二千五百四十一(うた)日本酒購入記
甲辰(西洋未開人歴2024)年
十一月五日(火)
「赤城山」特別本醸造は価格満足度が高い。なるほどこれが特別本醸造酒の味なのか、と感心した。
前回紹介した「菊正宗 辛口 キクマサ ピン」(やや辛口、淡麗)の次に、「黄桜 呑(どん) 香りアップ」(やや甘口地、やや淡麗)を買った。原材料名に糖類が含まれ、しまったと最初は思った。ところが飲むと、前回の「菊正宗 辛口 キクマサ ピン」と味が変はらない。(やや辛口、淡麗)と(やや甘口地、やや淡麗)の他に、美味い不味いに関係する別の要素があるのだらう。黄桜は、黄麹と白麹の合はせ麹とある。また「花酵母使用」とある。これらが差を打ち消す理由かも知れない。
本日は「松竹梅 天 辛口」(辛口、淡麗)を買った。原材料名に、糖類と酸味料を含むが、気にしなかった。ところが酸っぱく感じる。これまで(辛口、淡麗)が合ふと思って来ただけに、以外だった。とは云へ、濃醇にも慣れてみたいと思ひ始めた矢先なので、その向きへ進めてよかったとの気持ちもある。
辛口と淡麗につき考へが少し変はりて二次元へ あともう一つ自己用に三次元にて清酒楽しむ

反歌  辛口と淡麗のほか切れ味かだが松竹梅これと異なる
反歌  黄桜と菊正宗は共にあり松竹梅に無いもの探す

十一月八日(金)
本日は「松竹梅 天」(やや辛口、やや淡麗)を買った。原材料名には、辛口版と同じく糖類と酸味料を含む。味も辛口版と変はらない。
辛口は、日本酒度が+4、酸度が1.4、アルコール分が15度。本日買った普通版は、日本酒度が+2、酸度が1.3、アルコール分が13度以上14度未満。味はどちらも変はらないので、アルコール度が一割多い辛口が得だ。
以前、利き酒をしてはいけないと書いたことがあった。あれは安い酒の場合で、「菊正宗 辛口 キクマサ ピン」や「黄桜 呑(どん) 香りアップ」のやうな中級には当てはまらない。「松竹梅 天」も中級だから利き酒をしたが、小生には辛口版を含めて合はなかった。
いつもと違ふスーパーを覗いてみた。紙パックの価格帯に更に上がある。中級を一通り試し舌も慣れたら、上級を試してみたい。
日本酒は蔵元により異なるの味があるので試したい 変な名前の系列避ける

反歌  昔から続く酒蔵応援し味と製法名跡守る

十一月十九日(火)
前にも買ったことのあるイオントップバリューの純米酒を買った。味は「菊正宗 辛口 キクマサ ピン」や「黄桜 呑(どん) 香りアップ」と変はらない。値段も変はらないか百円高い程度だ。純米酒をこの値段で販売する努力は尊い。
しかし酒をまとめて購入し、別の会社で紙パックに詰めると、酒蔵が下請けになってしまふ。今後は「菊正宗 辛口 キクマサ ピン」や「黄桜 呑(どん) 香りアップ」が良いかな。
中級で別の銘柄二つは、「松竹梅 天」と同じで糖類と酸味料添加なので、試さないことにした。別のスーパーの、もう少し値段が上の紙パックも試したいが、あのスーパーは混むしカードを作ってゐない。
日本酒は中級辺りがよく似合ふ それより上も飲みたいが店が混むのとカード作らず

反歌  瓶重く紙のパックが便利にて安い酒との印象超える(終)
(11.23追記)先日は、純米酒の味は「菊正宗 辛口 キクマサ ピン」や「黄桜 呑(どん) 香りアップ」と変はらないとしたが、「菊正宗 辛口 キクマサ ピン」と比べると「ピン」のほうがすっきりする。純米酒はアルコール添加が無いので濃醇なのか。

兼「日本酒、その三十三」

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