四百九十四、東京大学総長濱田純一の駄論を批判(東大のマスコミ研究者は税金の無駄だから解雇せよ)
平成25年
十月二十二日(火)「猿真似ニセ学者はその存在を許すな」
日本のマスコミは世界で最も質が悪い。国売り(自称読売)、KKK(自称サンケイ)は拝米反アジア。反日(自称朝日)、小型朝日(自称毎日)、新聞失格東京パンフレットは拝米反日新自由主義。つまり日本にはまともな全国紙がない。それを放置した東大社会情報研究所にも多大な責任がある。三年前に批判した東京大学教授林香里さんはその社会情報研究所(とその後継組織)に所属するが、同じく東京大学学長濱田純一は社会情報研究所の元所長である。それだけなら何でもないが今回許し難い発言をした。それを徹底的に批判しようといふのが今回の特集である。
因みになぜ反日、小型朝日、新聞失格東京パンフレットが新自由主義なのかは三年前に批判した東京大学教授林香里さんの十二月二十八日に載つてゐる。
十月二十三日(水)「日経ビジネスの対談」
濱田と日経ビジネスの記者が対談した。記者は次のように書く。
経済のグローバル化が進み、世界の大学では優秀な教員や学生の争奪戦が国境を越えて繰り広げられている。そうした中、国内トップ大学である東京大学の濱田純一総長は、「優秀な人材を採れないのは、本当につらい」と、思うような教育ができないもどかしさを露呈する。
まづ国境を越えた争奪戦なぞ起きてゐない。ゲルマン系、ラテン系の言語は方言みたいなものだから多少の競争はあるかも知れない。ゲルマン系、ラテン系といふ言ひ方は単語の語源から考へたもので近隣の影響や、言語構造による思考方法の相違などを考慮してゐない。だからゲルマン系、ラテン系はアジアの感覚では方言同士である。
優秀な人材といふが、社会情報研究所(とその後継組織)はいつたい何だ。ああいふ暗愚な集団を解散するだけで東大の教員全体の平均値は大きく上昇する。
十月二十四日(木)「夜郎自大兼総長能力不足」
記者 まず、東大の現状をどう評価しているか、教えてほしい
濱田 東大の素晴らしいところを挙げればきりがないが、ここでは危機感を抱いている点についてお話したい。
一流と評価される会社に此の質問をしたら、(1)素晴らしい点を具体的に判りやすく、(2)聴く人の印象に残り、(3)それでゐて三分以内に答へるだらう。濱田はいつたい国民の税金を何だと思つてゐるのか。素晴らしい点を何一つ挙げないと云ふか挙げられない。それでゐて素晴らしいところを挙げればきりがないと答へる。本当にきりがないのだな。だつたら一日六時間発表するとして二十年間くらい素晴らしい点とやらを発表してもらはうではないか。
その際に、質問は自由にできるやうにしてもらひたい。自分でも理解しない論文集を延々と読まれることの防止策である。二十年では長いと思ふなら一ヶ月でも一週間でもよい。ただし一週間のときは質問で手を挙げたのに別の質問などで待機した時間はカウントしないでもらひたい。
次の問題点に移る。危機感を抱いている点についてお話したいといふお話の三行目に
日本でトップの研究者や学生を抱えているのに、その潜在能力を十分に生かし切れていないのではないか。まだまだ力を発揮できるはず。そんな危機感がある。
普通の感覚ではそれは学長の責任だ。東大は学長のことを総長といふらしい。総長を名乗る連中にろくなのはゐない。参謀総長、軍令部総長、自民党の派閥の事務総長。国連事務総長がゐるではないか。さういふ質問が出さうだがあれは翻訳のあやである。総長を立派に見せたい人が訳語に関係したかだうかは不明だが、普通なら国連事務局長或ひは国連事務統括と訳せば済む話だ。
十月二十五日(金)「ランキング」
記者 世界の大学ランキングを見ると、米英の大学が上位を占めている。一方、東大の順位は英クアクアレリ・シモンズ(QS)のランキングでは32位、英タイムズ・ハイヤー・エデュケーション(THE)では23位と低迷している。この結果をどのように評価しているか。
濱田 ランキングなど気にするな、という声もあるが、「たかがランキング、されどランキング」だ。この順位を見て進学先を決める優秀な学生もいるからである。
本当に順位を見て進学先を決める学生がゐるのか。試しに学生たちに順位を見て決めたかアンケートを取つたらだうだ。外国から留学生を呼びそれで英語化をするといふ濱田の企みが露骨に表れてゐる。日本の大学の特長は日本語で授業をすることだ。だから日本の大学を卒業すれば出身国に戻つても日本関係の専門家として日系企業に就職することが多い。英語で授業をしたら優秀な人は英米に行くから尚のこと三流四流しかこない。社会情報研究所(とその後継組織)とは釣り合つてもほかの学部からは不満がでよう。
