二千七十二(和語のうた)(モリカケ桜河柳藪黒敗トリー放債カルト、二百六十六)1.(2080として独立)、2.松川問題
壬寅(西洋野蛮歴2023)年
八月二十三日(水)
松川るいが、自民党の女性局長を辞任した。NHKのホームページには
自民 松川るい氏 女性局長辞任 仏研修中の写真投稿で批判受け

と云ふ題で載った。ほかのマスコミも同様の題だった。ここで問題なのは、写真投稿で批判を受けたのではなく、政党助成金を含む党の予算で、遊び三昧の旅行をしたことを批判された。しかも娘の費用や、大使館職員の件も未解決だ。
腹の中良くない人は 公と私を混ぜ お友だち或いは娘にいい思ひ 付けは巡りてくに民へ来る

反歌  わたくしが最も受けるいい思ひ友だち及び娘のものも

八月二十四日(木)
各マスコミのホームページ見出しを挙げると、朝日新聞は
自民・松川るい女性局長が辞任へ エッフェル塔前ポーズ写真で批判

毎日新聞は
自民、松川るい女性局長の辞表を受理 フランス研修の写真で批判

読売新聞が
松川るい氏が自民党女性局長を辞任へ、事実上の更迭…仏研修「観光旅行のよう」と批判

東京新聞が
自民・松川るい女性局長辞任へ 仏研修中の写真問題視

FLASHが
松川るい議員、女性局長辞任へ…「私はいじめられている」と嘆くも “後見人” 茂木幹事長が引導渡す

まともなのは、読売とFLASHだ。昨日も書いたが、写真が問題なのではなく、党の費用で贅沢三昧旅行が問題だ。それにしても松川の「私はいじめられている」には呆れる。政党補助金を湯水のやうに浪費したのだから、いじめられたのは国民のほうだ。
以上が一昨日で、昨日になって、読売テレビは
「どうかと思う」フランス研修で炎上の松川るい議員、女性局長辞任 具体的説明なく党内外から不満の声

日刊ゲンダイが
“エッフェル姉さん”松川るい氏はクビじゃないの? 自民党女性局長「今さら辞任」のワケ

と、正論が続々と出だした。他のマスコミにも期待したい。

八月二十五日(金)
Fridayのホームページに
「エッフェル姉さん」松川るい氏〝自民党女性局局長〟辞任も…地元議員のダメ出しに「開き直り&号泣」

が載った。
辞表を提出したのは21日。翌22日には自民党本部で役員連絡会が開かれる予定で、大阪刷新本部メンバーにも呼び出しがかかっていたという。
「メディアは久々に松川氏がカメラの前に現れると考え、準備していた。しかし、前日に辞任を申し出たため、役員会は欠席。
マスコミから逃れるために、女性局長を辞めたのだと思いますよ。このまま説明責任を果たさず、時が過ぎるのを待つつもりなのでしょう」(テレビ局関係者)

そして
松川氏には地元大阪からの三くだり半が突きつけられている。
7日、大阪の自民党・枚方市支部が、定例役員会の決議に基づき、茂木幹事長に松川氏の参院選挙区支部長の更迭を申し入れた。(中略)結局、更迭はされず、緊急の会合も直前でキャンセルとなったが、政界関係者は
「当初かばってきた茂木幹事長が変心しつつある。松川氏の女性局長の辞任も茂木氏が引導を渡したという情報がある。大阪の〝要職〟も外れることになるのではないか」
(中略)
当の松川氏は『私はいじめられている』と周囲にこぼしたり、大阪の某議員からの〝ダメ出し〟電話に『私が皆さまに迷惑をかけるようなことしましたか?』と開き直ったかと思えば、最後は泣きながら『もう勘弁してください』と懇願するなど、情緒不安定になっているようです」(前出・永田町関係者)
マスコミから逃げ続ける松川氏だが、それで許されるほど甘くはない。ゆくゆくは今井議員とともに説明責任を果たさなければならないだろう……。


