九百二十二(乙) NHKは解散すべき(紅白歌合戦の総合司会と制作は最低)

平成二十九丁酉年
一月一日(日)
昨日は「年忘れにっぽんの歌」が良かったので、その余韻で「紅白歌合戦」も観た。初めて聞く曲ばかりだが、メロディーも、リズムも、出演者の好感度も良い。なるほど人気があるのも当然だと納得した。
しかし総合司会が「アナウンサーのxxです」と名乗った。これはよくない。他の出演者を紹介するときに「歌手のxxさんです」「俳優のxxさんです」と紹介したか。する訳がない。なぜアナウンサーにだけ職名を付けるのか。
更に悪いことがあった。総合司会は最初と最後だけ顔を出して、番組中は白組と紅組の司会に任せるべきだ。それなのに二人の司会と並んで毎回顔を出す。しかもニヤニヤして立つだけだ。裏方に徹しなくてはいけないのに目立ちたがる。テレビのアナウンサーは日本で最も賤しい職業だと云ふことを再確認する出来事だった。(日本で一番賤しい職業はテレビのアナウンサーだ、へ)

一月二日(月)
紅白歌合戦で他にもよくないことがある。それは審査員を壇上に上げたことだ。昨年まで審査員は客席にゐた。審査員は有名人と一般がゐる。一般を含めて壇上に上げるならよい。有名人だけ上げてはいけない。
それより悪いのは審査員の顔ぶれだ。オリンピックのメダル受賞者を始め昨年各界で活躍した人たちで全てを構成するのなら、これは良いことだ。ところが昨年の大河ドラマ、朝ドラ、今年の大河ドラマの出演者をさりげなく混ぜた。しかも出演者を番組名付きで紹介する。これではNHKの宣伝だ。民放は提供会社のお金で運営するから宣伝が入って当然だ。NHKは国民から視聴料を集めておきながら、自分たちの宣伝をするとは言語道断だ。NHKは解散すべきだ。

一月三日(火)
スポニチアネックスによると
視聴者審査は白組420万3679票、紅組252万7724票。会場審査も白組1274票、紅組870票と白組が圧倒。しかし、審査員票で紅組が逆転し、最終的なボールの数は紅組9個(審査員9個)、白組6個(審査員2個、視聴者審査2個、会場審査2個)だった。
 審査方法の分かりにくさに加え、不可解な演出に疑問の声も見られた。
同感だ。試合ではなく音楽ショーだが、試合形式で行ふ以上は、公平でなくてはいけない。デイリースポーツによるとNHKの制作局エンターテインメント番組部の部長が
2016年は、リオオリンピック・パラリンピックが開催され、4年後の東京オリンピック・パラリンピックへ向けて、日本中が夢と希望を胸に新たな一歩を踏み出した年でした。第67回NHK紅白歌合戦は、そんな時代の空気を受け、歌で人々の夢を応援しようと、オリンピック直前の2019年、第70回までの通しテーマとして『夢を歌おう』と掲げました。そして、新たな一歩を踏み出すべく、新しいチャレンジを様々に試みました。
オリンピックと紅白歌合戦は何の関係もない。前者は真剣勝負だし、後者はでたらめな審査員選定と全国の声を無視した審査だった。通しテーマとは何か。今現在の職制により四年後までのテーマを強制する傲慢だ。
セットでは、審査員席の位置をこれまでと大きく変え、更に2階席と同レベルにセカンドステージを設けるなど大胆な変更を行いました。(中略)その結果多くの方々に支持された紅白になったと思います。
審査員籍を変へたり、セカンドステージを設けたことは見れば判る。いちいち云ふ必要はないし、もし云ふのなら反対意見はなかったのか、今までのセットと比べてどこが良くなりどこが悪くなったかを発表すべきだ。
ご覧頂き、応援して頂いた視聴者の皆様と、心を揺さぶる熱唱をプレゼントして下さった46組の歌手の皆さんと、審査員、ゲストの皆様に心から御礼申し上げます。
まづお礼申し上げるべきは受信料を払ってくださった人たちにすべきで、時間があるのにあへて紅白歌合戦を観なかった人たちにはお詫びすべきだ。それにしても「多くの方々に支持された」とは一体何を根拠に断定したのか。紅白歌合戦は歌で勝負すべきだ。いちいち説明しなくては理解されない演出は失敗だ。

一月四日(水)
私は途中で観るのを止めた。初めの頃の出演者はメロディーも、リズムも、出演者の好感度も良かったが、中間に入り必ずしもさうではない人たちが出てきた。
最後にデイリースポーツオンラインに載った記事を紹介し、NHKの傲慢さを指摘したい。
元ピンクレディーの増田恵子(58)が22日、カンテレのバラエティー番組「快傑 えみちゃんねる」(後7時)に出演し、NHKの紅白歌合戦を辞退したところ、その後、同局の別の番組に出演するために行くと、楽屋が物置のような部屋に変わったことを明かした。ショックで泣いたという。
(完)


「マスコミの横暴を許すな68」「マスコミの横暴を許すな70」

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