千八百八十一(うた) 準備せよ老化は徐々にやってくる
壬寅(西洋野蛮歴2022)年
十一月二十日(日)
老化は突然やっては来ない。小生が最初に気付いたのは、厠が近くなった。丁度都バス梅７０系統が短縮になるので、乗りに行ったころだ。予め公衆便所の位置などを調べた。平成二十七年なので今から七年前だ。厠が近くなるのはその後も徐々に進み、今に至る。
これは、膀胱が突然縮んで尿意をもたらすさうだ。解決法をインターネットで調べると、我慢する時間を徐々に長くするとあった。だから実施してみたが、これは時間が無駄だ。尿意をもたらして最初は５分我慢する。次に１０分我慢する。やればできる。
しかしやったからと云って、次は溜まらないときに尿意をもたらさないかと云へば、さうではない。結局は、我慢する時間が無駄だ。今では、尿意をもたらしたら厠へ行くやうにした。行けば済む話だ。
今年四月に新潟県の弥彦駅から国上山のふもとまで歩いたし、ふもとから五合庵に行き、分水駅まで歩いた。数時間公衆便所の無いところを歩いて大丈夫なので、尿意は精神面が大きいのかも知れない。景色を見たり歩いたりすると大丈夫だ。あと歩いて体が温かいと大丈夫だ。
海外は公衆便所が少なくて年を取ったら国内旅行
十一月二十一日(月)
次に、足の筋肉が衰へた。四年前に、成子坂下の交差点で信号が変はりさうなので走る。この交差点は丁字路なので待つ時間が長い。すると足がかすかに疲れた感じがする。筋肉が疲れたのではなく、正座をすると足が痺れるがその感覚を極めて弱くした感じだ。
妻からも足の筋肉が細くなったと云はれるので、この感覚のことを話した。昨年秋辺りに、或るマンションの純管理人(他に清掃員がゐる)を継続してやったことがある。巡回で外階段を降りるとき、ふわっとした感じがするやうになった。
この当時は母のデイセンターからの帰宅が早く、妻は六十五歳以下でフルタイムなので、小生は午後三時までの仕事は辞退するやうにしたが、午後三時までの仕事は自分自身がきついと感じるやうになった。
因みに母も高齢が進みデイサービスから帰宅する時間が遅くなった。そのため週一日程度なら午後三時までの仕事もするやうになった。
八時間仕事は無理だ六時間週一回は何とかやれる 六十六歳
(十二月四日追記、昨年の手帳を別件で見直したところ、昨年は八時半から四時半までの七時間だった。四時間が普通、三時間だと楽だが往復の時間が目立つ、六時間は週一日まで、七時間は無理だ。
十一月二十二日(火)
最近また妻に足が細くなったと云はれた(行動日記へ)ので、足に力が入らないことがあると答へた。足は動くから力は入るのだが、馬力が無くなった。四年前とは別の現象だ。行動日記に書いたが、速足を復活させた。
昨年五月からマンション管理人を開始したが、やってよかった。もしやらないで足が衰へたら、六十五歳で仕事をしなくなったためだ、と勘違ひしただらう。実際には、仕事をしても衰へる。そのことが分かっただけでも、やった甲斐があった。
働けるうちは働くそれにより老化に悔いが残ることなし
本日は、昼食後に自転車で和光まで往復した。幸魂大橋を西に向かふときは階段を押したが、戻る時は緩やかな上り坂だった。上り坂を自転車に乗ったまま登った。
その前に、帰路は足の内側の筋肉に疲労感があった。この部分が弱ったのかも知れない。和光往復は厠に寄らなかった。体が温かいと膀胱の委縮は起きないやうだ。(終)
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