二千三百五十八(朗詠のうた)中旅行には、中短と中長があることに気付いた
甲辰(西洋未開人歴2024)年
六月四日(火)
次の大旅行(宿泊する旅)は、大阪にするか、名取にするか、と宿泊を調べると値段が高い。コロナ騒ぎが収まり、海外からの旅行者も増えて、値段が上がったことが報道されたが、実際そのとほりだ。
そこで中旅行(日帰り旅)に変更した。大阪にするか、名取にするか、と運賃を調べるうちに、毎月の中旅行が五千円強なのに対し、大阪一万九千円、名取一万四千円(いづれもジパングで三割引き)と高いことに気付いた。大阪は距離の割には、新倉敷より少し安いだけだ。
ここで、中旅行には短距離と長距離があることに気付いた。思へば、最初の頃は豊橋一万二千円、静岡八千三百円へ行ったが、その後沼津から熱海の間になったのは、単に安いからだった。月二回に増えたのも、安いからだった。
草枕使はぬ枕旅にては 始め豊橋そのあとは沼津熱海に 月二つ旅

反歌  短きの旅を二つは老いに合ふ月に二日は楽しみに会ふ
それ以外に、小旅行(寄り道)が何回かある。

六月五日(水)
これまで、中旅行の出掛けた先で、次のジパング切符を買ってきた。これはJR東海やJR西日本の駅でも、ジパング切符を買ふ試みだった。しかしそろそろ終はりにして、月一回に戻し、しかし行く先は熱海や沼津より遠いところにしようと思ふ。
鉄道が、コロナ騒ぎを脱して混んで来たことがある。近場で行くところが無くなったこともある。
楽しくも旅を重ねて行き先が無くなり今が変へ時となる

昨日は月二回の楽しみと云ってゐたのに、今日は月一回に戻すと云ふ。変化が速いが、飽きないことと、周囲の変化に適合させることが大切だ。

六月五日(水)その二
本日は真鶴の岩海岸へ行ってきた。その感想を加味すると、東京駅で新幹線改札を入る時から別世界となる。熱海あたりが、くつろぐのに丁度よい。普段は昼に酒は飲まないが、旅のときは飲める。この解放感もよい。帰りは東京駅のホームで、340円のアイスクリームを食べた。かつて車内販売で硬いアイスクリームとして有名だった。これも別世界である。
本日真鶴へ行って思った。神奈川県には二十五年間住み、今でも本籍は神奈川県にある。だから地元へ戻った気分になる。これは沼津にはない特徴である。
---------------ここから「和歌論」(百八十六)-------------------
ふるさとは根津と浦和と鶴見区と三つあるので 神奈川の西の端まで地元との心を持つに 旅で気が付く

反歌  めでたきの鶴見は武蔵真鶴はさねさし相模 ちはやふる今はどちらも神奈川にして
反歌  鶴が舞ふめでたきおかが二つありちはやぶあがた東と西に
「ちはやふるあがた」は、「あ」を含むので字余りではない。しかし語源「ちはやぶ」を使ひ「ちはやぶあがた」にした。
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---------------ここまで「和歌論」(百八十六)-------------------
(終)

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