六百十六、スーパーグローバル大学事業は欺瞞だ、税金の無駄遣ひを阻止しよう
平成二十六甲午
九月二十六日(金)
目立たぬよう二番目に入れる
文部科学省が「スーパーグローバル大学創成支援事業」なるものを発表した。見た瞬間に欺瞞だと判つた。
それは「トップ型」に十三校、これはよいとして目立たないように「グローバル化けん引型」に二十四校。これが
欺瞞である。グローバル化けん引とは何か。船橋洋一の英語公用語に始まつた一連の騒ぎの再来である。
あのとき、船橋洋一が「英語公用語」といふ駄本を出版した。次に首相私的懇談会が英語第二公用語を発表
した。このとき船橋も懇談会の一員だつた。その後、世論が芳しくないと判るや船橋は「英語は第二公用語です。
第一公用語は日本語だと法律に明記します」と欺瞞を述べた。なぜ欺瞞かといへば、ご本人は英語公用語を主張
してきたからである。それでも世論が逆風だと見るや英語第二公用語は引っ込めて、小学校で英語だの大学で授業を
英語だのと次々に出てきた。
どれもまづ文部科学省なり政府の高官が発表するやマスコミが大々的に取り上げ世論調査だの学者の誰が賛成した
だのどこの大学が検討を始めただのと次々に発表する。それでも芳しくなく今日を迎へた。そこにまた「グローバル化
けん引型」である。十五年間に亘り手を変へ品を変へ同じことを繰り返す。日本の上層部にはアメリカの属国に
なりたい連中が紛れ込んでゐるのだらう。世界水準で見ればアメリカのスパイである。
九月二十七日(土)
副目的から主目的が見えてしまふ
「グローバル化けん引型」の大学名を見ると、創価大などアジアを重視する可能性のある大学も多少は含まれてゐる。
しかしグローバルと言つてしまふと英語に引き込まれる。アジアを重視するといふ副目的を見せながら真の目的は
英語による属国化促進であらう。
もう一つある。創価大を入れることで公明党を共同自衛権で賛成させ、沖縄県連に辺野古賛成を説得させるといふ主目的
である。これは国際基督教大、上智大を入れることでいかにも特定の宗教団体を優遇した訳ではないように見せかけた
ことでばれてしまふ。
十月一日(水)
英語帝国主義
日本における英語帝国主義者で最も悪質なのが反社会反日(自称、朝日)新聞元主筆の船橋洋一、二番目が
中嶋嶺雄である。秋田県にミネソタ州が大学の分校を作つた。しかし不人気で撤退した。
それを秋田県が買収し国際教養大学に改変して拝米反中の中嶋を学長にした。一部の偏向マスコミがやたらと取り上げたが
卒業生が活躍したといふ話は聞かない。それなのに今回グローバル化けん引型に指定した。これでグローバル化けん引型の
悪質な企みが明らかになつた。道徳教育を云々する文部科学省がこんな非道徳なことをしてよいのか。
十月七日(火)
社会破壊新聞と変らない姑息な発表の仕方
それにしても今回の発表は悪質である。まるで社会破壊反日(自称朝日)新聞の発表と変らない。
都合の悪いことを目立たないように二番目に入れて、一番目は違ふことをいふ。社会破壊新聞新聞の場合の福島原発は大した問題
ではない。いはば過失である。従軍慰安婦は故意だから重大である。過失致死を一番目、殺人を二番目に入れて誤魔化す。それと
同じである。
それにしても消費税増税のときは財政危機を煽りながら、こんなくだらぬことに税金を使つてよいのか。消費税を５％に戻し、スーパー
グローバルを取りやめ、文部科学省を廃止し、公務員の給料の民間準拠の計算には非正規も含め、議員の給料は最低賃金と平均給料
の中間にして秘書は廃止し通信費その他のネコババ経費は廃止する。これで十分帳尻は合ふ。
十月十一日(土)
西洋と同じ基準では駄目だ
西洋と同じ競争をやつては西洋に巻き込まれてしまふ。日本或いはアジアの新しい基準を作り、毎年結果を発表すべきだ。西洋の発表した
順位で一位になつても国内ではほとんど役に立たない。(完)
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