九百十三 日教組と、ニセ労組シロアリ連合と、ニセ政党シロアリ民主党を撲滅しよう

平成二十八年丙申
十二月二日(金) 淫乱先生
かつて日教組は総評の有力単産だったが、ニセ労組シロアリ連合に加盟してから悪くなった。そしてつひに日教組の委員長が池袋のラブホテルにホステスと入ったことを週刊誌に報道され辞任するに至った。しかもW不倫ださうだ。日教組の撲滅は急務だ。今後、日教組に加盟する教師がゐるときは、すべての保護者とPTA関係者は、淫乱委員長の組織からなぜ脱退しないのか、このままではあなたも淫乱先生と呼ばれますよ、と指摘してあげようではないか。それでも脱退しないときは校長に抗議し、担任から外してもらはう。

十二月三日(土) 平垣宮之原論争
日教組と云ふと、平垣宮之原論争を思ひ出す。どのやうな内容なのかは知らないが、社会党の森戸稲村論争のやうなものだらうと思ってきた。私は稲村氏を支持するが、内容を精査すると森戸氏に近い。それにも関はらず稲村氏を支持するのは、森戸氏の親西洋路線に反対してのことだ。
日教組に限らず公務員組合はかつて総資本対総労働の総評傘下だったから、反政府の言辞も国民から許容された。総資本対総労働を放棄し反政府の言辞を吐くことは社会破壊であり、拝西洋であり、国民の生活と精神の安定を破壊する。

十二月七日(水) 或る専門学校の消滅
二十七年前に私は池袋の情報処理専門学校の教師に転職した。このときは職員が十数名の小さな学校だったが、山手線車内への派手な広告などで急成長し、あっと云ふ間に百人くらいの大組織になった。校舎も東池袋の他に大塚にも出来た。東京都は別校舎の専門学校を認可しないから形式的には別の学校名になったが組織は一体だった。
私が就職した翌年、早くも私を含む三名の教員が退職勧奨を受けた。教員をグループ化し、学生の情報処理試験合格者数を競争させるのだが私の所属するグループは人数が極端に悪かった。それはグループ長の責任で、現に私が担任を務めるクラスは合格者数が多かった。ただし私は情報処理試験のためだけに二年間授業を行ふのでは優秀な学生は育たないと主張したことはあった。意見は述べたが学校の方針には従った。それなのにグループ長が私の発言に責任をなすり付けた。この男は校長の旧友なので副校長に次ぐ権限を持ってゐたが不手際を繰り返すので、私が退職した翌年だったか役職を解任されその後退職した。
退職勧奨を受けたとき私以外の二人は一年契約の専任講師だったので退職したが、私は正規雇用の教職員なので総評全国一般東京地本北部地域支部千代田学園分会Iさんの指導で、東京都の学事課に学校の違法部分を通告した。これは大いに効いた。このころこの専門学校は急成長を続けて、更にもう一校、西池袋の立教大学のそばに設立する予定で校舎を改築し椅子、机なども搬入した。ところが東京都から認可されなかった。理由は違法なことが学事課に漏れたとのことだった。
その数年後、二つの専門学校は倒産した。私は三校目を阻止しただけで倒産にはまったく関係しない。しかし三校目を阻止したことで理事長と校長の仲が悪くなり、校長が多額のカネをごまかし解雇されたことが原因だから、私が引き金を引いたのは事実だった。

十二月八日(木) 今の会社との相違
私が今ゐる会社もかつては人間の使ひ捨てがひどかった。入社時の私の上司は元大阪事業所長で東京に転勤の後は取締役事業部長だったが翌年退職し、新しい大阪事業所長も数年後に退職し、私の上司となった部長と事業部長と事業所長も退職し、別の部署の部長や事業所長も退職が相次いだ。(因みに十年ほど前から使ひ捨てが改善され、今では明るい職場になった)
私にも退職勧奨が掛かったので、全労協全国一般東京労組(総評解散後に北部地域支部が改称)に所属する或る労組に相談した。(実はこのときこの労組は東京労組を脱退しニセ労組シロアリ連合に加盟した後だったが、それを知らずうっかり加入した)
このときはなぜ倒産騒ぎにならなかったかと云へば、真面目な職場だった。専門学校のときは、数名の幹部教員なのだが校長の旧友と云ふことで新人教員を売春に連れて行ったり、好き勝手なことばかりをした。しかしこれはまだ許せる。彼らと関はらなければ済むことだ。
許し難いのは、校長が女子学生と卒業後に関係を持ち「在校中は女子学生に手を付けるなよ」と発言したことだ(前の専門学校教師のときかは不明)。女子学生のご両親は娘の真面目な将来を期待して入学させたはずだ。それを卒業後とは云へ、そんなことをする教育者は許し難い。
人の上に立つ人間は道徳的でなければいけない。上が不道徳だとその組織は予想より早く崩壊する。

