二千三百九十二(うた)報道を読んで(在日中国人の教育熱)
甲辰(西洋未開人歴2024)年
六月三十日(日)
東洋経済のホームページに
在日中国人の教育熱に「温度差」が出てきたワケ、脱・学歴主義の考えも

が載った。この記事に注目したのは、文京区立の小学校に「3S1K」と呼ばれるものがあるさうだ。「N」が抜けてゐるではないか、と云ふ話ではない。Sの一つは誠(せい)志(し)小学校で、根津小学校の隣の通学区だ。残りの2S1Kが分からない。
もう一つ、「脱・学歴主義の考えも」に注目した。入学試験による選抜は、減点法には有効だが、加点法には無力だ。そのことに気付いたのか。おそらくは違ふ理由だと思ふ。
それでは読み進めよう。
現在、日本に住む中国人は約78万8000人(2023年6月、法務省の統計)に上る。(中略)在日歴が長い中国人と、近年来日したばかりの中国人では、子どもの教育についての考え方にかなり温度差があるのだ。具体的な事例をもとに見ていこう。

で始まる。
「通いたい小学校」を決めてから不動産を購入
東京・文京区に住む40代の中国人女性は20年以上前に来日し、都内にある有名私立大学の修士号を持つエリート。夫も中国人で、都内で会社経営をしている。夫婦には一人娘がいて、文京区内の有名小学校に通っている。中国人の間で「3S1K」と密かに頭文字で呼ばれている、彼らが憧れている学校の1つだ。
「娘をこの学校に入学させるため、私は娘が生まれたときからコツコツ計画を立て、数年前に文京区に引っ越してきました。(中略)娘は日本生まれ、日本育ちなので日本語はネイティブ。成績もつねに上位です」

インターネットで調べて「3S1K」が分かった。誠志のほかに、千駄木、昭和、窪町だ。このうち窪町は分かる。昔の大塚窪町で筑波大やお茶の水女子大の付属高校などが近くにある。
千駄木はまったく理解できない。もともと根津小学校から汐見小学校が分かれた。森鴎外の観潮楼すぐ下だ。もし汐見小学校が下ではなくて横だったら、観潮楼から潮は見えなかった。
ここは駒込千駄木町で、その分家が駒込千駄木林町だ。後に駒込林町になったが、住居表示で再び文京区千駄木に戻った。千駄木小学校は、その出戻りの千駄木だ。根津の分校の分家が入るとは驚きだ。昨年近くで仕事をしたが、この辺りは高校生までの地元だ、と気楽だった。そんなにすごい街に変化したとは知らなかった。
昭和小学校に至っては、学校名さへ知らない。調べると日本医師会館の近くなので、なるほどと思った。すぐ隣の通学区で仕事をしたことがあるが、道路一つ隔てた隣がそんなすごい土地とは知らなかった。
(追記7.05)昭和小学校を知らなかった理由は、文京区本駒込は、駒込曙町、駒込富士前町、駒込上富士前町、駒込吉祥寺町、駒込浅嘉町、駒込動坂町、駒込神明町、小石川駕籠町などから出来た。文京区に昭和の地名は昔も今も無い。

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七月一日(月)
彼らの多くは1990年代後半~2000年代に来日し、現在30~40代。子どもは小学生から中学生くらいで、まさに受験期にある。(中略)今、そのもう1つ上の世代の在日中国人(50~60代)の子ども(20~30代)が日本の大学を卒業し、日本の大手企業に就職、活躍しているが、それに続く世代といっていいだろう。一部は日本国籍を取得して日本名を名乗っていることもある。

ここまでは、人口減の日本にとり、喜ばしい話だ。
一方で、ここ1~2年に来日した中国人は、必ずしも、これまでの在日中国人と同様の考え方を持っている人ばかりではないようだ。
近年来日した富裕層は「日本の有名校」にこだわらない
昨今、ニュースなどでも話題になっているのが富裕層の日本移住だ。2020年から流行した新型コロナウイルスに対して、(中略)ロックダウンなどの厳しい措置や政治リスクを憂慮した富裕層が22年の後半ごろから急速に海外に「潤」(ルン=海外移住、海外逃亡などの意味)し始め、その一部が日本にもやってきているのだ。
彼らは経営管理ビザなどを取得して日本に居を構えており、年齢は30~50代が多い。彼らが従来の在日中国人と大きく異なるのは、日本語が不自由という点だ。2000年代に留学や就職を目的として来日した前述の在日中国人とは異なり、「中国から逃げる」ことが目的のため、もともと日本にはあまり関心がなかったからだ。
こうした富裕層たちは、必ずしも子どもを日本の有名校に進学させたいと考えてはいない。
その理由は、彼ら自身、日本語がほとんどできず、日本事情に疎いということもあるが、それだけではない。22年に来日して1年半になる男性は、2人の子どもを都内のある区立小学校に入学させた。有名校ではなく、自宅の近所にある、ごく普通の学校だ。
一緒に来日した子どもたちも日本語はほとんどできなかったが、小学校が無料で行う日本語の補習授業などを受け、最近ではメキメキと上達し、「飲食店に行くと、子どもが流暢な日本語で料理を注文してくれるので、ホッとしているんです」とうれしそうに話していた。

かう云ふ中国人も、日本は大歓迎だ。
勉強はもちろん大事ですが、まずは日本の生活に慣れて、日本語をしっかり勉強すること。その上で本人が中学受験したいと言うのであれば、すればいいと思っています。だから、普通の学校でいいと考えました」。(中略)中国では「高考」(括弧内略)と呼ばれる大学統一入学試験が非常に有名だが、その受験のために中国の子どもは多大な犠牲を払って受験勉強を行う。「人生を懸けた一発勝負」ともいわれるが、そのために親も子も必死になることに嫌気が差して、子どもを高校から海外の学校に進学させる人も増えている。

これは、昨日指摘した「減点法には有効だが、加点法には無力」が根底にある。一方で
「中国にいるときにインターナショナルスクールに通わせていたので、その延長で、日本でもインターナショナルスクールに通わせ、大学は欧米へ行かせたい」

かう云ふ中国人は、日本の役に立たない。中国で子をインターナショナルスクールに通はせた中国人は要注意だ。親の日本への貢献度と天秤に掛けて、経営管理ビザを発給すべきだ。
欧米に被れた人は日本に不要 日本人外国人を問はずに不要

日本人の欧米かぶれは、NHKの「キックバック」を叫ぶ連中が典型だ。国外追放にはできないので、改心を待つしかない。
NHKキックバックを叫ぶ人電波に乗せて国外追放 ラヂオジャパン
(終)

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