二千六十三(うた)(モリカケ桜河柳藪黒敗トリー放債カルト、二百六十五)東條英機と安倍晋三の共通点
壬寅(西洋野蛮歴2023)年
八月十二日(土)
前々回「石原莞爾が、東條英機には思想が無い、思想の無い人間とは対立のしやうがない、と云った。安倍には政策や思想が無いのだから、対立のしやうがないではないか」と書いた。東條に思想が無いのに、なぜ石原と対立したのだらうか。安倍にも思想が無いのに、なぜ良識派の国民と対立したのだらうか。
東條と安倍には、私欲があるからだ。東條は、自分の言ひなりになる人間ばかりで周りを固めようとした。権力欲、権勢欲である。安倍は、お友だち依怙贔屓と自身の在職日数一位を目指した。
在職日数は、小泉純一郎のときの人気と、バカ嘘つき(当時さう呼ばれた)の野田など野党の失点が原因だ。日数が長いのは、周りの影響が99%、本人の能力1%だ。

八月十三日(日)
旧安倍派の後継問題について、塩谷と五人衆と云ふ記事があったが、これは不適正だ。五人衆のうち萩生田は、モリカケ問題のうちカケから給料を貰ひ、カルト問題では突出して関係が深かった。後継の資格は無いのだから、塩谷と四人衆と云ふべきだ。
塩谷と並び会長代行の下山はどうなるのか。元閣僚として五人衆と同格になるらしいが、下山もモリカケ問題では再三名前が出て来た。それを理由に会長代行から降格なら、萩生田も五人から降格させないと駄目だ。萩生田が、過去の問題を解決するなら別だが。
これら全員を一長一短とする記事もあるが、これも不適正だ。萩生田は無長二短だ。過去の問題を解決するなら別だが。

八月十四日(月)
FLASHのホームページに
松川るいの元選対事務総長がフランス視察を徹底批判「人から預かったお金を気ままに使うな」「政治家の資質があるとは思えない」

が載った。
「松川るいさんには、怒りというより、あきれています。私は、彼女に政治家としての資質があるとは思えないのです」
(中略)前大阪府議の花谷充愉氏(60)である。2016年、松川氏が初めて参院選に出馬したときに選挙対策本部の事務総長を務め、2022年、2度めの選挙でも事務長を担った。
花谷氏は8月6日、Facebookで《松川るいさん!我慢できないので、言います。娘さんを党の費用でパリ。議員辞職すべきです。最低限、離党ですね。党費と税金に、娘さんの旅費を一部負担させたのですから発覚してから返すのは泥棒が捕まってから返すのと同じですよね》と辛辣に批判していた。

そのとほりだ。
今回のことは国民を裏切っていることになります。女性局の方たちは『国から出ているお金ではない。自民党から出ているお金でフランス視察に出かけたんだ』という意識のようですが、政党交付金にしろ自民党の党費にしろ、それは人さまからお預かりしているお金です。
私も党費を払っている立場ですが、そのお金を自由気ままに使われたら、気持ちよくはないですよね。


八月十五日(火)
記事は終盤で
『お嬢さんはファーストクラスに乗っていたのか』『松川さんは視察のすべてに同行していたのか』など、いろいろな疑問が出ていますが、それにしっかり答えてほしい。
(中略)もし会見ができないのなら、国会議員はもちろん、政治家には向いていないと言わざるを得ません」
8月10日の大阪府連役員連絡会、8月17日の大阪府連総務会が相次いで中止になった。永田町では「議員辞職や離党を求められると察した松川氏が茂木幹事長に泣きついて中止にさせた」という話が伝わる。花谷氏も、会合の中止は「どなたかの圧力がかかっているのでしょう」と見る。


八月十六日(水)
昨日は、七十八年目の戦没者追悼式が行はれた。敗戦責任の岸信介、東條英機を許すな。七月以降敗戦責任は、一番が岸、二番が東條に変更した。
そして、岸を尊敬すると発言した安倍も許すな。

