二千六百八十七(うた)偽装個人事業主の仕事をしてはいけない
乙巳(西洋発狂人歴2025)年
三月十九日(水)
(前へ)確定申告に必要なので、一昨年十一月と十二月に支払はれた金額のうち、委託費(雇用の給料に相当)と交通費の割合を教へてほしいと、三回伝へた。一回目と二回目はメールで、三回目は電話で。三回目は、担当者から折り返し連絡させます、と云はれこちらの携帯番号も伝へた。それなのに、連絡すらよこさない。悪質な会社があったものである。
仕方が無いので、今年一月から五月まで(六月以降は時間数が大きく変はる)の割合で、一昨年十一月と十二月を計算した。これでも三百円程度しか違はないだらう。昨年九月に契約解除(雇用の、解雇に当る)のときに、その年の分はその会社の自分用のページからダウンロードした。しかし二ヶ月遅れで支給されるため、二ヶ月分のダウンロードを忘れた。
この会社は、契約解除(会社からだと解雇に当り、個人からだと退職に当る)が多い。この会社の仕事を始めたときのエリア会リーダーも頑張ってゐたのに、契約解除したかされたかで、ゐなくなった。今回のやうな問題は、過去にずいぶんたくさんあった筈だ。本来は会社側から、契約解除に当っての注意事項として連絡するべきだ。
注意事項と云へば、消費税問題もある。インボイス制度が始まるに当り、さんざんインボイスの登録をしろと云っておきながら、取ったあとは消費税10%で済ませてしまふ。インボイスなのだから暫定軽減処置で2%の筈だ。これなどは、会社側が困るからさんざん催促しながら、登録すれば会社は関係ないと思ってゐるのだらう。無責任な会社である。
登録させるときに「制度についていろいろ云っても法律で決まったことなので仕方ありません、それに従ふだけです」といかにも会社は被害者を装った。しかし本当の被害者は、実態は雇用なのに、個人事業主に偽装したため、余計な手間や、必要な資料を請求しても、返事さへよこさない被害に遭った我々である。
これが仮に「あなたは契約解除して六ヶ月経過したので、更にその11ヶ月前のデータは消去しました」の回答なら、まだ了承した。返事さへよこさないのは、悪質すぎる。そして諸悪の根源は、雇用なのに個人事業主を偽装することだ。

三月二十一日(金)
事業主なら、委託費と交通費をきちんと帳簿につけるべきだ。しかし偽装個人事業主は、会社のマイページに数値が載るから、これを毎年確定申告に使ってきた。そして去年からはインボイスによる消費税確定申告も始まった。
ところが契約解除だと、何の説明も無く解除の二ヶ月後にマイページにログインできなくなった。さういふこともあらうと去年分はダウンロードしたが、その前二ヶ月分を忘れた。
雇用なら、きちんと書類を貰へるが、偽装個人事業主に対しては、書類を交付しなくてよいと思ってゐるらしい。四年前に、この仕事を始めるとき説明会で労災保険を質問した人がゐた。回答は「個人で保険に入ってゐる人も居ます」だった。質問した人は怒って「これでは話にならない」と帰ってしまった。これが正解だった。
帽子やらボタンの一番上などの細かいことを言ひながら 雇用ではなく独立の個人事業主諸悪の根源

反歌  労災や確定申告消費税個人事業主応募をするな
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