五百四十九、社会民主主義はどこが間違つてゐるか(ゴミ溜め社会党の後継を撲滅しよう)


平成二十六甲午
三月七日(金)「社会民主主義」
社会民主主義は本来は西洋に於いて社会主義を目指しながら議会で少しづつ社会主義に近付ける主張であつた。ところが一旦議員になると既得権を生じる。内心は現状を維持したいくせに革新のふりをする。かういふ醜い連中が続々と現れる。
日本に於いては昭和五十年辺りから社会党は社会主義を目指さなくなつた。それなのに議員でゐたいために建前だけ社会主義を掲げる醜いゴミ溜めのような連中が現れた。その成りの果てがシロアリ民主党と社会民主党である。

三月九日(日)「社会民主党」
かつて日本社会党といふ政党があつた。まづ右派が分裂し民社党になつた。左派から江田派といふ拝西洋派が出てきた。江田派は新聞などは右派と呼んだが正確には変成左派である。これ以外に議員で居たいため中間を装つた連中も居た。変成左派が今のシロアリ民主党だし中間派が社民党である。
社民党は消費税増税が可決された直後に福島みずほ党首(当時)が護憲、護憲と叫ぶのでこの女は国民のことはまつたく考へて居ないと判つた。それだけならまだしも裏切り女の辻元清美といつしよに護憲の団体だかを作りいつしよに記者会見まで行つた。辻元は消費税増税に賛成した。そんな女といつしよに活動して何とも思はないのか。社民党の増税反対は口先だけだつた。

三月十五日(土)「変質した護憲」
辻元清美が拝米新自由主義学者の小林節氏に講演させた。小林氏は三十年間、自民党の勉強会で指南役を務め、自衛軍や新しい人権の規定を唱える改憲論者である(四百二十二、拝米新自由主義者どもがつひに馬脚を現はしたへ)。このとき辻元といつしよに記者会見したのが福島みずほである。
「四百二十二、拝米新自由主義者どもがつひに馬脚を現はした」を見ると当ホームページでもおなじみの山口二郎氏まで関係してゐる。山口氏は何しろ安保反対運動を、A級戦犯の岸氏が首相だつたからだと歴史を捻じ曲げた人である。A級戦犯は戦勝国側が勝手に設定したものであり、もちろん東條英機などはそれ相応の重罪に値するがそれは日本が独自に認定すべきであり戦勝国が勝手に設定したものを流用してよいはずがない。だからA級戦犯にも遺族年金が支給される法案には日本共産党も賛成した。当時の事情を知ればそれが正当である。
そのような時代背景で護憲を主張することは意味があつた。ところが最近は拝米を叫びたい連中が社会や文化を破壊する目的で護憲を叫んでゐる。さうである以上、この際は人類史上最悪の戦争犯罪人トルーマンとマッカーサの押しつけたゴミ憲法は改正したほうがよい。
勿論かつての社会党のように、安保条約破棄とともに、また佐々木委員長の「米帝国主義は人類の敵である」といふ発言とともに護憲を主張するのであれば護憲に大賛成である。

三月十六日(日)「護憲のもう一つの理由」
社会党は各派の醜い集合体だから妥協点として護憲が出たとも言へる。ソ連型(社会主義協会)や中国型(佐々木派)の社会主義を目指す派がある以上、通常選挙と議会の維持はして貰はないと困るといふ訳である。
平和運動の護憲(この場合の護憲は改憲するなといふのではなく政府は憲法に従へといふ意味と、政府側が対抗措置として改憲するのは駄目だといふもの)と、各派妥協の産物として守旧憲としての護憲がある。ここに議員といふシロアリ勢力にゐることに味を占めたゴミ溜め議員どもが護憲で議員を維持しようとし始めた。それでも社会党時代は安保条約廃棄と自衛隊違憲だつたからまだ整合性はとれた。
しかしそれでは絶対に多数派にはなれない。公務員と大企業労組はそれでもよいが中小と未組織労働者はそれでは困る。困るのに未だにシロアリ民主党に残存する連中と社民党はそのことに気が付かない。そろそろ労働者はリベラル主敵論を主張すべきだ。スターリンは社民主敵論だつたがそんなことを言つてはいけない。社民党は今ではまつたく影響力がない。拝米新自由主義と文化破壊売国勢力をも含むリベラル主敵論こそ威力がある。

三月十七日(月)「横路はシロアリ党内の改憲勢力にはなぜ反対せぬ」
旧社会党は拝米改憲勢力の野田派前原派と合流しシロアリ民主党(当時は民主党)になつた。横路は昨年護憲を叫んだがなぜ野田や前原と組むときに叫ばなかつたのか。それでは小林節氏と組む裏切り女と変らない。拝米の改憲はよいが日本独自の改憲は駄目だといふとんでもない被植民地主義者である。
その裏切り女と組んだのが福島みずほである。社民党は消費税反対のはずなのに、公務員組合などの圧力で口先だけで誤魔化した。しかしそれだと社民党は何も国民に訴へるものがないから護憲だの死刑廃止だの同性愛だのと国民が不快に思ふことばかりを羅列する。彼らは自分だけ議員でゐられれば中小や未組織労働者や失業者や個人経営はどうなつてもよいといふ実に悪質な連中である。

三月十九日(水)「村山富市」
村山富一は許し難い政治屋である。菅と野田による消費税騒動のさなかに週刊誌で5%に増税したことは正しいと発言した。あの時期にそのやうな発言をしては駄目である。
村山は最近になつて社民党のシロアリ民主党への合流も発言した。といふことは消費税増税にはまつたく関心がないといふことだ。福島みずほと同じである。そもそも村山は自民党の森と組んで小沢一郎が主導した反自民非共産政権を崩壊させた。終戦直後の一時期を除き反自民政権は細川政権、羽田政権が始めてだから画期的なことだつた。村山は羽田政権を潰して自民党長期政権に戻すといふ大罪を犯した。野党第一党だつた社会党を公明党より少数にしたのも村山の責任である。
社民党が復活する方法はまづ村山を除名にすることだ。村山も自分が原因で解党した社会党が復活するのだからもし本当に社会主義を考えてゐたのなら喜ぶはずだ。どちらになるか除名して国民の関心を集めよう。(完)


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