五百九十三、ニセ平和記事は社会に有害である(マスコミの横暴を許すな20)

平成二十六甲午
七月二十一日(月) 東京パンフレット七月十九日号
二ヶ月前にも指摘したが、日本の平和運動は村山富市以降偽善 のものが多くなつた。今回ニセ新聞東京パンフレット(自称東京新聞)に偽善の文章(自称記事)が 載つたので紹介しよう。七月十九日の朝パンフレット(自称日刊)である。
葛根廟事件の生存者がまとめた証言集を出版したといふもので、生存者自身は皆、良心的な人たち である。ところがニセ新聞に載つた途端、偏向してしまふ。それは終戦前日  国は見捨てたといふ一ページ目先頭の大見出しである。今の日本は拝米が充満してゐ る。だからこの見出しを付けると、ますます拝米が進む。といふかマスコミはアメリカの長年のマスコ ミ向け工作に引つ掛かつた結果、国内で拝米が進んだといふべきだらう。
葛根廟事件の悲劇の原因は敗戦である。ところが戦後の日本は敗戦責任をうやむやにした。今から でも遅くはないから敗戦責任者を追及すべきだ。東條英機はその一人でさうすれば靖国神社に天皇 様をはじめ首相などが気兼ねなく参拝できるようになる。私は神仏分離に反対の立場から今の靖国 神社には抵抗があるが、国内を破壊しリベラルを自称するシロアリ民主党の新自由主義者どもを 出さないためにも靖国神社から東條英機命にお移り願ふことは重要である。

ソ連の戦車が民間人をなぎ倒す。これは悪質な戦争犯罪である。なぜそのことを批判しないのか。 その際は米軍による東京大空襲や広島長崎への原爆も取り上げるべきだ。これら民間への攻撃を なぜ批判しないのか。見出しは敗戦の責任は誰に或いは 連合軍による悪質な民間人虐殺にすべきだ。それができないのは パンフレット編集者が拝米反日だからだ。

七月二十三日(水) 拝米工作の一例
拝米工作の一例を紹介しよう。今朝のニセ新聞東京パンフレットに「国の提訴 はどう喝」といふ大型文字(自称大見出し)があり、隣にスラップ訴訟  市民団体が最高裁に抗議の白抜き中型文字、文章(自称、記事)の真ん中には二行で中型 の言論の自由抑圧/米では規正法も、中型だが目立たずに 米ヘリ基地反対「通行妨害」で敗訴、が並ぶ。
これは米ヘリ基地反対でありながら拝米に持ち込む実に悪質な書き方である。逆にすることもできる。 先頭に大型で米ヘリ基地反対訴訟敗訴を持つてくればよい。

見出し以上に悪質なのが本文の後半のアメリカでは規正法があるから日本でもといふ 部分である。勿論スラップ訴訟は絶対に反対である。例を挙げるならせめて西欧にすべきだ。アメリカの ように国内が平衡に達してゐない国を例に挙げるとアメリカの悪い例を経団連や新自由主義者が次々に 持ち込むことになる。絶対にアメリカを真似してはいけない。

七月二十五日(金) 名誉白人+偽善親中=反日反社会
葛根廟事件の文章に戻ると、
証言集には、現地民に救われた残留孤児らの体験も含まれている。かくまってくれた養父母への感謝 や日中友好への願いをつづっている。
事件から六十九年。日本では嫌中感情が広がりつつある。大島さんは「生存者は皆どこかで中国人に 助けられている。大陸の広い心を持った中国を嫌いにはなれない」(以下略)


日本で嫌中感情が広がる第一の理由は、マスコミの偏向にある。拝米反中の国売り(自称読売)新聞、 白人崇拝KKK(自称サンケー)新聞はもとより拝米反日(自称朝日)新聞、東京パンフレット(自称東京 新聞)と怪しげなマスコミばかりで、これでは拝米反中になる訳である。かつて南アフリカでアパルトヘ イト(人種差別)があり、日本人は名誉白人扱ひで喜んでゐたが、日本のマスコミは今でも名誉白人で 喜んでゐる。そればかりか周辺のアジア各国を上からの視線で蔑む。
例へば中国の新疆ウィグル自治区で爆破事件があつた。警察が警備を厳しくするのは当然である。 ところがニセ新聞東京パンフレットはウィグル族への抑圧が強くなつたような書き方をした。もし中国を 批判するなら、普通話(北京語)を少数民族に押し付けない、或いは漢民族の移住を制限するなどを 主張すべきだ。普通選挙をするかどうか、一民族一国家といふのは西欧の偽善である。それを実現 するためにこれまでどれだけ混乱したか、日本では政権交代が為されず普通選挙の意味はないが、 その理由は何なのか。西欧の都合のよい部分だけ取り入れてはいけない。
日本の経済はアジアで見れば、或いは西欧と比べてもまつたく遜色はない。それなのに非正規雇用、 生涯独身、少子化が起きる原因は日本の偏向マスコミのばら撒いた反日反社会にある。

