六百十九、今こそ社会破戒反日(自称朝日)新聞を倒産させ、左翼崩れは左翼に戻れ

平成二十六甲午
十月五日(日) 社会破壊反日(自称朝日)新聞の大罪
社会破壊反日(自称朝日)新聞の最悪の大罪は従軍慰安婦の嘘を大々的に報道してきたことだ。だからそのことを少しでも 薄めようと、福島原発事故といつしよに発表した。実に姑息な手段である。
吉田 清治をインターネットで調べると、
・本名は吉田雄兎、(中略)出身校の卒業時の名簿(卒業名簿)では当該人物は死亡とされている
・職歴の詐称を行っていることが明らかとなっている
・慰安婦強制連行の日本側唯一の証言者であり、(中略)後に日本と韓国の追跡調査から創作であることが判明。1995年には 本人も慰安婦狩りが創作であったことを認めた。
・1983年以降、吉田証言を16回にわたって記事にしてきた朝日新聞は長らく訂正を行ってこなかったが、2014年8月5日に 漸く虚偽と判断して、すべての記事を取り消した
・朝日新聞が記事を取り消したことで社会的に吉田証言を史実とみなす向きはなくなったが、しかしこの間、吉田の証言は 国連クマラスワミ報告(1996年)やアメリカ合衆国下院121号決議(2007年)などの事実認定でも有力な証拠として用いられている。
・アヘン密輸にも絡み入獄したこともあり、秦郁彦は「職業的詐話師」と指弾している。

これだけの大罪を放置してきた社会破戒反日(自称朝日)新聞社の責任は重大である。倒産が相応である。

十月十一日(土) 左翼と左翼崩れの違ひ
偶然坪内隆彦著「岡倉天心の思想探訪」(その二)に取り上げたが、戦後に左翼が強かつたのは 民族独立とアジア主義を掲げたからであつた。だから
今日、民族運動というものは新しい形で発生する 条件が相当成熟していると思います。その条件を巧に逆用しているのが左翼陣営だと思うんです。占領中、真先きに”民族独立”を唱えたのは、 共産党だったし、最近だつて”愛国と正義”という立場を彼等は使っているわけです。そして逆に岸さんや、保守党を”売国奴”と呼ぶことに よって純真な青年や学生を引つけているわけです。

といふ現象になつた。ところがソ連ではフルシチョフによるスターリン批判が中途半端で終つた。その後は中国に人気が集まつたが文化大革命 の失敗で人気は醒め、連合赤軍事件やカンボジアの大虐殺、最後はソ連の解体でとどめを刺された。左翼は民族解放とアジア主義を保てば よいのに反日拝米の左翼崩れになつてしまつた。反日(自称朝日)新聞の影響は大きい。ここで左翼と左翼崩れの違ひをまとめてみよう。併せて 未来の左翼は何を目指すべきかも挙げた。
民族独立アメリカの評価現在の民主主義経済
昭和六十年までの左翼民族独立米帝国主義は人類の敵である(佐々木更三)ブルジョア民主主義として批判社会主義として共同生産
現在の左翼崩れ民族は排他の原因だから西洋化し統合する米国は民主主義の手本として賞賛現在の民主主義を賞賛地球滅亡と引き換への豊かさを賞賛
未来の左翼世代間文化の引き継ぎ先住民と野生生物の土地を奪ひ定常状態に達してゐない不完全な民主主義として批判自然経済を中心に一部を福祉としての共同生産


十月十二日(日) 自然経済とは
旧ソ連や中国の社会主義は、資本主義に大きく水をあけられた。その理由は資本主義が自然資源を消費する永続不可能な仕組みだからだ。 江戸時代までの完全循環社会に戻せば、社会主義のほうが有利になる(かも知れない)。括弧付きの理由は(1)官僚化をどう防ぐか、(2)個人 の工夫がないと経済は縮小再生産に陥る。
(1)についてマルクスは仕事のローテーションで防ごうとした。党委員長が翌年は工場労働者になり、国家主席は農業に従事する。しかし旧ソ連は これをやらなかつたからスターリンの粛清が起きたし中国は文化大革命が起きた。(2)については単純な共同化は駄目である。資本主義の矛盾を 解消することが社会主義の目的なのだから、個人経営でできることは個人経営に任せ、人を雇用する場合は労働組合の労働者供給事業から供給 を受ける。そのとき労働者が階層にならないよう雇用は十人以下に限定する。社会主義は失業者の救済を兼ねる。これだと大規模の事業が生まれ にくいが、完全循環社会に戻せば、大規模事業は不要になる。
自然経済にしない限り人類は滅びる。未来の左翼はこの路線に立つべきだ。

十月十九日(日) 世の中は進歩するか
私はこれまで、世の中は進歩すると人間がいふべきではないとする立場を採つてきた。だから封建主義から資本主義に進歩したので更に社会 主義に進歩させようとするのは間違つてゐて、資本主義は問題が多いのでその補正として社会主義があるといふ立場である。それなら封建主義 はよい制度なのかと言はれさうだが、封建主義は反貴族政治の堕落したものである。反貴族政治とは地頭の地位は一代限りである。或いは 相続した場合は半分を相続税とする。これでもよい。

世の中が進歩するといふべきではないとの立場とは別に、世の中は進歩するとする立場もあり、これも正しい。封建主義が資本主義に進歩 した最初のうちは正しかつたがすぐ堕落して労働者の生活は悲惨なものになつた。だから更に進歩させて社会主義を目指すといふものである。 ところが社会主義もすぐ堕落する。そして資本主義は化石燃料の大量消費で永続不可能の悪魔の世代に堕落し、これが逆に我々とその次の 世代あたりまでは生活を豊かにした。
そこまで気が付けばどちらの思想でもよい。ところが左翼崩れと呼ばれる人たちは自由だ民主主義だと叫んで従来のものを破壊する。長い伝統 が今でも残るには理由がある。それが既得権派の利害なら破壊すべきだ。別の理由なら保存もしくは改良すべきだ。左翼崩れ或いはリベラルを 自称する連中はそこが判らない。(完)


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