千四百六十八 (和歌)西洋野蛮人の地球破壊を停止させよう
庚子(仏歴2563/64年、西暦2020、ヒジュラ歴1441/42年)
九月十一日(金)
西洋野蛮人による地球破壊を批判する特集は、これまでずいぶん組んだが、今回は和歌で表現することにした。まづは日経新聞電子版に載った
2019年、過去2番目の暑さ 世界の平均気温でWMO

と云ふ今年一月十五日の記事だ。
世界気象機関(WMO)は15日、2019年の世界の平均気温が観測史上2番目に高かったと発表した。15~19年の5年間、10~19年の10年間の平均気温はいずれも過去最高。10年間平均は1980年代以降、過去最高を更新し続けており、地球温暖化の進展を裏付けている。

もはや昨年がたまたま高かったと云ふ範疇ではない。五年平均、十年平均は、過去最高だ。
西洋の 産業革命
累積し 地球破壊は
三百年 いよいよ危険 滅亡せまる
(反歌)西洋に温暖対策任せるな張本人には防止できない

九月十二日(土)
気温の上昇が長年続いていることに伴い、大気中の熱を吸収する海洋にも影響が出ている。WMOによると19年の世界の海水温は過去最高となった。過去5年の各年の海水温も観測史上1~5位を占めている。

海水温が上昇すれば、巨大な台風が続出することになる。
人間は 家屋に避難
できるけど 野生の動物
植物は 避難できない
山や海 川や陸地の 被害も甚大
(反歌)人類は地球で最も野蛮だが止めるためには智慧が必要
生物学の理論では、人類が滅びて生き残った生物から新しい地球が始まるのだが、それでは人類とともに膨大な生物が滅びる。それより智慧で解決したほうがいい。
ターラスWMO事務局長は、現状のような温暖化ガス排出が続くと「今世紀末までに、産業革命前より3度から5度上昇することになる」として対策を要求。オーストラリアでの大規模森林火災に言及し「残念ながら今年も今後数十年間も異常気象に直面することになるとみられる」と危機感を表明した。

九月十三日(日)
次は朝日新聞電子版の
南極で史上初の気温20度超 研究者「信じがたく異常」

と云ふ二月十四日の記事だ。
南極で気温20・75度を観測した。このデータが世界気象機関(WMO)の確認を経て公式記録となれば、南極観測史上初めての20度超えとなる。英紙ガーディアンなどが13日、報じた。

人間はよいが、野生生物と南極大陸の氷はどうなるのか。
南極の ペンギンたちや
北極の シロクマたちが
心配だ 更に氷が 融けたら危険
(反歌)氷融け水面上がれば沈む土地海の濃度も影響がある
この件は日経BPの電子版が五月三十日にNational Geographicの
コウテイペンギン 氷とともに消える運命

と云ふ記事を掲載した。
コウテイペンギンには、(中略)海氷の減少、あるいは消滅の可能性だ。海氷はペンギンの繁殖の場であり、周辺の海で狩りをするための拠点でもある。(中略)子育ては海中ではなく、安定した海氷の上でなければできない。それも春が来て、氷が解け始めるまでの間だ。

この件について
「このままでは、コウテイペンギンは絶滅に向かって進むことになります」と、米ウッズホール海洋研究所で海鳥を研究するステファニー・ジュヌブリエは語る。(中略)炭素排出量が抑制されなければ、2100年までにコウテイペンギンのコロニーの8割が消滅する可能性があり、種の存続は厳しくなるとみられる。予測では、その頃の地球の平均気温は、3〜5℃上昇している。


九月十四日(月)
同じく七月三十一日にNational Geographicが
ウナギやサケなど回遊性淡水魚 半世紀で76パーセント減少か

と云ふ記事を掲載した。
環境保護団体による合同調査で、サケやウナギなどいわゆる回遊性淡水魚について、絶滅の恐れが高まっていることが報告された。
この合同調査は、世界規模で初めて実施されたもので、1970年から2016年の間に、回遊性淡水魚の個体数が76パーセント減少していることが判明した。

この数値は、地球滅亡が近いことを示す。
海中は 目立たないから
気付かない しかし数値は
正直だ 今すぐ化石
燃料と プラスチック 対策立てよ
(反歌)西洋は神の怒りを感じぬか今すぐ止めよ地球破壊を

