千六十一(その七十四) 安倍のごますり外交は世界平和に有害だ(続、トランプのエルサレム首都承認を許すな)
平成二十九丁酉年
十二月九日(土)
トランプの大使館エルサレム移転決定に対し、イギリスの首相やフランスの大統領が直ちに批判した。パレスチナではデモが起きて昨日の時点で150人の負傷者が出た。
それなのに日本は「当事者の交渉で」と当たり障りのないことを言った。そもそもイスラエルが東エルサレムを併合したのは戦争によってだ。交渉で併合したのではない。日本は実質、首相が不在でお推相(お友達濡れ手に粟商売推進相)が責任者、外交は売国奴の害無相が担当だから、この程度の発言しかできないのだらう。

十二月十日(日)
毎日新聞のホームページを見よう。<エルサレム首都認定>米への賛否表明しない日本、その訳はと題して、次の記事が載った。
トランプ氏は日本時間7日未明に、エルサレムをイスラエルの首都と認定する方針を発表した。これに対し、英独仏の首脳は直ちに反対を表明。国連や欧州連合(EU)も米国を批判している。

ここまで同感だ。英独仏、国連、EUを支持する。ところが
一方、河野太郎外相は7日午後、外務省で記者団に感想を求められ、「トランプ氏の中東和平促進への努力を評価する」などとまず前置きし、その上で「情勢悪化を懸念している」と述べた。記者に「米国の発表に対する賛否を日本政府として示す考えはあるか」と重ねて問われ、外相は「日本は大使館を移動するつもりはない」と語った。問答はかみ合っていないが、賛否表明は避けつつ、米国と異なる日本の立場を言外ににじませた。

河野は救ひやうのない愚か者だ。日本が大使館を移動するはずがないではないか。記者は「米国の発表に対する賛否を日本政府として示す考えはあるか」と質問した。こんな間抜けな答しか話さない河野は二重害務相(一回目は基地で英語問題)だ。
河野の発言が如何に的外れかは次の例へ話でよく判る。北朝鮮の大陸間弾道ミサイルについて、記者から質問されたとする。そのとき二重害務相が「日本は大陸間弾道ミサイルを開発するつもりはない」と答へたなら、ずいぶん的外れの回答だ。それと同じだ。

さて「米国の発表に対する賛否を日本政府として示す考えはあるか」の問に対して「日本は大使館を移動するつもりはない」と答へたのだから、きちんとそれをアメリカに示してもらはなくては困る。二重害務相がアメリカ国務長官に、お推相がトランプに伝へると確実だ。(完)

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