四百七十一、護憲利権(その二)横路孝弘批判


平成25年
八月二十日(火)「批判対象を社民党からシロアリ民主党へ」
前に護憲利権を叩かうとしたことがある。このときは社民党の福島党首(当時)が主な対象だつた。しかし党首を辞任したため円満に収めた。福島議員にはいつか再び党首に戻つてほしいが、これはお世辞ではない。人には適材適所がある。社民党のように村山富市の裏切りを払拭できず今でも消滅に向ふときは違ふタイプを党首にすべきだ。しかし漸進的な上昇に移つたときさういふ人を党首にしておくと必ず事件を起こす。といふよりマスコミが強引に事件をでつち上げる。そのときに福島新党首が現れれば上昇志向を維持できる。
といふことで今回はシロアリ民主党に焦点を絞り護憲利権を追求することにしよう。

八月二十一日(水)「消費税増税で何が護憲だ」
横路孝弘など旧社会党から民主党に移り、消費税増税騒ぎのときにシロアリ民主党に残留した連中は許し難い。消費税増税に賛成しておいて護憲を叫ぶ。憲法とは独立国の基本法令である。日本は独立国とは言へないからそもそも護憲も何もない。国の独立が第一である。
私は消費税については中曽根康弘が公約に違反して導入を図つたときから反対である。当時私は独身貴族だつたから、お金には十分余裕があつた。それでも反対だつた。収入の少ない人ほど負担が重いからだ。これは当時の多くの日本人に共通だつた。素朴な感情として消費税に反対する。これが正しい。

八月二十二日(木)「横路孝弘訪中」
今回の「護憲利権(その二)横路孝弘批判」を始めるきつかけは横路孝弘が訪中するといふニユースである。鳩山政権とその後の菅・野田政権は同じ政党とはいへない。内容が正反対である。中国についても鳩山時代は国会議員が多数訪中し親善を深めたが、菅政権になるや前原がロシア、中国、韓国との関係をすべて破壊した。ロシアでは帝政ロシア時代を含めてなかつた元首の北方領土上陸をもたらした。
中国も同じで前原は強硬に出れば相手はおとなしく引き下がると思つたようだが相手だつて強硬になる。そんな事は当たり前だ。枝野に至つては中国に進出した企業は自己責任だと暴言を吐いた。そのとき横路は何か日中の親善に役立つことをしたのか。今になつてのこのこ訪中するとは呆れた男である。中国も横路と会ふのは時間の無駄だし、日本国内の消費税増税問題を誤魔化すおそれがある。こんな男は適当にあしらつたほうがよい。

八月二十三日(金)「横路孝弘はホーチミンを見習へ」
国の独立こそ第一である。その次に普通選挙や経済の活動がある。隣国との親善もある。ホーチミンの時代は帝国主義に反対する勢力はソ連だけだつた。イギリス、フランスは広大な植民地を持つてゐたしアメリカは植民地そのものである。その後米ソの冷戦に巻き込まれ大変なことになつたが、あの当時ソ連と組むしか方法はなかつた。戦前に孫文も同じことを行つたがそれも当然のことだつた。
横路孝弘は自分の議席のことばかり考へずホーチミンを見習へ。今は人類史上最悪の戦争犯罪人マッカーサが押し付けたゴミ憲法を改正するときだ。

八月二十五日(日)「今の世の中は良いのか悪いのか」
かつてはすべての政党が今の世の中は悪いと考へた。だから自民党は憲法改正を主張したし、社会党、民社党、共産党は社会主義、民主社会主義、共産主義と違ひはあつても社会主義を主張した。しかし高度経済成長とバブルが国民の心を狂はせた。
バブルが崩壊した後も国会議員の中で国民のことを考へない連中は現状がよいと勘違ひし、ゴケン、ゴケンと叫ぶ。やつらは歳費さへもらへば満足なのだ。朝日新聞や小型朝日、新聞失格東京パンフレツトも競争のない業界だから今を変へたくない。だからゴケン、ゴケンと叫ぶ。

八月二十六日(月)「憲法第九条以外は争点ではない」
かつてアメリカの押し付けで警察予備隊が発足し自衛隊に発展した。この時点で憲法を守れと主張するのが護憲だし、政府が憲法改正を考へ出すと憲法改正反対を主張するのも立派な護憲運動である。
ところが社会党解体後にゴケンを叫ぶ連中は、単なる拝米である。かつての社会主義といふ目標が消へたから代りに進歩的なもの西洋のものは何でもよいとばかりアメリカの猿真似をしてマッカーサの押し付けた憲法をありがたがる。
彼らは人権が大切だといふ。しかし人権は憲法に書かれたから大切なのではなく国民の日常の伝統文化から生じなくてはいけない。例へば仕事がなく生活できないのでは大変だといふ国民の感情から生活保護は発生しなくてはいけないのに、憲法に文化的生活が書いてあるからカネを払へ。これが朝日や新聞失格パンフレツトの書き方である。国民感情に寄らないから最低賃金より高いのはおかしい働かないのにおかしいといふ議論になる。
大正以前に生まれた人はよく「お天道様が見てゐる」といふ言ひ方をした。昭和の戦前生まれの人は世の中は共同体といふ意識があつた。かういふ意識がないと憲法に何を書いても空文である。(七月二十六日(金)「『憲法をくらしに生かす』は偽善だ」へ)
今の世の中がよいと思ふ人は政治家になるな。政治は下りのエスカレータと同じである。利権が絡むから何もしないと既得権だらけになる。嘘つき政治屋による消費税増税はまさに憲法の欠陥である。

八月二十七日(火)「自民党のほうが国民のことを考へてゐる」
来春から高校授業料無償化に900万円の所得制限が設けられることになつた。税金は必要なところに使はなくてはいけない。900万円の人に授業料を無償化しても本人にもそれほど有難みはないだらう。自民党は当初700万円を考へたさうだ。700万円のほうがよかつた。シロアリ民主党は一般の国民とは無縁の「中の上」または「上の下」だけに偏つた政党だとよくわかる。かういふ政党を存続させると大変なことになる。(完)


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