千六十五(その七十六) 従来型の獣医学部は絶対に新設を阻止(続、NHKの裏工作報道を許すな)
平成二十九丁酉年
十二月十三日(水)
ほとんどの国民は、森友学園と加計学園は変だと思ってゐる。総理大臣とは名ばかりでその実態がお推大臣(お友達濡れ手に粟商売推進大臣)に反対を続けよう。まづ手始めに、加計学園による従来型の獣医学部新設を絶対に阻止しなくてはいけない。毎日新聞のホームページ版11月10日によると
文科省は獣医師が増えすぎるのを避けるため、獣医学部の新設を認めていない。しかし、政府は地域限定で規制緩和する特区制度で、広域的に獣医師養成大学のない地域で2018年度に開設する1校に限り認めると決めた。加計学園は今年1月に事業者に選ばれ、3月に学部設置を文科相に申請した。

それならば、ここの獣医学部を卒業した人は全員が「広域的に獣医師養成大学のない地域」に従事しなくてはいけない。それ以外の地域では就職できないことを、日本獣医師会は今後6年間に亘ってどんどん主張したほうがよい。この地域で獣医師が過剰になったとしても心配は要らない。前愛媛県知事なる男がさかんに自説を国会や産経ニセ新聞で主張した。すべての責任は前愛媛県知事に取らせよう。
政府は15年に特区で獣医学部を認める条件として「新たな分野の需要がある」など4条件を閣議決定しており、加計学園の計画もクリアしたとされていた。しかし、設置審は5月の第1次意見で、学園が特色に掲げる「ライフサイエンス研究分野」などの人材の社会的需要を客観的な根拠に基づいて説明するよう指摘。他大学と異なる教育課程にすることなど、4条件に関する是正意見を付けた。

そのとほりだ。

十二月十四日(木)
自家用車で客を運ぶ特区を兵庫県養父市に設立することになったさうだ。これなら問題はない。しかし兵庫県養父市の自家用車が近くの鳥取市内、更に足を延ばして舞鶴、姫路、神戸、大阪の市内で営業を始めたらこれは白タクだから大変なことになる。中には月に一回戻るだけであとは名古屋や東京で営業する者まで現れる。養父市には移住する人が殺到するだらう。
同じことをやらうとするのが、大問題になってゐる獣医特区だ。獣医が愛媛県内で勤務するのならよい。実際は東京、大阪などでに勤務することになるだらう。こんな欺瞞は絶対に許してはならない。

十二月十五日(金)
以上を考へると前回紹介したNHKの偏向報道が、どれだけ悪質かよく判る。登場させた女子高生の発言に、愛媛県内で就職するだとか、最大限譲歩して四国で就職するだとかの発言がない。

十二月十六日(土)
テレビ朝日を見てゐたらNHKが報道したインタビューと似た内容を本日午後5時40分から放送した。テレビ朝日の放送は昨日もあり、こちらでは倍率何十倍と如何にも繁盛してゐる風に放送した。
今回の試験は推薦入学だから人数が少ない。推薦に殺到するのは当然だ。本試験を前に推薦の倍率を放送して如何にも人気があるやうに装ふ。NHKの他にテレビ朝日も悪質だ。そして本日はNHKと似た内容のインタビューを放送した。
テレビ朝日ホールディングスの株式は、朝日新聞が25%弱を所有するとは云へ、それほど支配関係には無い筈だ。ここに工作が入り込む余地がある。担当者の偏向を上層部が見逃す余地がある。(完)

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