二千三(うた)(モリカケ柳河桜藪黒トリー敗カルト債放、二百五十三)国民抜きで重大事項を決める植民地根性
壬寅(西洋野蛮歴2023)年
五月二日(火)
最近、国民抜きで重大事項を決めようとすることが、二つ続いた。一つは、防衛政策の変更である。専守防衛は、日本の基本方針だった。それがいつの間に、アメリカといっしょに中国と戦争をする方針にしようとした。早々と、軍備拡張のための増税議論まで出た。
アメリカ本土やハワイに被害はない。台湾と日本が焼け野原と瓦礫の山になる。こんな重大な変更を、議論なしに進めてはいけない。悪いのは、葛西と安倍だ。
もう一つは、LGBT法案だ。前回は、安倍派(当時)の稲田、下村らが進めた。あのときマスコミは、可哀想だ、可哀想だ、とそればかりを繰り返した。それは分かったから、次にどういふ影響が社会にあるかを知りたいのに、それを議論しないし報道もしない。あのときは、安倍が復権を狙ったためだらう。
今回は、西洋野蛮倶楽部(G7)でLGBT法が無いのは日本だけだ、G7までにLGBT法を、の一点ばりだ。今回は、欧米の圧力であらう。
そんななかで、萩生田さんがよいことを云った。拝米に毒された旧安倍派を是正するよい機会だ。

五月三日(水)
前回(モリカケ柳河桜藪黒トリー敗カルト債放、二百五十二)紹介した弁護士ドットコムの記事が、産経新聞のホームページにも載った。
性的少数者団体が会見 「LGBT法は不要」

と云ふ題で
性同一性障害者らでつくる「性別不合当事者の会」や、女性の権利保護を目指す「女性スペースを守る会」など4団体は1日、東京都内の日本記者クラブで記者会見し、自らの性を自身で決めるという「性自認」を法令化する現状のLGBTなど性的少数者への理解増進を図る法案について反対の立場を強調した。

記事は後半で
白百合の会の森奈津子代表は、会見で「LGBT活動家は当事者の代表ではない。一部の活動家だけではなく、当事者のリアルな声も報道してほしい」と訴えた。

今回も悪いのは報道機関だ。
4団体は3月16日付で、岸田文雄首相(自民党総裁)をはじめ与野党党首に、理解増進法案の拙速な法案審議を避けるよう求める共同要請書を提出しており、今回の記者会見でも、性自認の法令化について慎重な審議を求める声明を重ねて発表した。

共同要請書を受け取りながら無視する与野党には、困ったものだ。

五月四日(木)
Japan In-depthと云ふサイトに
LGBT問題は米民主党の「接着剤」

が載った。
ラーム・エマニュエル駐日米国大使が日本の国会に対し、「LGBT差別禁止法案」を速やかに成立させるよう促す言動を繰り返し、保守派の間で、内政干渉だとする反発の声が高まっている。(以下略)
ところで当のアメリカでは、民主党が包括的なLGBT差別禁止法案(名称は平等法)を提出したものの、共和党が一致して反対する姿勢を崩しておらず、予見しうる将来、成立の見込みはない。

そんなものを日本で成立させると、アメリカ猿真似から逸脱する。猿山を追放になっていいのか。
エマニュエル大使としては、この問題で「自分が日本に差別禁止法を成立させた」と言える展開を作ることで、所属する民主党全体から評価を得たいとの思惑が働いていよう。
というのは、エマニュエル氏の駐日大使就任にあたっては、共和党以上に、民主党の最左派グループから強い反対の声が上がった経緯があるからである。

今回のLGBTは変だと思ってゐたが、アメリカ民主党の内部事情が原因だった。

五月五日(金)
西洋野蛮人倶楽部(G7)でLGBT法が無いのは日本だけだからG7までに成立させろと云ふ主張が、これまでまかり通ってきた。しかし、本家本元のアメリカにも法律は無かった。日本だけだと主張した政治屋は、議員辞職くらいはすべきだ。日本だけだと主張したマスコミ関係者は、業界を猿、ではなかった、去るべきだ。
消費税増税以来リベラルとマスコミ野田は国民の敵


