千三百三(モリカケ疑獄百八十一の三) 「安倍首相は“エセ保守”。心を動かすものが何もない」。籠池さんが安倍を批判
己亥、基督歴2019+3α年、ヒジュラ歴1440/41年、紀元2679年、仏歴2562/63年
五月十八日(土)
ハーバービジネスオンラインに横田一さんの
「安倍首相は“エセ保守”。心を動かすものが何もない」。籠池泰典・森友学園前理事長が安倍首相批判

と云ふ題の記事が載った。この題で感心したのは「心を動かすものが何もない」の部分で、まったくそのとほりだ。
――萩生田光一幹事長代行の消費増税延期を示唆する発言についてどう思いますか。

籠池泰典:(前略)保育所をたくさん作るということは、今の段階では賛成です。でも、安い給料で働かせる女性労働力を当てにしていてはダメ。保育士さんだけでなく、他の企業で働く女性も(賃金を男性と)同じ金額に上げないといけない。(中略)今日の安倍さんの演説は全然ダメ。ウソばっかり。(中略)自分の実績を言うだけで、本当に国民の心をグーッと動かせるようなものがあるかと言うと、何もない。涙を流すところがありましたか? 何もないでしょう。
昔の政治家だったら、田中角栄さんだったら、「うん、そうやな」「ああ、そうなんや」となるじゃないですか。あの人(安倍首相)には何にもない。

次の質問で安倍政権が米国製の兵器を大量に買ったことについて
僕は“真正保守”で、安倍首相は“エセ保守”。アメリカのポチです。

三番目の
――“忖度道路”と呼ばれた下関北九州道路(第二関門橋)については?

籠池:今までの政権はしっかりとしていたから、プライマリーバランスを考えていたでしょう。それが安倍政権になって「10年、20年経ったら誰も覚えていない」ということで、大物政治家の地元にどんどん立派な道路ができていくわけですよ。命令なしに進められる“忖度道路”と言われていますが、忖度じゃない。(安倍首相が)命令しているんだもの。
命令が最初にあって、それから忖度がある。私の森友事件もそうです。命令が財務省にあって、忖度が始まった。それと(下関北九州道路も)まったく一緒です。

モリカケ疑惑のうちのカケのほうについても安倍が突然、全国展開すると発言したり、前川さんの個人情報が出てきたり、官邸が命令しなければできないことが次々に起きた。記事は
歯切れのいい安倍政権批判を続ける籠池氏が、衆参ダブル選挙も取り沙汰される参院選に向けて発信を続けるのは確実。今後もメディア吸引力抜群の籠池氏から目が離せない。

で終はる。大手マスコミは安倍への忖度なのか、籠池さんを無視する。しかし国民は籠池さんに注目しよう。

五月十九日(日)
東京新聞Webに
「桜を見る会」に5200万円、予算の3倍 安倍政権、5年で参加者4500人増

と云ふ記事が載った。グラフがあり2014年は3000万円だったのに、2018年は5200万円に増加した。参加者は14000人から18000人に増えた。
不足分は内閣府の「一般共通経費」で賄うとした。共産党の宮本徹氏の質問に答えた。(中略)宮本氏は委員会で「参加者が膨らみ、予算にない支出が増えている。国民の理解は得られない」と批判した。

こんな多人数で桜を見ても、美しくないだらう。しかし一番美しくないのは、支持者を増やす会、権勢を誇示する会にしてしまった男だ。

五月二十日(月)
JR東海名誉会長の葛西さんと、安倍との関係は有名だ。その葛西さんが講談社から出版された牧久さん著『暴君 新左翼・松崎明に支配されたJR秘史』に出てくる
「民営化を実現するため、最初に松崎に接近したのは葛西氏で、そこには何らかの密約もあったと思う。ところが井手や葛西はJR発足後本性を現わした松崎を見限り、松崎の怨念に曝されていきます。(以下略)」

「葛西さん」とさん付けで呼ぶのは、その後JR東海は松崎と手を切ったからだ。だから私は青春18きっぷを購入するときに、昨年までは、新横浜駅(JR東海)の切符売り場かJR東海ツアーズ新宿支店で購入した。青春18きっぷ以外では原則としてJR東日本に乗車しないことにしてきた。今年になって東北新幹線に乗ったのは、JR東労組が少数派になったからだ。
国鉄民営分割のときに、松崎の裏切りはひどかった。このことは当時の国民誰もが知ってゐる。一般紙も松崎の身勝手を厳しく批判したし、埼玉県では社共共闘で実現した元社会党右派の畑和県知事がうっかり「これから出来る東日本鉄道会社の本社を大宮に」と失言して、あちこちから批判された。
当時あれだけ騒がれたのだから、安倍も当然知ってゐるはずだ。知ってゐて葛西さんと関係が深いのは問題だ。立民党の枝野さんがJR東労組から支援されたことはあったが、これは問題ない。枝野さんの選挙区は大宮でJR東の従業員が多いからだ。選挙のときに支援してくれる団体はありがたい。本来、選挙に企業、業界団体、労組、宗教団体などすべての団体の支援は禁止すべきだ。しかし事務局長が嘘をついた(ことになってゐる)学校法人から支援を受ける安倍みたいな人間がゐる以上、野党が対抗するのは当然のことだ。

