四百二十、みんなの党、生活の党、社民党、みどりの風はシロアリ民主党と組んではいけない


平成25年
五月二十二日(水)「維新の会とみんなの党」
維新の会の騒動でみんなの党が維新の会との選挙協力を白紙に戻した。そのこと自体は賛成である。維新の会は菅と野田といふペテン師による消費税騒動のときに曖昧だつた。だから大手ニセマスコミに優先的に報道され議席を増やした。みんなの党は第三極の票が分散したし、生活の党(当時は未来の党)に至つては無視された。
だから今回の件で維新の会は消費税増税撤回の先鋒を務めるべきだし、みんなの党もそれに次ぐべきだ。まちがつてもシロアリ民主党に協力してはいけない。シロアリ民主党は野党戦線に復活したいならまづ菅、野田を除名し消費税増税撤回を掲げるべきだ。

五月二十三日(木)「社民党」
大分で社民党がシロアリ民主党との選挙協力を画策するニユースが報道された。冗談ではない。社民党は消費税増税に反対、シロアリ民主党は消費税増税の主犯である。なんで敵対政党と組むのか。社民党本部は大分を除名にしてでもシロアリなんかと組んではいけない。
社民党には失望の連続である。しかし敵対は避けてきた。浅沼稲次郎や鈴木茂三郎の伝統を引き継ぐ政党だからである。私の所属する労組の分裂騒ぎ裁判が先月あり、五十人分の傍聴席を相手側が独占し夫婦そろつて傍聴した婦人が次の参議院選に社民党から立候補することになつた。それでも社民党は組合員三百人の労組の分裂裁判まで考慮して立候補者を選べるはずがないと好意的に取つた。しかし今回のシロアリ民主党との画策は許し難い。大分が勝手にやつたと好意的に考へてはゐるが。

五月二十五日(土)「シロアリ民主党のいけない理由」
シロアリ民主党のいけない理由は、最近では菅と野田の嘘つき増税、古くは結果の平等ではなく機会の平等だと主張したことである。本当の機会の平等ならよい。しかし実際は違ふ。この言葉ほど偽善に満ちたものはない。幾らでも自分たちに都合のよい主張に変へられるからだ。
例へば大手が受注し大手組合は高給、中小組合や未組織労働者はリストラや嫌がらせ退職の続発したとき、これは公正な受注競争の結果だから機会均等ですとしたり顔で彼らは主張するだらう。あるいは大手は公正な入社試験を受けて入社しました、機会平等ですと主張するだらう。後者の主張の間違ひは賃金は労働の対価だからだ。試験を受けて入社し厚遇となると労働ではなく身分になる。
拝米新自由主義派(菅、前原、野田の各派)とニセ労組シロアリ連合のみにくい部分を繋ぎ合はせた主張である。

五月二十六日(日)「自民党は国民のことを考へるがシロアリ民主党は考へない」
自民党の高市早苗政調会長が二十六日、消費税率引き上げの是非を「十月ごろの景気を見る」と述べた。増税絶対ありきのシロアリ民主党と比べ、自民党は国民のことを考へる。シロアリ民主党といふのは本当に腹黒い政党である。
シロアリ民主党の圧力団体のニセ労組シロアリ連合は増税賛成である。一般の国民を犠牲に自分たちだけいい思ひをしようといふ仕儀である。今度の参議院選でシロアリ民主党を全員落選させよう。特にニセ労組シロアリ連合の支援を受けた候補は絶対に落選させよう。

五月二十七日(月)「ここ二年ほどニセ労組シロアリ連合のすることは反社会的なことばかりだ」
東北大震災ののち、ニセ労組シロアリ連合のしたことといへば電力総連が反原発議員に圧力を掛けたり、大震災の傷あとが残つてゐるのに消費税増税の圧力を掛けるなど反社会的なことばかりだ。
労働運動は憲法に書いてあるから認められるのではない。昔の農民一揆の伝統を引き継ぐから国民に認められた。農民側も筵旗を立てたり蓑を着たりして、支持を取り付ける努力をした。労働運動も国民から支持される運動でなくてはいけない。
大手企業もかつては労働者の賃金は低かつたし溶鉱炉の労働者は高熱のなかで働いたし工場の労働者は冬は寒いなかで作業した。しかし高度経済成長とプラザ合意以降は必要のない人たちに労組を与へることになつた。
大企業は民間だからそれでも構はない。しかし税金で運営される公共機関では許されない。日教組、自治労、その他の官公労はニセ労組シロアリ連合を脱退すべきだ。

五月二十八日(火)「維新の会は国民のために働け」
維新の会は、シロアリ民主党が突然消費税増税を言ひ出したときに他の野党は反対なのに維新の会だけ地方税に回すなら賛成といふ曖昧な態度だつた。今こそ消費税増税反対に舵を切り、シロアリ民主党の撲滅に働くべきだ。

五月三十日(木)「私は維新の会の現状の主張にはまつたく共通点がないが橋下叩きには反対である」
かつて維新の会は将来日米安保条約を解消すると発言したがすぐ云はなくなつた。今回の騒動の原因は沖縄米軍司令官に風俗産業の利用を進言したことである。そして米軍司令官への発言のみを取り消しその他の発言は取り消さなかつた。そこまで米軍に追従したいのかと呆れる。
橋下氏は権力が視界に入つてから急速に国民の意識と乖離するやうになつた。菅や野田とそつくりである。
私は戦時だらうと平時だらうと風俗産業に反対である。つまり私と今の橋下氏の主張には共通点が皆無である。菅、野田と私の関係と同じである。しかし橋下たたきには反対である。まづは官僚が敵視するのは橋下氏だといふ半年前だつたか一年前だつたか週刊誌が記事を書いた。二番目に維新の会が議席を伸ばせば憲法九十六条は改正されよう。私は九十六条改正には反対だが、拝米派はマツカーサの押し付けた文章を守りたい一心で維新の会に反対する。日本の大手マスコミは偏向が先進国で最もひどい。だから今回は橋下叩きを繰り返した。小沢叩きのときと同じである。

五月三十一日(金)「このままでは既得権派の天下になる」
前回の小沢叩き、今回の橋下叩き。このまま行くと日本は既得権派の天下になる。既得権派は護憲である。この憲法のおかげで政治屋として貴族並みの身分になれたからだ。シロアリ民主党も半分は憲法維持派だし残りは拝米改憲派である。拝米改憲派は自衛隊をアメリカに売り渡してますますいい思ひをしようとする連中である。
だからみんなの党、生活の党、社民党、みどりの風はシロアリ民主党なんかと組んでは絶対にいけない。(完)


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