二千七百五(うた)行動日記(母の休日、カルトに遭遇、干物を調理)
乙巳(西洋発狂人歴2025)年
四月二日(水)
母が昨日から、新しいデイサービスへ通ふやうになった。本日は、小生が休みで、妻が仕事だ。晴れたら隅田公園にお花見に、と期待したが雨だった。それより、本日は母の休日だった。介護保険の上限で、月に何日か休みを入れなくてはいけない。
母が一人で椅子から立ち上がれるやうになった。最近もお手洗ひへ行くと云って、二回立ち上がった。本日は、目的が無くても立ち上がれるやうになった。
目的があり立ち上がるこれなら出来る 目的が無く立ち上がる少し困難

昨日昼食用にバサと云ふ魚を二切れ買った。しかし妻がラーメンを用意してくれてゐた。そこでバサは本日の昼に母と食べた。ベトナムでよく食べられ、養殖で輸出もされ、ベトナムの貴重な外貨獲得源だ。料理法は分からなかったが、油で炒めたら淡白で美味しかった。
越南の仕事助けに淡白な魚を次も食べ続けよう


四月四日(金)
駅でカルトに遭遇した。エスカレータに乗ると、四段くらい後方から文書を読む声がする。振り向くと、中年の女が新聞を前方に示しながら「XX学会は破門されました」と一人で話し続ける。特定の人に向けたのではなく、無差別だ。降りたあと、その女は話し続けながら別の方角へ歩いた。あの声を聴いて「偉い」「もっと話を聞きたい」と思ふ人は一万人に一人も居ない。不気味だし、皆が迷惑だ。
前にもあの宗派と遭遇したことがある。ミャンマーから瞑想専門僧が来られ瞑想指導会のときに妨害した。宗教は、心を浄化するためにある。あの宗派も貪瞋痴(むさぼる、いかり、おろか)はいけないと口では云ふものの、皆が貪瞋痴に向ってしまふ。
かみほとけ心を清くするために三つの毒(わる)き離れるにより

(4.08追記)あの宗派は、xx学会、顕x会、法x講連合会、正x会と、四つに分裂した。今回の中年女と、ミャンマー僧来日のときに妨害した男は、どちらも法x講連合会で、「お寺の信心です」と云ったり「法x講〇〇支部」(〇〇は各寺院によって異なる)と名乗ったりするので、要注意だ。

四月五日(土)
昼食は一人で摂ることが多い。本日は干物のホッケを買って家へ戻った。干物は今まで調理したことが無いので、加熱時間などを調べた。食中毒など問題はない筈だが、少し生臭い。食べ終へたあと、水分を三時間くらい摂らなかった。もし細菌や寄生虫が残っても、胃酸で死滅させるためである。そして夜になっても大丈夫だった。
少し生臭いのは、味付けをしなかったためだ。あと干物とは云へ、完全に乾燥したのではなく、水分が残ってゐた。今まで干物を買はなかったのは、フライか生の魚売り場しか見なかった。たまたま違ふ列で見つけた。
新しき事を始めてぼけ防止 調理の仕方まづ増えておかずも増えて体にも良い

反歌  少しづつおかず作りが進化する月進年歩身心ともに

四月六日(日)
カルトで思ひ出したことがある。以前、市立図書館入口の棚に密教的坐禅のちらしが置いてあった。会場は県立埼玉会館だし、市立図書館に置いてあるのでちらっと見たが、不審なのは「New Style Zen」と怪しげな外国語を使ふことだ。小生は密教の阿字観には興味を持つが、誰が作ったか不明な「New Style Zen」には興味がない。
このまま忘却するはずだったが、二日前のカルト事件で思ひ出した。開催が全国に多数。或いはカルトかも知れない。市立図書館は、会場が県立だと安心せず、かういふちらしを置いてはいけない。或いは、誰かが勝手に置いたのかも知れない。
カルトには近づく勿れ人生を遠回りする重荷を背負ふ 台無しの人も
(終)

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