八月二十六日(土)
FLASHのホームページに
松川るい議員を待ち受けるイバラ道…衆院くら替えも副大臣も吹っ飛んで、地元関係者は「次の選挙はいっさい応援しない」

が載った。辞表提出について
ある野党議員は『マスコミを怖がって敵前逃亡したんだろう』と言っていましたね。松川議員は周囲に『私はいじめられている』『私を貶めようとしている人がいる』と言っているそうです」(自民党関係者)

次の選挙について
「衆院への鞍替えを模索していた」という情報もあった。
「10増10減で選挙区が増えた東京選挙区からの出馬を考えていたようです。立候補者の公認に影響を持つ茂木幹事長にお願いしたという話も出ていて、所属している安倍派から茂木派に移るという噂も流れました。それも、今となっては霧消しましたが」(前出・自民党関係者)
そうなると、5年後に大阪選挙区から参院選に出馬となるだろう。しかし、古参の自民党府議は(中略)「ご承知のように、大阪は維新が席巻しています。(中略)だからみんな、必死になって活動しています。あっちこっちの夏祭りをハシゴして挨拶しているんです。
それなのに松川さんは何もしません。自分の選挙のとき、みなさんにどれだけお世話になったのかすっかり忘れてるんでしょう。それか『やってもらって当たり前』と思っているのか。
そのうえに今度の騒動です。わしらが松川さんに代わって府民のみなさんに謝りっぱなしです。次の松川さんの選挙、ほとんどの自民党員は応援しないのと違いますか」


八月二十七日(日)
みんかぶのホームページに
「国民を馬鹿にする政治家」松川るいに大阪・枚方自民がブチぎれた!元キャリア官僚”上級国民”のズレまくる感覚と困窮する国民

が載った。
自民党女性局メンバーら38人が7月下旬にフランスを訪問し、その記念撮影をSNSに公開し(中略)「税金で観光旅行に行っているのか」「感覚がずれているのではないか」といった批判が相次いだのだ。松川氏は「SNS上の発信について不適切なものがあった。多くの誤解を与えたことについて反省している」と語り、(中略)だが、これは「誤解」と言えるのか。普通に考えれば、誤解というのは「事実や言葉などを誤って理解する」という意味になる。だが、「エッフェル塔ポーズ」写真への理解は誤解しようがない。

そのとほりだ。
大阪選挙区を地盤とする松川氏には、足元の自民党枚方市支部が8月7日に選挙区支部長の更迭を茂木敏充幹事長に申し入れた。“維新旋風”に押され、大阪の自民党を抜本的に再生しなければならないという危機感を抱く中での「ニョッキ松川」には嫌気がさしたのかもしれない。


八月二十八日(月)
同じくみんかぶホームページに
「国民を馬鹿にする」党費を私物化したエッフェル姉さん”税金大名旅行”を批判することは間違っているのか…日本政治・議員のレベルの低さに絶望

が載った。
国際政治アナリストの渡瀬裕哉氏が、(中略)政党の費用は私物化して良いものではない」と諭すーー。

で始まる。
彼女たちの苦しい言い訳の中で見逃してはならない一文があった。(中略)松川議員の釈明文の中には「38名の参加者は、全国の女性局所属の地方議員及び民間人で女性局幹部となっている方々であり国会議員の参加は私含め4人です。費用は党費と各参加者の自腹で捻出しています」と記載されていた。
まず前提として、政党の資金について、政党助成金と党費を明確に区分けして支出することはほぼ不可能であるため、(中略)女性局フランス大名旅行には税金が混ざっているということは疑い得ないことだ。この時点で上述の言い訳が論外であることは自明だ。

