二千百五(和語のうた)ダイアベティスは語感が悪い
壬寅(西洋野蛮歴2023)年
九月二十三日(土)
NHKのホームページによると
「日本糖尿病協会」などは、糖尿病の新たな呼称として英語の病名に基づいた「ダイアベティス」とする案を発表しました。

この案は最悪である。語感が悪い。糖尿病で悪ければ「高血糖病」がよい。「高糖血病」でもよい。
ダイアベティスの悪い二番目の理由は、「病」または「症」が入らない。だから先ほどの案は、「症」の字を使って症状に依り「高血糖症」「高糖血症」でもよい。
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これと似た話に、トリチウムがある。それまで書籍は三重水素を使ったが昭和四十五(1970)年か四十六(1971)年に、浦和水系はなかったニと云ふュースで、トリチウムの語が出た。それからは、一気にこの語が使はれるやうになった。しかしそれは無教養なマスコミのことで、小生は五十三年後の今でも、三重水素の語を使ふ(例、中国の環境派抜擢を歓迎の「追記八月二十七日」)。
その理由は、最後に「ウム」が付く語は、元素だ。トリチウムなんて呼ぶと、ナトリウムやウラニウムと同じで元素だと思ってしまふ。三重水素は、あくまで水素だ。
ダイアベティスは「病」または「症」が付かないから、病気または症状だとは、一般の人に分からない。しかしそれより悪いのは、語感が悪い。
さきほど話が出た浦和水系について説明するとそれまで、都内で地下水をくみ上げると北側から地下水が移動し補充されると考へられ、浦和水系と呼ばれた。しかし三重水素の濃度から、都内の地下水は溜まったもので補充されないことが分かった。地盤沈下の防止が、その前から大問題になってゐた。
土の中水汲み上げてよそからは水が来ないで高さが下がる


九月二十四日(日)
ここから先は余興で、糖は訓読みで「あめ」だ。「あめたかやまい」なんて和語の歌でも使へる。
気をつけよあめたかやまい眼に悪く意(こころ)の糸やきもにも悪し

意の糸とは、神経の事だ。和語ではなくてよいが、判りやすく語感のよい病名にしてほしい。最後に、朝日新聞船橋洋一の英語公用語は評判が悪かった。当時の首相小渕恵三が急死したのは、自民党内のごたごたが原因とは云へ、英語公用語も遠因ではないのか。
医療関係者が、英語公用語なる駄論のお先棒を担いではいけない。LGBT法で明らかのやうに、アメリカはあの手この手で、日本骨抜きを企てる。まづ糖尿病、次に他の病名とだんだん広げるつもりかも知れない。(終)
(追記9.25)ここに一首載せたが、翌日非和語と気付き題を(和語のうた、普通の歌)に変更した。しかし歌を2.(2105)に一旦載せた非和語の歌を移動へ移動し、題を元に戻した。和語の歌は間違へやすいので、推敲(今回は歌ではなく、文章の)記録として残した。

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