七月二十七日(日) 一面トップに載せるべき記事を六ページ目に
イスラエル軍のガザ侵攻により死者が千人を超えた。普通であれば一面トップに載せるべき記事で ある。ところがニセ新聞東京パンフレットは六ページ目(自称六面)に載せた。六面は国際ページだ。 世界で何があつただとかの緊急性のない文章を載せるところだ。これが拝米反日反社会の醜いニセ 新聞の実態である。

七月二十八日(月) 偏向二社
私のようにアジア重視の立場でさへ、国内偏向二紙(新聞一つとパンフレット一つ)には反対である。 まづNHKのニュースウォッチ9でアナウンサが次のように発言した。
在日コリアン一世の方たちというのは1910年の韓国併合後に強制的に連れてこられたり職を求めて 移り住んできた人たちで、大変な苦労を重ねて生活の基盤を築いてきたという経緯があります。
このNHKのアナウンサの発言内容には絶対反対である。まづ日韓、日朝の親善に役立たず、 日本国内の韓国籍北朝鮮籍の人たちのためにもならない。
日韓併合時にそのことに反対して明治政府を批判するなら大賛成である。冷戦終結後の今になつて この発言をすると、世界のほとんどを植民地にした米英仏蘭は正しくて、その猿真似をした日本は 間違つてゐたといふとんでもない帝国主義賞賛になつてしまふからである。
またコリアンなる奇妙な日本語をNHKが使つてはいけない。狐狸庵(こりあん)とは遠藤周作のことだ から亡くなつた平成8年までとその後の五年間くらいまでは誰もコリアンなる奇妙な語は使はなかつた。

百田尚樹氏がNHK経営委員会でこの発言に言及した。ここまで何の問題もない。
ところが反日拝米社会破壊新聞(自称朝日新聞)は委員長代行が、『個別の番組への意見や 注文なら問題になる。番組の感想ということでいいか』と伝えたところ、百田氏も発言をやめたという 記事を書いた。百田氏はこれに対し
・悪意にあふれた記事!番組に関して質問したことを「番組への干渉」と書くとは!放送を終えた番組に 対して、経営委員が質問や感想を言うことは放送法にはいささかも抵触しない。
・委員長代行は「放送法には抵触しない」と言ったし、私は発言をやめていない。

と反論した。ここで放送法を見ると
第3条 放送番組は、法律に定める権限に基づく場合でなければ、何人からも干渉され、又は規律 されることがない。
第32条 委員は、この法律又はこの法律に基づく命令に別段の定めがある場合を除き、個別の放送
番組の編集その他の協会の業務を執行することができない。
2 委員は、個別の放送番組の編集について、第3条の規定に抵触する行為をしてはならない。
とある。百田氏は編集をしなかつたし編集に干渉もしなかつたから全く違反してゐない。
ニセ新聞東京パンフレット(自称東京新聞)も百田氏が放送法に違反したといふ記事を載せた。私は アジア重視の立場から百田氏の日ごろの発言に賛成といふ訳ではない。しかし二社の偏向には驚く。 と同時に日本を破壊して欧米化しようといふ意図が明白なだけに絶対に二社には反対である。

八月一日(金) BBCのホームページ
イギリスの公共放送BBCのホームページにパレスチナのガザ地区住民を応援する写真がたくさん 載つた。先頭は泣き叫ぶ市民、次に棺の周りで悲しむ人々、集中治療室の乳児とガザの写真が三つ 並び、最後にベルリンでイスラエル支持を叫んで口を大きく開けたり目付きが異常な人たちがデモ をする写真で終る。世界中の誰もがこの四枚の写真を見ればBBCがイスラエルを非難してゐることが 判る。日本の報道機関もこういふ写真を載せればよいではないか。それができないのは拝米新自由 主義反日反社会といふ奇妙な路線だからだ。
だから良心的に運動をする人達を偏向した大見出しで醜く報道する。実に悪質である。(完)


マスコミの横暴を許すな19マスコミの横暴を許すな21

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