ここまでは、多くの人が指摘してきた。続いて
しかし、この一文にはより深刻な問題が隠されている。それは「党費」であれば議員の物見遊山の家族連れのフランス大名旅行に自由に使って構わないという認識だ。
当然であるが、政党にとって党費を支払う党員は奴隷ではない。むしろ、通常の近代政党の概念は党員によって党が構成されていると考えるのが一般的だ。
一方、党員に関して、自由民主党の党則では「(前略)忠実に義務を履行するとともに、国民大衆の奉仕者として積極的に党活動に参加するもの」と定義されている。その上で、その義務として「党費」の支払いが義務付けられている。党費の金額は、(中略)2023年現在では一般党員は年額4,000円、家族党員は年額2,000円、特別党員は年額20,000円以上とされている。

ここまでが本来の在り方だ。ところが
この自民党の党費であるが、党員として自発的に登録した人々もいるが、その多くは国会議員事務所等が地元有権者に頼んで無理やり名義上の党員になってもらっている。各事務所には疑似的なノルマのようなものが存在しており、それらを達成するために様々な手段を用いて、党員となることに何のモチベーションもない名義上の党員集めが横行している。


八月二十九日(火)
次の章は
松川るい発言の最大の問題は、「党費」を私物化しても良いと思っていること

の章題が付き
理由は簡単で自民党員になる魅力が全くないからだ。党員には国会議員票だけで事実上決定する総裁選挙のなけなしの投票権以外にはほぼ何の価値もないのだから、実際のところ、自民党員になるインセンティブなどほとんど存在しない。これでは自発的な党員はSSR並みのレアキャラクターとならざるをえない。

小生はSSRを知らなかった。「スーパースペシャルレア」の略でオンラインゲームで使ふらしい。
そのため、国会議員たちには「俺様が知り合いから無理やり集めてきた党員」という意識があり、その「党費」を旅行に使おうが、何に使おうが好きにしても良い、という認識が形成されている。だから、松川議員がフランス大名旅行に関して「党費なので問題ない」という屁理屈を平然と言ってのけるのだ。


八月三十日(水)
これは自民党が(中略)封建政党であることを意味している。(中略)「党費」を支払う党員にはほぼ何の権限もなく、地方の(中略)世襲議員または元官僚らによって私物化された前近代的な政党だ。

そのとほりだ。
仮に「政党は誰のものか」という質問を自民党議員にした場合、建前の上では「日本国民のもの」と上手く答える議員もいるかもしれないが、実際には「国会議員のもの」という認識が根強く蔓延っている。そして、このような認識は政党が引き起こす様々な不祥事の根源となっている。


八月三十一日(木)
ほぼ全ての自民党国会議員は、(中略)党員予備選挙を経ることなく、政党から公認される。その公認プロセスは地域のボス議員や党本部の鶴の一声で決定するブラックボックスそのものだ。(以下略)
ヒラメ議員たちは、自らの選挙区の一般党員ではなく、自らを公認してくれる党幹部やボス議員にばかり傅くようになる。(中略)民主的な政党システムが機能不全であれば、当然の帰結として「あらゆる公約が紙切れ同然となる」ことは必定だ。国会議員たちは、地元の一般党員に対して選挙の時に主張した政策よりも、党本部で決定した政策の党議拘束に従うようになる。一般党員との約束を守らないどころか、そもそも何の約束をしないほどに無視する。


九月一日(金)
今回、松川議員の家族連れフランス大名旅行の言い訳に対して、(中略)地元の有権者や党員を背負う地方支部から不満が噴出したのは当然だ。(中略)今こそ、自民党は真の党内民主化が必要なのだ。

責任は野党にもある。せっかくの政権交代を野田が壊した。野田が、安倍の追悼演説をしたのは偶然ではない。
党費だから議員が家族連れで大名旅行しても許される、という認識は言語道断である。近代的な政党ガバナンスの観点からあり得ない。(中略)一枚の写真、しかし、国民から大きな反響を呼ぶ出来事の裏側には、常に国民が敏感に感じ取っている真の構造問題が映し出されていたのだ。
(終)

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