五月二十一日(火)
世の中には、皆が幸せになるやうにしようとする人(1.道徳型)と、他人なんかどうなっても自分だけ利益を受ければいいと云ふ人(2.私欲型)が、それぞれ少数ゐる。残りの多数は状況によって前者になったり後者になったりする(3.大多数型)。
前者の人は政治運動やかつての労働運動や、愛国運動などに走る。かつての労働運動と云ったのは、総評社会党ブロック時代なら社会主義を目指し、ソ連崩壊後は自然感情経済を目指さないと、私欲運動になるからだ。
国鉄民営分割時は、労働歌にもあるやうに「卑怯者、去らば去れ、我らは赤旗護る」でやらなくてはいけないのに、松崎が裏切った。あの話は今でも尾を引く。10年ほど前、私が地域一般労組に所属してゐたときに、近隣労組の委員長と朝日新聞の女が突然私に向かって運命史観か何かだと云ふ。そもそもこの委員長とは戦後労働運動史学習会で顔を合はせるから知り合ひだ。今まで仲がよかったのに朝日新聞の女に何か云はれたからと、突然裏切った。言ひ合ひになって私が「道徳は必要だ」と云ふと、この委員長と朝日新聞の女がゲラゲラ笑った。何年かして、この委員長と別の男(どちらも既婚)と女の専従執行委員が三角不倫関係で、特にこの委員長は犯罪性があるとして実名で週刊誌に書かれた。その後、私の所属する労組で分裂騒ぎがあり、この男と分裂したもう一方の委員長が突然JR総連と共闘を始めたのには驚いた。
葛西さんはJR総連と手を切ったとは云へ、松崎に最初に工作した事実は残る。それなのに安倍が葛西さんと仲が良いとなると、安倍は(3.私欲型)かと思ふ。今の神社はかつての平田篤胤の廃仏毀釈とは異なる。だから安倍の保守路線は(1.道徳型)かと期待したこともあったが、その後、モリカケ問題で言動が怪しくなった。安倍はやはり保守のふりをした「2.私欲型」だった。

五月二十二日(水)
丸山が、戦争で北方領土を取り返せと暴言を吐いたことについて、野党が辞職勧告案を提出した。与党は野党からの再三の誘ひを断って「猛省を促す」と云ふ内容の譴責決議案を出した。
そもそも丸山は「北方領土問題を含め日露外交の問題から、与野党の議場で不問になっている過去の他議員不祥事」について問題にすると脅迫をしてゐる。こんなふざけた態度の男が猛省するはずがないではないか。それとも自民党は「過去の他議員不祥事」についてバラされるのが怖いのか。この件は野党の攻め所だ。「自民党は『過去の他議員不祥事』についてバラされるのが怖い」とどんどん攻めよう。

五月二十三日(木)
自民党衆院議員の谷川が、佐賀は韓国・北朝鮮のやうだと暴言を吐いた。谷川は安倍と同じ細田派だ。安倍は首相のため名目だけ離脱中だが。細田派は豊田真由子の秘書への暴力、暴言で世間の顰蹙を買ったときに、会長の細田が記者会見で「いろんな事情がある」とかばった。今回は、どう谷川をかばふか見ものだ。
新幹線建設問題は、佐賀県知事が100%正しい。在来線にフリーゲージで新幹線を乗り入れることに佐賀県は賛成した。それなのに一方的にフル規格に変更した。佐賀県が反対するのは当然だ。この件はフリーゲージの開発を待ち、それまでは乗り換へで対応すべきだ。

五月二十四日(金)
必要は発明の母と云ふことわざがある。安倍のやうな人間がなぜ出現したかを考へると、左右とは別の尺度が必要なことに気付いた。そこで人間を「1.道徳型」「2.私欲型」「3.大多数型」に分ける方法を思ひついた。安倍は典型的な「2.私欲型」だ。だから保守的な発言をしても、国民の心に響かない。籠池さんが指摘するとほりだ。
安倍が言葉とは裏腹に、態度では皇室軽視を繰返すのもそのためだ。iRONNAに
安倍総理の「皇室軽視」にモノ申す

と云ふ題で
なぜ安倍総理は「皇室軽視」を繰り返すのか

と云ふ副題の記事が掲載された。一水会代表の木村三浩さんが執筆された。
こんなことでいいのか。4月30日、御代替わりを前に執り行われた「退位礼正殿の儀」で安倍総理が述べた国民代表の辞における、いわゆる「言い直し・誤読」疑惑である。(中略)陛下の一世一代の重要な儀式の場において、安倍総理は「あらせられます」を「あられます」と読み間違えて言い直し、それに続く言葉も、滑舌の悪さが理由なのか、「願っていません」と聞き取れてしまい、国民に誤解を与えてしまった。これでは意味が真逆になってしまう。

これだけでも安倍の好きな戦前なら、辞職は必須だ。さらに悪質なのは
これに対する指摘がなされても総理の口から一切の説明がないばかりか、首相官邸のホームページの「総理の演説・記者会見など」の表示形式を変更し、「関連リンク」から飛んでさらに下へスクロールしなければこの動画が見られないようにした。これはあまりに姑息(こそく)なやり方ではないか。
ちなみに、それ以前の演説や会見の模様は、画面を表示するとまず最初に映像が流れるように作成されている。それが、「退位礼正殿の儀 国民代表の辞」から突然、文面と画像というスタイルに切り替わってしまったのだ。

「2.私欲型」の特徴は、口で云ふことと、実際にやることが逆だ。首相には向かないタイプだ。(終)

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