二千八百四十八(うた)保守とは、生活を守ることだ
乙巳(西洋発狂人歴2025)年
七月十五日(火)
参議院比例代表選挙広報の採点で、「日本保守党、れいわ、自民党、日本共産党、の中から投票したい」と結論を出した。一般に、日本保守党と自民党は右派、れいわと日本共産党は左派、と思はれてゐる。
しかしここに、「保守とは、生活を守ることだ」を付け加へると、この四党に矛盾は無くなる。さて、東京新聞のホームページに
「参政党か、れいわに入れます」なぜ?その2択を口にする人が増えている…悩める「ロスジェネ」の判断材料
が載った。
「参政党か、れいわ(新選組)に入れます」
参院選(20日投開票)の取材で街に出ると、こう話す有権者が少なからずいる。
政治的な立ち位置について、一般的には「右」の政党と思われている参政党と、「左」のイメージが強いれいわ新選組。この2党で揺れているのはなぜなのか。
この場合は、(1)手段が穏健ではない、(2)既得権とは無縁、の二つで選ばれた。とは云へ、当ホームページの「保守とは、生活を守ることだ」とは、大いに関係がある。この言葉の裏側には「生活を守るためには、社会が必要だ」がある。
記事は
「自分は『ロスジェネ』なんです。国や自民党に裏切られたと思います」
ロスジェネとはロストジェネレーション(失われた世代)のこと。
バブル経済がはじけた後の就職氷河期に社会に出た。希望する正規雇用の仕事を得るのが難しかった世代。現在の40代から50代前半くらいまでが含まれる。
ケイスケさんは静かに続けた。「僕らは、義務教育で国の言われた通りに育ってきた。でも就職氷河期が直撃して、正社員になれない。家族も持てない。まじめに保険料を払ってきたのに、年金も大してもらえない」
「『それはおまえの努力が足りないからだ』と言われる。そうかもしれないけど、そもそも国の制度がそう(努力で解決できるように)なっていない」
そのとほり。国の制度の裏側には、崩壊した社会がある。
七月十六日(水)
ロスジェネを発生させた理由は、資本主義に社会を維持する意志が無いためだ。昔、労働組合に関はってゐたときに、メーデー終了後の二次会で、小さな単産なので参加者は二十人くらいだった。会長のKさん(女性)が、新自由主義は駄目だと発言した。
小生はこの発言には反対で、資本主義の本質が原因だ。とは云へ、企業や取引先や業界は、多くの人たちで運営される。そこには、良心と邪心が絡む。つまり現実の経済社会は、資本主義と良心と邪心が動かす。半資本主義と呼んでも良い。
かつて社会は、地域、一族、職場など、幾重もの関係で維持された。戦後は、それらが一つづつ破壊されたため、革新勢力に人気があった。全国に革新知事市長を誕生させた。
米ソ冷戦が、米側の勝利で終はり、革新勢力はほぼ消滅した。するとリベラルといふ、社会を破壊する勢力が現れた。だからリベラルは、無党派層に人気がない。
小生が、「日本保守党、れいわ、自民党、日本共産党、の中から投票したい」と結論を出したのは、そのやうな理由である。
生活を守るが保守に 必要は社会良心 その為に撲滅しようリベラル邪心
反歌
資本主義社会破壊を防ぐため社会良心半資本主義(終)
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