八百八十五 シロアリ民進党並みの悪質政治屋石原伸晃の消費税発言を批判
平成二十八年丙申
十月七日(金)
シロアリ民進党並みの発言
ロイター日本語版によると石原伸晃は
5日都内で講演し、消費税は「10%に引き上げても社会保障は賄いきれない」と指摘し、今後、順次引き上げる必要を「国民に問いかけて選挙しないといけない」と強調した。
石原の発言は菅野田並みの悪質さだ。増税するには直間比率を同じに保って全体を上げる方法がある。これとは別に直接税だけ上げる方法と間接税だけ上げる方法がある。シロアリ民進党が悪質なのは、社会保障が増大するとして消費税だけを上げた。直間比率を変へるべきだとして、消費税を上げるならまだ判る。社会保障が増大するとして消費税だけ上げるのは筋が通らない。
なぜこのやうな悪政を行ったかと云へば、シロアリ民進党の後ろにはニセ労組シロアリ連合がゐる。日本では必要なところに労組が無く、不要なところに労組があるからこのやうなことになる。企業別労組は日本だけだ。西洋の猿真似で消費税を上げるなら、ユニオンショップと組合費給料天引きを禁止すべきだ。こんな簡単なことさへ判らないのがシロアリ民進党だ。
十月九日(日)
日経電子版の記事
石原が発言した翌々日に検索するとロイターだけだったが、日本経済新聞電子版も検索されるやうになった。
石原伸晃経済財政・再生相は5日、都内で講演し、財政再建と社会保障制度の安定のため消費増税の必要性を強調した。「消費税は10%では賄いきれない。次は12%、14%、15%という形で上げることを国民に問いかけて選挙をしていかなければならない」と述べた。消費税は現在8%で、政府は2019年10月に10%に上げる予定。
最後の「消費税は現在8%で、政府は2019年10月に10%に上げる予定」と書くところに、日本経済新聞の本音が現れる。10%に上げたら景気は悪くなる。金銭の余裕のない世帯は消費税を上げればその分を節約して帳尻を合はせるしかない。税の負担は余裕のある人たちにお願ひしないと景気は悪くなる。そのためにはニセ労組シロアリ連合の解体は必須だ。西洋猿真似の悪い理由は、自分たちの都合のよいところだけを真似する。消費税増税はその典型だ。消費税を西洋並みにするなら、労働組合も企業別労組を禁止して職能別労組にすべきだ。こんな判り切ったことをなぜやれないのか。
十月十日(月)
西洋の猿真似
石原は西洋猿真似の消費税増税を発言するなら、自分に都合の悪いことも猿真似すべきだ。西洋では世襲の議員はほとんどゐない。このやうに云ふと、父親の選挙区を継いだ訳ではないと云ふだらう。しかし石原慎太郎は都知事だったから都内全域に親の七光りが届いた。東京以外から立候補をするなら親の選挙区を継いではゐないが、都内はすべて親の選挙区だ。
十月十日(月)
村山、菅、野田、石原の共通点(その一、永久二等兵物語)
村山、菅、野田、石原には共通点がある。本人の無能が原因で組織をめちゃくちゃにしておきながら、責任を取らず居座る。
まづ村山は重大な失策をした。自民党の長期政権を本当に終らせるには細川政権とそれに続く羽田政権をもう少し長引かせることが必須だった。それなのに自民党と連立政権を作り首相に収まった。名誉欲で長期戦略が見えなくなったのだらう。或いは最初から頭が悪いのかも知れない。これで再び自民党の長期政権が始まった。
二番目に村山は日本社会党を消滅させた。平成五(1993)年の衆議院選挙で70議席に減ったとは云へ、その二つ前の衆議院選挙(昭和六十一年)は85議席。新党ブームだから15議席くらい減るのは当たり前だ。昭和二十四(1949)年に143議席から48議席に激減したことがある。このとき社会党は与党だったが、昭電疑獄で西尾末広が逮捕された。48議席まで減ってもその後は盛り返したのだから、70議席では回復の機会が幾らでもあった。それなのに社会党の分裂を止められなかったばかりか、社会党を解党し社民党を作ってしまった。今でこそ社民党は社会党の後継のふりをするが、あのとき社会党といふ過去の遺物とは別組織だといふことをさかんに謳った。
三番目に村山は菅野田の消費税騒ぎのときに、消費税を過去に3%から5%に上げたのは正しかったと発言した。これから消費税増税の攻防が始まるといふときにこんな発言をしたら駄目だ。
社民党は今では消滅寸前だ。責任は村山にある。それなのに村山は今でも社民党の名誉党首だ。そんな村山が昨年、社会破壊拝西洋新自由主義戦没者冒涜反日パンフレット(自称朝日新聞)に載った。村山を二等兵と書いてあったから私は
