二千三百九十一(うた)上野動物園外伝
甲辰(西洋未開人歴2024)年
六月二十九日(土)
今回の企画は、六月が中旅行一回小旅行三回に留まりさうなことから、考へた。今年に入り一番少ないのは、二月の中旅行三回小旅行一回だ。中旅行を二点、小旅行を一点として、七点。今月は五点だ。そこで、本日行くところを考へた。上野へ行くにしても、点数の為に行きたくはない。
動物園を思ひ立ち、調べると六十五歳以上は半額だ。これで動物園に決まりだが、インターネットで調べると年間パスポートが有る。そこで今後一年間掛けて、上野動物園に詳しくなるぞ、と決意した。
併せて、モノレールの駅がどうなったかも知りたかった。久しぶりにパンダも観たかった。不忍の池も園内から観たかった。想定外だったのは、天気予報は曇りで降水確率が20%。実際は晴れで暑かった。
生まれては十七歳まで根津に住む 動物園のすぐ近く池之端門八百米(メートル)
反歌
池之端七軒町と公園の間に上野動物園前
反歌
動物園停留所前準正門少し北も準正門か
正門は、上野駅から少し歩くし、今から十五年くらい前までは、改札の外に二車線の自動車道があった。今は、左右それぞれ手前で折り返しになった。そんなこともあり、「上野動物園前」停留所の門は準正門みたいなものだった。あと、この門から道路に沿ひ三百米行った右側に、煉瓦作りの門があった。正門とここが煉瓦なのは、本園で古いためだ。停留所前は水上動物園で、新しい。
小学生の時に、夏休み子ども動物教室があり、小生も参加した。開園前なのでここから入るやう指示があった。すぐ左が動物病院なので、ここは職員用の門かも知れないが、小学生の記憶を辿ると来園者が入場する為の、普通の門だったと思ふ。
六月三十日(日)
インターネットで見ると、動物解説員による説明が平日の午前中にある。仕事が終はってからでは間に合はないので、仕事が無い日に参加したい。昭和六十三(1988)年に、多摩動物公園で動物解説員による説明を聴いたことがある。参加者は小生だけだったので、じっくり質問が出来た。今でも一つだけ覚えてゐるのは、草書動物と肉食動物の間に区別は無いと説明があった。なるほど、肉食動物は獲物の腹内の草も食べる。草食動物は虫を食べる。そのときは賛成だった。
今は、少し考へが変はった。その理由は、野良猫はほとんど猫エイズに感染し、その原因は噛むときに伝染する。肉食動物は、基本的に凶暴で、種の差、個体差がある。その差が、肉食、草食を繋ぐとしても、やはり差は大きい。
動物園の入口に、本日の解説はカバ舎の前と、英語版が五重塔前。両方参加しようと思ったが、暑くて水上動物園から本園に戻るのが億劫になり止めた。
東京及びその近隣の六十五歳以上に告ぐ。上野動物園(または多摩動物公園、井之頭自然文化園でも可)の年間パスポートを購入しない者は、非動物だ。もちろん冗談である。非動物なんて、奈良の大仏みたいだ。大人の休日倶楽部ジパングの「六十五歳以上に告ぐ。ジパング倶楽部に入らない者は非国民(≒非ジパング)だ」の本歌取り(本冗談取り)だった。(終)
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