千六十五(その七十五) 産経ニセ新聞とNHKの裏工作報道(加計学園入試)を許すな
平成二十九丁酉年
十二月十日(日)
産経は偏向がひどく、産経ニセ新聞と呼ぶやうになった。そのホームページの西日本版につぎの記事が載った。
学校法人「加計学園」が来春、愛媛県今治市に新設する岡山理科大獣医学部の特別推薦入試が9日、岡山市北区のキャンパスで行われ、「1期生」を選ぶ一連の入試日程がスタートした。(中略)岡山理科大の入試担当者は「日程が遅れた影響は大きい。一般入試の願書受け付けはこれからなので、受験校の一つとして検討してほしい」と話している。

対立する場合、両者の言ひ分を公平に載せるのがマスコミの使命だ。それなのに産経ニセ新聞は岡山理科大の入試担当者だけを紹介して、地元で市長を提訴するなど反対運動をする人たちの発言は載せなかった。
次にNHKテレビは
来年春の愛媛県今治市での開学が認可された学校法人「加計学園」が運営する岡山理科大学獣医学部の入学試験が、9日から始まりました。(中略)試験を終えた宮崎県の女子高校生は「認可されるかどうか心配でしたが、自分は受験するだけなので気にしないようにしてきました。将来は家畜の伝染病を防げる獣医師になりたい」と話していました。

加計学園は普通の獣医学部ではなく特区だ。テレビに登場した女子高生は香川県内で就職するとも、特区の目的とする特殊な獣医になるとも言ってゐない。こんな悪質な受験生を国民の受信料で運営するNHKが紹介するのは不適切だ。放送は更に続き
岡山理科大学獣医学部の入学試験は、推薦入試が今月17日まで、また一般入試が年明け以降に行われることになっています。

国民の視聴料で特定大学の日程を宣伝するとは言語道断だ。しかも紹介することでNHKは加計学園問題を正しいとしてしまったことになる。

十二月十一日(月)
産経ニセ新聞は前川さんのことを官僚のクズと呼ぶなどその偏向は前からだから、ここでは触れない。国民の受信料で経営するNHKがなぜこんな偏向ニュースを流すのか。外部から圧力があったのか、内部の幹部の「忖度」があったのか、責任者は誰なのかを調査すべきだ。

十二月十二日(火)
今回は推薦入試で、このあと本番の入試がある。つまり今回の放送は本番の宣伝となった。NHKは最低でも関係者の処分、普通ならNHK会長の辞任、強硬ならNHKの民営化と受信料の廃止くらいしてもらはないと困る。(完)

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