八月十七日(木)
安倍に阿る(おもね)る演説を、三文演説と呼んできた。これは三文芝居から取ったもので、お金を払ふ価値が無い演説のことだ。今風に云へば、一円演説か。阿倍演説でもよい。三文芝居は転じて、結末の見えた茶番劇も指す。
ある男の演説は、街頭だからもちろんお金を払ふ価値はない。逆に、三文貰はないと聞きたくない。その場合に耳栓は必須である。

八月十八日(金)
旧安倍派の座長に塩谷が決まった。乱闘の始まりとするマスコミもあった。会長選び、総裁候補選びでもめるだらう。塩谷とともに会長代理だった下村が脱落したとする意見もある。次はだれが脱落するかと続く。
常識で考へれば萩生田だ。落選中は、モリカケのうちカケから給料を貰ひ、カルトでは突出して関係が深かった。こんな男が、総裁候補になれるはずが無い。カケは原状回復、カルトは日本での活動を停止させると云ふのなら別だが。
塩爺が小泉人気貢献し塩谷が戻す異常な残渣

塩爺とは塩川正十郎のことで、小泉人気に大きく貢献した。

八月十九日(土)
昭和二十(1945)年の敗戦は、すべての国民に甚大な被害を及ぼした。当時のすべての国民の、子・孫・曾孫である、現在のすべての国民は、岸、東條に怒りの声を上げやう。
これまで国民の怒りは、正常に機能しなかった。それは敗戦責任を明確にせず戦争そのものを恨む発言だったからだ。保革対立時代はそれでも良かったが、既破対立(既得権勢力と社会破壊勢力)になってからは、米英は正しくて日本は間違ってゐたと変な方向へ行ってしまふ。一番悪いのは米英だったのだが。
奇しくも、保革対立を最後に破壊したのは野田、既得権勢力で最悪だったのが安倍お友だち依怙贔屓、社会破壊勢力は野田以降の旧民主党。すべてが裏で繋がってゐる。
いなむしろ三途の川の岸一位 怪鳥が鳴く東條は二位の責任 ちはやふる神代も聞かず昭和まで 最悪被害亡国行為

反歌  敗戦の責任明かし戦争に反対してこそ平和運動

八月二十日(日)
産経新聞のホームページに
エッフェル塔写真バッシングは嫉妬?和田秀樹氏に聞く

と云ふ、筋違ひも甚だしい記事が載った。最初から
フランス研修中にエッフェル塔前で撮った写真などをインターネット上に投稿した自民党女性局長の松川るい参院議員らに対する批判が続いている。研修費用は自民党費と参加者自身の負担で、公費の不正使用などがあったとはいいがたいが(続く)

とでたらめだ。自民党の総支出のうち、政党交付金の割合は半分以上だ。(続く)の部分は
それでもバッシングが絶えないのはなぜか。精神科医の和田秀樹氏は「今の日本社会に、社会的地位のある人の足を引っ張ってやろうという嫉妬の心理が生まれやすくなっている」と指摘する。

和田さんの、老人健康に関する意見は、いつも感心しながら読む。しかし、この発言は頂けない。人により、専門分野以外でもまともに発言する人と、専門分野以外は駄目な人がゐる。和田さんは、後者のやうだ。尤も産経新聞が、松川ニョッキ問題を云はずに、一般論として嫉妬問題を訊いたのかも知れない。
さて、安倍は専門分野以外をまともに発言したのかしなかったのか、を考へよう。出た結論は、安倍には専門分野がない。そればかりではない。専門分野以外もない。

八月二十一日(日)
松川に専門分野はあるだらうか。「インクルーシブグロース」の意味を訊かれて答へられず、暫くして秘書が調べたのか「包括的成長」とだけ言ひ、更に暫くして「誰も取りこぼさない」と云った。「アメリカに付いて行かうよ」「核不使用は弱い国が云ふ」に至っては、無教養が過ぎる。どうやら専門分野以外も無いらしい。意味不明な日本語を使って、本人も意味を知らないのだから。(終)

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