千百四十三(その百二十二) 安倍絶体絶命、加計学園は獣医学部を閉鎖すべきだ
平成三十戊戌
五月二十三日(水)
新たな文書が出てきた。安倍が2015年2月に加計学園理事長なる男と面会し、「獣医大学はいいね」と発言した。これで安倍の嘘は確定した。安倍は官邸の訪問記録を調べたが確認できなかったと云ふ。これだけ聞くと来なかったのかと思ってしまふが、官房長官は別の会見で記録は破棄されたと発表した。つまり確認できなかったとは記録が無かったと云ふことだ。ここでも限りなく嘘に近いことを言った。
野党からは「これで詰んだ」「虚偽答弁を繰り返してきた疑ひが強まった」「進退が問はれる重大な局面」などの発言があった。
五月二十四日(木)
小沢一郎さんが良い事を言った。朝日新聞デジタルによると
審議拒否っちゅうから、すぐみんなビクビクしちゃうんだけども、審議拒否じゃない。向こう(安倍政権)は事実を隠して、何も関係ないような顔して過ごそうと思っているわけだから。そんなウソばっかりついているやつとは議論が成り立たないんだから。(中略)何もビビることないんですよ。
政権を倒したことが2度あったけども、その間でもいろいろ院内闘争もやりましたよ。別にそれによって批判を受けてダメになったかっちゅうと、結果はそうじゃない。いまだと、何となく野党の存在がなくて、あるいは野党もそれを了として審議がずっと進んでいるみたいな話しか伝わらないでしょ。(中略)権力闘争だからね、この政権の争奪っちゅうのは。だから、そこはきちんと国民にわかるような闘争の仕方をしないとダメ。私はそう思います。(記者会見で)
そのとほりだ。相手が本当のことを云はないときや、証人喚問を拒否するときは、どんどん審議拒否すべきだ。先の見えない審議拒否は国民が飽きる。先の見える審議拒否は国民が大歓迎をする。
五月二十五日(金)
財務省が、森友文書の破棄を指示してゐたことが明らかになった。そして破棄したはずの文書から安倍夫人の名前がたくさん出てきたことも明らかになった。さて財務省は佐川さんが前回の証人喚問で、刑事訴追の虞があるとして証言をかなり拒んだ。その後、不起訴となったので改めて佐川さんを呼び、今回の件を含めて改めて証言させるべきだ。
五月二十六日(土)
President Onlineに、見出しが
これだけウソを並べる政権が戦後あったか
第2見出しが
加計新文書でわかる安倍首相のウソ
と題するジャーナリスト沙鴎一歩さんの記事が載った。記事は最後に
日経社説は最後にこう主張する。
「加計問題が国会で取り上げられてすでに1年以上たつが、特区認定が公平だったのかどうかの疑念は晴れていない。与野党は当事者に事実を確かめ、行政のゆがみを正していく責任がある」
なぜ、1年以上も国会で審議されたというのに疑惑が晴れないのか。それは安倍政権が虚偽の答弁を繰り返しているからだ。
国会でウソをいうことは、国民にウソをつくことである。安倍政権は安倍首相をはじめ閣僚みなが、国民を愚弄している。怒り心頭に発す。いまこそ、国民が怒りを爆発させるときだ。
これだけウソを並べ立てる政権も珍しい。戦後、こんな政権があっただろうか。
五月二十七日(日)
愛媛県職員、安倍、加計学園職員、三人のうち誰かが嘘をついた。まづ愛媛県職員は嘘をつく理由がない。そのため加計学園が苦肉の策に出た。朝日新聞デジタルによると
学校法人「加計(かけ)学園」は26日、(中略)コメントを発表した。当時の担当者に記憶の範囲で確認したとし、「実際にはなかった総理と理事長の面会を引き合いに出し、県と市に誤った情報を与えてしまったように思うとの事でした」としている。
愛媛県は文書だ。加計学園職員は「誤った情報を与えてしまったように思う」と述べただけだ。否、本人が言ったかどうかさへ判らない。どちらが正しいかは一目瞭然だ。
安倍が嘘をついたなら特区は廃止し加計学園の獣医学部も廃止すべきだ。加計学園職員が嘘をついたたなら、加計学園は責任をとり獣医学部を廃止すべきだ。1年生だけ卒業するまで面倒をみて、来年以降募集をしない方法もある。どちらにせよ獣医学部の廃止は免れない。「嘘をつきましたが獣医学部は続けます」は許されない。(完)
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