十二月九日(金) 民間と公務員の相違
民間は従業員にも事業意識がある。これは雇用の流動が少ない日本に特有の現象かも知れない。古くは食ふのに精一杯で収入を増やすためと云ふ意識が生じたのかも知れない。そのため民間と公務員では意識に大きな差を生じる。民間は事業意識、公務員は消費意識とも云へる。総評が解体したのも、民間のこの意識の差が原因だった。
だから公務員組合は民間が賛同できるやうな社会主義意識を持たないといけない。ところがニセ労組シロアリ連合に加盟したあとの公務員組合は既得権の維持と国民の意識とはかけ離れた主張を繰り返す。例へば公務員組合は他に主張することがないから男女平等を口にする。しかし男女平等どころか男間、女間の平等さへ不可能だ。民間では派閥や不透明人事や取引先(子会社の場合は親会社)からの天下り、社長に嫌われたら退職勧奨や冷遇など矛盾だらけだ。それが嫌なら自営すべきで、平等とは独立時の平等だ。公務員組合はそのことが判らないから、口先だけで平等を叫ぶ。

十二月十一日(日) 大企業は限りなく公務員に近い
大企業で人減らし阻止闘争が必要なところはほとんどない。実際にはあるのだが個別紛争は労組では扱はないと奇妙な言ひ逃れをしたり、個別ではなく集団の人減らしの場合でも退職割増金で誤魔化すことが多い。つまり大企業には人減らし阻止闘争がまったくない。これだと意識が限りなく公務員に近い。つまり連合にはまともな民間労組が無いといってもよい。

十二月十二日(月) 情報処理試験合格者数が多かった理由
この専門学校は山手線車内への「情報処理試験合格者何十名」と云ふ派手な広告で、あっと云ふ間に東京でも四番目くらいに大きな専門学校(その後、千代田学園が倒産したから今なら三番目くらいか)になった。情報処理試験合格者数が多かったのは、授業内容が高度だったからではない。授業内容を下げたからだ。早い学生だと入学半年後に情報処理試験に合格する。科目名は一年と二年で異なるが、情報処理試験と云ふ目標に沿ったものだし、演習だとかの科目は情報処理試験対策だ。だから1年の前半で合格するとあとの二年半は退屈な授業になる。
ところがそのやうに主張する学生は私の知る限り一人だけだった。グループ制なので私の知る合格者は二十人くらいだ。二十人に一人はこのやうに感じる。しかしあとの合格者はそれなりに満足した。

十二月十六日(金) 日本の教育の問題点
予備校や私立の進学高校で何々大学合格者何名と云ふのを見ると、授業内容を下げたから合格者が多いのだらうと予想する。授業内容を下げたで悪ければ、入試技術に特化した授業でもよい。今まではそれが学力向上に役立つと世間から信じられてゐた。しかし近年は世論の単一論調が目立つ。
消費税増税が典型だ。増税を言ひ出したのは菅や野田と云った馬鹿な連中だが、議員もマスコミも右に倣へで賛成する。日本の教育は去勢と西洋猿真似にしかならない。中学と高校が予備校化したからだ。

十二月十七日(土) 日教組はゆとり教育を主張してはいけない
千葉大学と東京大学の学生が強姦や猥褻で逮捕された。日本の教育は根本から間違ってゐると気づかなくてはいけない。しかしだからと云って日教組はゆとり教育を主張してはいけない。それでは目標が無くなってしまふ。民間は下手をすれば倒産する緊張感がある。大企業はそれの無いところも多いが、出世競争といふ緊張感がある。公務員は倒産と出世競争がないから、ゆとり教育なんて主張したらダメ教員の集まりになってしまふ。と云ふより今回の日教組委員長不倫報道で、ダメ教員の集団だったことが世間に判ってしまった。

十二月十九日(月) 連合の単産幹部のスキャンダルは三回目
私の記憶だけでも、ニセ労組シロアリ連合に加盟する単産で、会長(委員長)や事務局長(書記長)の女性スキャンダルは三件ある。自動車総連と全国ユニオンと日教組だ。執行委員や代議員まで範囲を広げれば大変な数になるだらう。自治労の金銭スキャンダルもあった。
かつて労働組合の規約には使用者側から不当労働行為を受けたり警察に逮捕された場合の救済規定があった。今は無いか、在っても数十年死文化したかどちらかだ。ニセ労組だからこんなことになる。そしてスキャンダルが続出する。ニセ労組シロアリ連合に加盟する組合員のほとんどはユニオンショップだ。或いは組合費天引きだ。こんな制度があるからニセ労組が出てくる。ニセ労組シロアリ連合の解体は日本の経済と社会にとって急務だ。(完)


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