二千三百五十七(うた)公共産業は、英語を乱用してはいけない
甲辰(西洋未開人歴2024)年
六月二日(日)
JR東日本が、芝浦プロジェクトの街区名を「BLUE FRONT SHIBAURA」と発表した。このうち「SHIBAURA」は読めるが、「BLUE FRONT」は日本語では読めない。勿論英語では読めるが、ここは日本だ。英語公用語論の船橋洋一みたいに、売国奴になってはいけない。
国を売る船橋による公用語失敗の後 さりげなく公用語化を進めるの悪い企て許すべからず
反歌
国を売る悪いと知らぬ人増えは戦に負けた岸らが悪い
六月三日(月)
純民間企業は、それぞれの才覚で利益を確保しなくてはいけない。だから英語名を使ふことで営業が促進されるなら、自由に使ってよい。今回のJR東日本の件は不動産事業だが、JR東日本を純民間産業と思ふ人はゐない。鉄道で名を知られ、鉄道で信用を得た。そんな会社が、英語を使ふことは許されない。
似た例にNHKの「キックバック」がある。NHK以外でもテレビ局を中心に使用し始めた。それまでキックバックなんて聞いたことがないのに、突然使ひ始めた。テレビ局が中心だったところに、某国からの工作が伺はれる。キックバックを使へとは云はれないが、英語を多用しろ、と。
六月四日(火)
日本語に英語を混ぜる人は、頭が悪い。三つ理由がある。一つは、英語を使ふと工夫したと思ってしまふことだ。商品名や宣伝の歌ひ文句は、月並みを避けたい。工夫すればよいのに英語化して誤魔化す。JR東日本不動産担当と同じで頭が悪い。
二つ目は、文章力が弱い。「シンプル」が典型だ。「単純」だと悪い意味に取られさうだ。「簡単明瞭」「無駄を省いた」は普通だ。「天衣無縫」は大袈裟だが、工夫次第で使へる。文章を書くとは、工夫だ。工夫しないで書かうとするから、英語を使ふ。
三つ目は、英語が苦手だから英語を日本語に混ぜる。英語が出来る人は「シンプル」なんて絶対に使はない。正しくは「スィンプル」なので「シンプル」は口が裂けても云はない。
六月五日(水)
英語を使ふと工夫したと思ってしまふ。この原理に気付いたのは、専門学校の教師をしてゐた時だから三十五年前だった。当時は高校卒業生が戦後増え続けて頂点の時で、それから先は0歳に至るまで人数が減り続け、今に至る。
学園祭のときに、小生が担任だったクラスは、入口にWelcomeと書いた紙を貼った。さうか英語で書くと一工夫したつもりになるのだなと思った。学生たちのすることなので、口は出さなかった。それと同じことを今、歳が行った人たちが繰り返す。
十八や十九の子と同じ事 はたちを超えてはるか経つ頭の悪い者どもが繰り返すので 国が危うい
反歌
公共の産業頭が無い人も務まるつけは国民の財布(終)
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