五月六日(土)
Japan In-depthの記事に戻ると
今年2月下旬、民主党左派を代表する若きヒロイン、アレクサンドリア・オカシオコルテス米下院議員(AOC)が来日した。
AOCは東京で、LGBT問題で日本がもっとまともに対応すれば日米関係に資すると発言し、さらに米メディアのインタビューに答えて、(中略)同性婚の法制化に加えトランスジェンダー「差別」の解消にも努めるべきと踏み込んだ注文を付けた(ブルームバーグ、2月22日)。そのことで米保守派から、余計な内政干渉をするなと批判を浴びている。

そのとほりで、余計な内政干渉だ。
AOCは、バイデン大統領がエマニュエル氏を駐日大使に指名した際、「深く恥ずべき」人事と非難し、撤回を求めたことで知られている。なぜか。
2014年、若い黒人男性が、シカゴ市警警官の発砲で死亡した事件に関し、当時選挙を控えていたエマニュエル市長が、自身の再選を待って現場ビデオを公表した行為を、AOCはじめ民主党左派は、個人的利益を優先した証拠操作と厳しく指弾した。

しかし
保守派に言わせれば、AOCは「警察の資金を断て」運動の中心人物で、エマニュエル氏以上に犯罪に甘く、治安問題で発言する資格などないということになる。

こんな連中の言ひなりになる日本は異常だ。

五月七日(日)
萩生田さんは、LGBT法案をG7までに区切ることに異義を唱へた。同じ旧安倍派の西村さんは、閣僚の一人として、区切ることだけではなくLGBT法案そのものに反対するとよい。旧安倍派内で支持を拡大するためには、このくらいやらなくては駄目だ。
かつて自民党では、大平派、福田派と派閥争ひが続き、これが政権交代の無いことの代償となった。今の旧安倍派は異常だ。この場合は派閥内で、萩生田グループ、西村グループ、稲田ボッチ、派閥外の高市ボッチが牽制し合ふことで、政権交代の代替となることが、国民のためになる。
それにしても政権交代できない立民党にはあきれる。泉は出(い)ず身と云はれないやうに。此の世を出て、どの世に行くのか不明だが。或る男を解任すれば、人気が出るノダが。
高ボッチ高市ボッチと無関係塩尻郊外見晴らし広し
旧安倍派高市ボッチ森老害稲田ボッチに萩生田西村

世耕さんが、史上初の参院出身首相を目指す案も、捨てがたい。衆議院解散のときに衆議院に移る。解散が無ければ参議院に留まる。これは国民が注目をする。

五月八日(月)
昨日から一泊の旅行に出た。高ボッチに寄る案もあったが、昨日と本日は雨の予報だった。幻の案を思ひながら、昨日の記事を書いた。ところが、本日は朝で雨が上がった。そして高ボッチへ行った。
旧安倍派ボッチ二つと派が三つ別れ国民皆が納得
ふたボッチ派かグループになれるのか吸収されるかまたは消滅


五月九日(火)
安倍と野田の共通点は、拝米だ。細かく分ければ、安倍は従米、野田は猿真似だ。そしてボッチ二人は従安倍だ。安倍は小心者だから、田中角栄さんが派閥を乗っ取られたことの再現を嫌った。だから有力者を作らずに、地位を脅かさないボッチを使った。
よく見ると、残りの三人もボッチだ。このままボッチに留まるのか、それとも安倍の問題点を正し、グルーブまたは派閥に成れるのか。今は分水嶺に立つ。

五月十日(水)
野田最大の悪政は、消費税増税だ。あれ以降、日本経済は低迷した。安倍は、国債と札束を乱発して、経済がよくなったやうに見せかけた。しかし円安物価高と云ふ後遺症を残した。
野田と安倍は、瓜二つだ。トマト二つでもよい。猿二匹でも、もちろんよい。

五月十一日(木)
野田が首相になったのは、旧民主党だ。或るバカ嘘つきのせいで、旧民主党は既に無い。それなのに野田が、別政党である立憲民主党の最低顧問だかそれに類する役職なのは、実に不適切だ。すぐに廃止すべきだ。
泉は出ず身とならないように。いったいどの世に出て行くのか。針の山があるぞ、血の海があるぞ。あれ、安倍さんに似た人がゐるぞ。(終)

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