だいたい濱田が挙げたランキングは二つともイギリスの発表したものだ。米英が上位を占めるのは当たり前だ。アジアでランキングを付けるとすれば、母国語で授業を行ふか、その国の気候、文化、経済、社会に合ふか、地球を破壊する西洋文明の代替となり得るかで判断すべきだ。
十一月二日(土)「世界を視野の欺瞞を許すな」
濱田 明治以降の日本は、先進的な欧米というお手本があった。それに、「追いつけ」「追い越せ」で頑張ってきた。(中略)しかし、今はそれでは通じない。東日本大震災のような自然災害や原子力発電所の爆発事故、高齢化や温暖化など、答えがなかなか見えない問題がたくさん起こっている。こうした問題に、世界を視野に入れて取り組む必要がある。(中略)一言で言えば、多様性から生まれる教育だ。
欧米の「追いつけ」「追い越せ」が駄目な事は欧米の帝国主義を真似して敗戦を迎へた先の戦争で明らかである。何も今に始まつたものではない。
敗戦後はずつと欧米の猿真似だつた訳ではない。昭和六十年あたりまでは米ソ冷戦の影響で、世界は欧米側だけではなくバンドン会議のように第三極もあつたし、欧米側でも韓国や台湾のように独裁国もあつた。まさに多様化の時代だつた。
濱田は「世界を視野に入れて」といふが世界を視野に入れるとは欧米は世界の一部に過ぎないことに気が付くことだ。それなのに濱田は日本の欧米化が世界を視野に入れることだと思つてゐる。「多様性」も日本のように欧米化が過剰な国にあつては欧米以外の発想を持つことだ。
だいたい原子力発電所の爆発事故、高齢化や温暖化などは欧米文明のもたらしたものだ。東北大地震の被害も堤防、気象警報など欧米文明への過度な期待がもたらしたものだ。過去の教訓を守り家を一定限度より下には作らなかつた集落は犠牲者が少なかつた。高齢化について長生きは悪いことなのかと筋違ひな反論を防ぐため予め説明すれば医学的環境変化に社会的変化が追いつかず平衡状態にに達してゐないといふことだ。
十一月三日(日)「英語帝国主義」
「日本語の壁」は講義の英語化で壊すしかないと題の付いた最後の章で、
米国のトップ大学には、資金力では敵わない。ならば、東大はカネには代えられない魅力を高める以外に、海外から優秀な人材を引き付ける方法はない。
と大見得を切つた。前章の最後の米ハーバード大学では、東大の年間の支出とほぼ同額を、寄付基金の運用益だけで稼ぎ出すと聞く。これは本当にうらやましい。に続いたものだが、そのカネには代えられない魅力が何かといへば
外国の教員も講義をしやすいよう、「PEAK(ピーク)」という英語で開講される授業科目だけで学部を卒業できるコースも昨年から始めた。まだ、1学年に30人程度だが、これからもっと増やしていく。日本語が壁となっているのならば、こちらがその壁を壊して英語でやればいい。このような改革を地道に続けていくしか、国際競争力を高める手段はない。
米国のトップ大学が英語以外の言語で講義し、日本では英語で講義するといふのならカネに代へられない魅力にはなる。しかしさうではない。米国のトップ大学は英語で講義をしてゐる。それなのに日本でも英語で講義してカネには代えられない魅力になると思つてゐるのか。濱田といふのは呆れた男である。
だいたい英語で講義をすることによる非効率で国内でどれだけ損失が出ると思つてゐるのか。また英語で講義をすることにより思考方法が日本語の場合に比べて変化する。それによる社会への影響をきちんと考慮したか。
日本のすべきはフランス、、スペイン、ポルトガル、中南米、インド、中国、アラブ諸国と連携し各国言語を尊重する意識を世界に広めることだ。日本人は英語が下手なのだからこれこそ国益に適ふ。また外国人が日本語を勉強しやすいように漢字ひらがな変換装置を開発すべきだ。書籍や看板などの漢字に受光部を向けるとひらがなが表示される機械である。私の予想では二年間で開発でき一台十万円で製作できる。中国と共同開発でもよい。国内の少数民族、韓国、ベトナムでも使へるから中国は共同開発に飛びつくだらう。
英語聞き取り装置を開発してもよい。英語を話す人にマイクを向けると画面に英語が表示される機械である。国際化といふのはこれくらいやるべきだ。(完)
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