いは検索に出て来ないくらい目立たなかった。26.7%まで下がったことを無視して「5.7P上昇」と題を付けることは極めて不適切だ。普通だったら
安倍内閣の支持率、あいかはらず低迷、指示しない人は50.6%
とつける。記事は続いて
加計学園の問題をめぐる柳瀬元首相秘書官の参考人招致での説明については、納得できないが78.4%に達した。
一方、国会審議に何を期待するかは加計学園問題などの徹底解明は27.2%にとどまり、働き方改革や国際情勢などの実質審議が63.4%に上った。
柳瀬の国会発言に納得できないが78.4%。これは当然だ。ところが「加計学園問題などの徹底解明は27.2%」をさりげなく入れることで、野党を別の方向に誘導しようとする。野党と自民党非安倍側各派はこんなものに騙されてはいけない。
五月二十二日(火)
公明党の山口さんが政府与党連絡会議の後で会見した。全体では問題はなくロイターによると
「ある調査によれば、不支持率の方が(支持率より)高い状況もあり、脆弱な支持率との点もよく受け止めなければならない」と分析。森友・加計問題などを念頭に「政府がしっかり立て直し策を誠実に作り上げ、与党として政治の信頼を取り戻せるよう政府を正しくリードしていくことが重要」と強調した。
一つ気になるところがある。
森友・加計問題などへの対応について、疑惑の解明は「事実の袋小路に入り込んだままでは建設的な議論にならない」と述べ、野党側の追及姿勢をけん制した。
袋小路に入ったのは、参考人が本当のことを云はないからだ。あとは証人喚問すべきだ。例へば殺人事件の捜査が袋小路に入ったとする。「袋小路だから捜査はもうやめよう」とは絶対にならない。捜査員を増やすはずだ。同じやうに、安倍への追及と証人喚問の要求をどんどん続けるべきだ。(完)
「マスコミの横暴を許すな89」へ
「マスコミの横暴を許すな91」へ
前、(その百二十)へ
(その百二十二)へ
メニューへ戻る
前へ
次へ