九月十五日(火)
記事は続き
地球上には3万種以上の魚類が生息している。そのうち、半数近くが淡水域に生息する。その多く(おそらくはほとんど)が、繁殖や採餌のために複数の生息地を行き来する「回遊魚」でもある。サケのように、産卵のために海から川に遡上する魚もいれば、ヨーロッパウナギのように、淡水で成長して海で産卵する魚もいる。

川と海 回遊魚の為
保全せよ 堰や堤防
造らずに 人は高台 水は節約
(反歌)クジラサメイルカにとっても海洋は必要だから保全すべきだ

九月十六日(水)
次は八月十九日にNational Geographicの
北極圏の夏の海氷、熱波で7月は最小を記録、15年後には消滅か

と云ふ記事だ。
1980年代の7月には平均で、米国やカナダの面積にほぼ匹敵する約980万平方キロメートルが氷に覆われていた。対して今年の7月、北極海を覆う海氷の面積はわずか720万平方キロメートルだった。1979年以降、北極海の氷は毎年平均7万平方キロメートルずつ縮小しており、逆に大きくなったことは一度もない。

そして
「以前、ベーリング海北部では1年のうち8カ月は海氷が見られた」。米海洋大気局(NOAA)による2019年の年次報告書「北極レポートカード」に掲載された、北極圏先住民のリーダーたちによる文章にはそうある。「今では、海氷が存在する期間はわずか3〜4カ月だ」(中略)北極各地では、嵐や波から海岸線を守ってきた「定着氷」が失われつつある。(中略)「アラスカ先住民たちは、かつては半遊牧民的な生活を送っていました」と語るのは、米スクリップス海洋研究所に所属する気候科学者で、アラスカ先住民イヌピアットのサラ・アーロンズ氏だ。「でもわたしたちは強制的に村の所在地を選択させられました。その大半は海岸沿いにあります。海面が上昇しても、海氷が減っても、わたしたちは大きな影響を受けるでしょう」
2009年の政府説明責任局の報告書には、アラスカに213ある先住民の村のほぼすべてが、海岸浸食の危険にさらされているとある。

被害は、まづ野生生物、次に先住民、そして非先進国、金持国。金持国は冷暖房や食糧確保にカネを、既得権維持に軍事力を使ふだらう。最も温暖化に責任があるのに矛盾したことだ。
北極の 夏の流氷
最小に 十五年後は
消滅か 先進国の 犯罪行為
(反歌)先住民人類最初に被害を受けるその前既に野生生物

九月十七日(木)
多くの科学者たちが最も重要視している問題は、「夏の海氷が完全になくなるのはいつで、それは地球全体にどのような影響を及ぼすのか」ということだ。(中略)北極の海氷は2035年までにほぼ消滅するとの結果がはじき出された。

ここまで西洋人の研究への貢献は大きい。しかし西洋人はここでも、野蛮人を抜けることはできなかった。
そうした影響は、悪いものばかりとは限らない。アラスカ州内のボーフォート海付近を中心とするいくつかの地域では、海氷の状態の変化が、少なくとも今のところは、捕鯨者たちにとって有利に働いている。
「捕鯨船の船長の中には、にっこりと笑って、クジラがまるまると太ってくれて、こうした変化は大歓迎だと言う者もいます」と、アラスカ州のウトキアグビク・イヌピアット・コーポレーションの科学連絡員、カーレ・シクアク・エリクソン氏は言う。
アーロンズ氏の場合、現実に衝撃を受けたのはすでに過去のことであり、今問題にしているのは未来についてだ。「こうした地域の集落の人々は、新しい北極地方がどんなものになるのか、わたしたちの生活様式をどのように適応させていったらよいのかについて、すでに考えてはじめているのです」

記事はこれで終はる。一部に大歓迎する人がゐるとしても、自然を破壊してはいけない。そんなことも判らないのが、西洋野蛮人どもだ。
西洋と 異なる文化の
中国や インドと日本
韓国に 東南アジア
イスラムに 中南米に
アフリカが 一致団結 中止させよう
(反歌)西洋の野蛮人の犯罪は原水爆と地球破壊だ(終)

(歴史の流れの復活を、その三百七十八)へ (歴史の流れの復活を、その三百八十)へ

前、和歌十三和歌十五

メニューへ戻る 前へ 次へ