村山は終戦後も永久に二等兵を続ければよかつた。下手に社会党委員長になるから党が消滅してしまつた。平和運動が変質してしまつた。
と書いた。これに対抗して追記したのか不明だが、Wikipediaには
村山 富市(むらやま とみいち、1924年3月3日 - )は、日本の政治家、労働組合指導者、陸軍軍人。
とある。軍人とは士官、下士官として長期に勤務した者を指す。戦時に人員不足で士官や下士官になった者は短期だから普通は軍人とは云はない。詳細を見ると
1944年、学徒動員で石川島造船所に配属された。同年、成人し徴兵検査を受け、学徒出陣で宮崎県都城市の日本陸軍歩兵第23連隊に二等兵として入隊。1945年8月15日、幹部候補生として陸軍軍曹の階級で終戦を迎えた。
兵役は一年数カ月だった。この当時は人が足りないから、誰でも下士官に任官した。例へば私の叔父は体が弱く衛生兵に回されたがそれでも無理で、陸軍省に下士官の事務の仕事が一人空いたと云ふのでそれに従事した。「あんな下っ端でも陸軍記念日には饅頭をもらってきた」と叔母が話してゐた。終戦後、床屋に行き「ああ気持ちがいい」と云った翌日、急死した。だから村山さんが陸軍軍曹だったことは事実だから書くべきだが、「陸軍軍人」「幹部候補生として」といふのは蛇足だ。ここで村山さんとさん付けにしたのは、村山で批判すべきは先ほどの三つであって、戦時中に食料も弾薬も医薬も足りないなかで徴兵された人には敬意を表するべきだ。氏ではなく、さんを用ゐたのは女性には「さん」または「女史」を用ゐるので、男女差別を無くすため男性もできるだけ「さん」にしようと半月ほど前から始めた。
さて、昨年反日パンフレットに基づいて私が書いた文章は、軍曹で終戦なら次のやうに追記すべきだ。
村山は敗戦で二等兵に格下げの上で永久に二等兵を続ければよかつた。下手に社会党委員長になるから党が消滅してしまつた。平和運動が変質してしまつた。
十月十四日(金)
村山、菅、野田、石原の共通点(その二、現代のA級戦犯物語)
菅と野田のせいで、せっかくできた与野党交代の体制を壊してしまった。しかも嘘が原因だから二人とも議員辞職すべきだった。ところがしつこく議員に居座るばかりか、野田に至っては幹事長に返り咲いた。まるで戦後に東條英機を官房長官にするやうなものだ。毎日次官が巣鴨刑務所に書類決済のため出かける。任期の途中で判決が出て死刑になるだらう。
自民党、公明党は補選の時に「あの野田さんが幹事長に返り咲きました。国民を馬鹿にするのも程がありますよね」と演説しよう。野田のやったことを詳細に云はなくても、国民は理解する。あと「嘘で固めた下手な演説だけが取り柄の野田幹事長」と呼ぶ方法もある。野田は口先だけの演説が得意で本人も自負していよう。だから、いつしか本人の耳に入り本領を発揮できなくなる。
菅と野田は日本の民主主義を破壊したA級戦犯だ。
十月十六日(日)
村山、菅、野田、石原の共通点(その三、国民のことを考へない猿真似政治屋)
自民党都連は都知事選挙で大敗した。さすがに石原は自民党都連会長を辞任したが、内閣府特命担当大臣(経済財政政策)には居座ったままだ。閣僚の価値を100円とすれば都道府県連の価値は1円だ。東京は首府(私が小学生の時は首府と習った。県州組織と市組織が合同した自治体は世界でも稀だから首都を持つ国は少ない)だから10円の価値はあるかも知れない。しかし100円に居座って10円辞任でごまかすのはペテン師(鳩山元首相が菅に用ゐた表現と同じ)だ。
小沢一郎さんは都知事選で自民党候補が負けて、幹事長を辞任した。史上最年少幹事長で、そのまま自民党にゐれば最年少首相にもなれただらう。それなのに自民党を集団離党し、終戦直後を除く戦後初めての政権交代(細川政権、羽田政権)を成し遂げた。それを壊したのが自社連立の村山だ。小沢さんの自由党は民主党と合流し二度目の政権交代(鳩山政権)を成し遂げた。これを壊したのが菅と野田だ。
石原は都知事選で敗北したのに閣僚を辞任せず、しかも国民の生活を壊さうとしてゐる。消費税を上げればその分、経済が悪くなる。総額は変はらないからだ。だから余裕のある年収層に負担をお願ひするしかないのに、村山、菅、野田、石原にはできない。国民のことを考へず、圧力団体に弱いと云ふ共通の欠陥があるためだ。(完)
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