千四百六十二 地球滅亡時代を迎へ、全ての宗教は人類と動物の関係を再定義せよ
庚子(仏歴2563/64年、西暦2020、ヒジュラ歴1441/42年)
八月二十九日(土)
宗教は、人間を他の動物より上として扱ふ。一神教では、創造主が人間に地上の管理権を与へた。仏道、バラモン教、儒教道教では人間のみが修行出来るとする。
動物は言葉を話せないし、食物連鎖の範疇だから残酷だ。一神教や仏道などのこの判断は正しかった。ところがその後、大変なことが起きた。
産業革命で、人間どもは地球の破壊を始めた。まづ農民を追ひ出し都市労働者になったが、悲惨な生活だった。ここに社会主義運動が起きた。次に、非西洋地域への植民地化を進めた。これにより西洋での社会主義運動は収まったが、帝国主義の時代に入り、戦争が続発し人類史上最悪の戦争犯罪、原子爆弾も二回使はれた。
その後、地球破壊が爆発的に進み、多くの国で社会主義運動は収まったが、地球は滅亡寸前になった。ここにすべての宗教は、人類を再定義する必要が出てきた。産業革命以後の人類は、人類ではない。変質人と云ふ新しい生物である。
宗教は、変質人を人類と同じに扱ってはいけない。変質人は動物より下だ。

九月四日(金)
今でも、非先進国(地球を滅ぼす行為が先に進んでゐない国)では、変質人になってゐない人が多い。まづ変質人は、西洋野蛮人とその猿真似人に特有の現象だ。変質人の中でも、移民国は国全体が癌細胞だ。今すぐ移民を停止すべきだ。

九月五日(土)
西洋野蛮人のなかに、今は氷河期に向かふときだから、地球の温暖化は問題ないと詭弁を吐く人間が今後出てくるから、気を付けてほしい。
例を挙げると、地球温暖化で今後、濃霧が地上を覆ひ昼も薄暗くなるとする。そのときに、夜は暗いがそれより明るいのだから問題ない、と主張する人がゐたら、これは詭弁だ。氷河期の議論もそれと同じだ。
氷河期が寒くても、温暖期が暑くても、それとは無関係に地球温暖化は駄目だ。これはまったくの例だから、地球温暖化で濃霧になるかは不明だ。

九月九日(水)
仏道、カトリック、イスラム教、儒教道教ヒンズー教ユダヤ教は、伝統宗教だから、変質人が地球を破壊することに賛成するはずがない。
心配なのはプロテスタントだ。とは云へ、神の創った人類が変質人になることに、賛成のはずはない。
日本の神道は、霊を祭るものだから、本来は宗教ではない。だから戦前は儀礼とされた。宗教ではないから、戒律がない。しかし神話はあるから、人類が変質人になることに、賛成のはずはない。(終)

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