八百九十一 1.蓮舫の無節操を批判、2.新潟県知事選、3.小沢発言
平成二十八年丙申
十月十七日(月)
新潟県知事選
新潟県知事選はどの候補が何なのかよく判らなかった。だからいまだに名前が判らない。結果は、共産、自由(十月十二日に生活の党から改称)、社民の推薦する候補が、自民、公明の推薦する候補を破った。それにしても無節操なのは蓮舫だ。シロアリ民進党は連合新潟の圧力で、どの候補も推薦しなかった。ところが終盤で前者が優勢と判ると、急遽蓮舫が応援に行った。
勝ち馬に乗らうとするその節操の無さには驚く。こんなやり方を許したら、今後は知事選や市長選でどの候補も応援せず、終盤で優勢な候補を応援する行為が続出しよう。蓮舫は国会議員失格だ。
十月十八日(火)
東京都知事選、二重国籍問題
蓮舫の無節操言動は党代表となってこれで二回目だ。短期間に続けて二回だから驚く。まづ小池さんが都知事に当選したとたん、蓮舫は「やっぱりまぶしい」「応援したい」と発言した。都知事選のときに鳥越俊太郎を応援しながらこの無節操さは一体何だ。
その問題とは別の嘘つき発言が問題になりさうだ。朝日新聞デジタルによると
民進党の蓮舫代表が自らの台湾籍をめぐる説明を二転三転させている。野田佳彦幹事長は17日の記者会見で「一貫性に欠ける印象を与え、(蓮舫氏)自身を含めて反省している」と述べた。
蓮舫氏は9月の代表選中、「(日本)国籍選択の宣言をしたことで、私は日本人になっている」と明言していた。しかし、今月16日、宣言した日付を記者団に問われると、「10月7日です」と語った。9月の時点では宣言していなかったことが明らかになった。
「一貫性に欠ける印象を与え」では、印象を受けた側にも責任があるやうな云ひ方だ。だいたい一貫性に欠けるとは、つまりは嘘をついたと云ふことだ。日経新聞によると
安倍晋三首相は13日の参院予算委員会で、蓮舫氏は戸籍謄本を公表すべきだと強調。蓮舫氏は15日、都内で記者団に「台湾籍を抜けた証明書は不受理とされた。戸籍法104条にのっとり選択宣言をした」と明らかにした。党幹部によると7日付で宣言したとしているものの、説明責任を今後も問われそうだ。
十月十八日(火)その二
初めて蓮舫さんの発言を観た
検索を掛けるうちに、民進党広報局の発表した練馬区で街頭演説終了後のぶら下がり取材のビデオを見つけた。蓮舫さんの発言を直接見るのは初めてだ。
最優先はTPPでないと思っている。むしろパリ協定、環境だと思っている。年金カット法案については、世代間の支えあいを含めた根本的な議論をすべきだ。
前半はよいことを云ふ。といふことで再び「さん」を付けることにした。ビデオを観て感じたことは、本人が立候補すれば確かに人気が出る。しかし他の候補を応援しても人気は伝播しない。それは都知事選で明らかだし、そもそも蓮舫さんの夫が何年か前に区会議員に立候補したが落選したことでも明らかだ。
十月十九日(水)
新潟県知事選の勝因
新潟県知事選で共産自由社民推薦候補が勝利したのは、争点を原発問題に引きずり込んだためだ。あとシロアリ民進党が推薦しなかったから票が逃げなかったと云ふのがあるが、これは小さい。もともとシロアリ民進党を支持する人は10%以下で無視された。
それにしても連合新潟は原発派を支持、シロアリ民進党は自主投票だから、蓮舫さんが応援に行ってもし負けたら、代表辞任にまで行ったかも知れない。それなのに応援に行ったと云ふことは、投票日直前の世論調査で勝利が見えてゐたからだ。勝ち馬に乗ると云ふ実に卑劣な行動だった。
十月二十日(木)
小沢一郎さんの発言
Googleニュースの見出しを見たとき、これで昔の小沢さんに戻ったと喜んだ。
自由・小沢一郎代表「民進党は解散すべき」「勝ちそうになっての応援は主体性なし」 野党共闘に消極的な姿勢を批判
これは産経ニュースの見出しだった。しかし本文を見て失望した。
自由党の小沢一郎代表は18日の記者会見で、民進党の蓮舫代表が新潟県知事選の最終盤になってから、野党3党(共産、自由、社民)が推薦した米山隆一氏の応援に入ったことについて「勝ちそうになったから応援に行くのは、野党第一党(の党首)として主体性がなさすぎる」と述べ、民進党の野党共闘への消極的な姿勢を批判した。
ここまでは80%賛成だ。20%反対なのは蓮舫さんの行為は主体性がないのではなく卑劣だ。続いて
さらに、民進党が米山氏の推薦を見送り、最後まで自主投票だったことを踏まえ、「最大野党の民進党は何のために政党を構成しているのか。政権を取る気がないなら、それは国民への背信行為、民主主義を否定する行為だ。そんなのは解散した方がいい」と主張した。
ここは50%賛成だ。民進党は連合新潟の圧力に屈した。その卑劣な行為を批判すべきで、そもそも圧力団体に屈する政党は国民への背信行為、民主主義を否定する行為だ。次に
小沢氏は「野党が本当に心をあわせて一体となれば仮に来年1月の衆院選でも絶対勝つ。間違いない」とも訴え、野党共闘の重要性を重ねて強調した。
ここは100%反対だ。野党に政権を取る力はもはやない。国民はこれまでの政治に飽きた。飽きる政治を続けると新自由主義が台頭する。それを防ぐには国民をまとめる力が必要だ。憲法改正は良い機会だ。小沢さんはかつて自由党がシロアリ化する前の民主党に合流したあと、自民党との連立を提案し民主党内で否決されたことがある。あの当時に戻り、憲法改正の先頭に立つべきだ。(完)
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