二千六百四十六(朗詠のうた)近江旅行記
乙巳(西洋発狂人歴2025)年
二月一日(土)
本日は、午前に仕事をして午後から、前回に続き近江を旅行をした。前回は琵琶湖東岸の一部地域だったので、今回は初めて行く湖西線沿線を中心に、東岸で取りこぼした所を巡ることにした。
石(いは)走る近江の旅は二(ふた)たび目 始めは彦根多賀と野洲 次は大津と三井寺に坂本今津近江八幡
反歌
行く度に新たな事を知る故に旅は此の世を歩む未知連れ
一泊目は大津で、宿へ着いたのは十六時少し過ぎだった。荷物を置いて、びわ湖浜大津駅の前を歩き、琵琶湖疎水と、三井寺の二つの入口を外から観るうちに暗くなってきた。三井寺の入場受付は十六時まで、見学は十六時半までだった。
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琵琶疎水、一と二の分岐(クリックで大きな写真) 道路を走る京阪電車
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少し先から専用軌道、道路の白線に注目 びわ湖浜大津駅(レンガ造りの公衆便所は、なつかしい)
二月二日(日)
山科で湖西線に乗り替へるが、待ち時間がある。改札を出て、京阪電車と地下鉄の駅を改札外から見た。乗り入れるのに、なぜ駅が別なのだらうと思ったが、地下鉄は一つ手前で分岐して、京津線と、六地蔵へ行く路線に、分かれることを思ひ出した。
湖西線に乗り替へて、比叡山坂本で下車した。坂本まで徒歩で往復した。バスもあるが、ケーブルカー連絡用なのでまだ運行してゐない。景観地区を楽しく観て回った。公(く)人屋敷に入館した(詳細は外伝へ)。
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坂本銭座跡 最澄誕生地 坂本伝統的建造物保存地区
湖西線に乗り、近江今津行きだったので、終着駅で降りた。琵琶湖へ行こうとすると、琵琶湖周航の歌資料館まで150mと看板がある。コミュニティセンター内にある。
湖西線敦賀行きに乗り、近江塩津で降りた。その手前からトンネルが多くなり、越前との境が近いことがわかる。進行左に見える山は、雪化粧に変はった。ここで乗り替へて、近江八幡で降りた。その前に、米原で増結の為に停車時間が長く、ここで昼食を買った。前回の旅行でも、ここで買ったことを思ひ出した。
近江八幡では、新町通り、旧伴家住宅(入場料、400円)、八幡宮、八幡掘、白雲館、永原町通りを見た。チェックインに時間が15分あるので、駅の反対側のイオンで夕食とお酒を買った。
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左右が京街道、前方が新町通り 旧伴家住宅(典型的近江商人)
京街道は、野洲で中山道から分岐し、近江八幡、彦根を通り、鳥居本で中山道に合流する。江戸時代に朝鮮通信使が何度か通行し、朝鮮人街道とも呼ばれる。
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近江商人の説明二つ
二月三日(月)
朝食付きなので、まづホテルで済ませた。そのあと手ぶらで駅へ行くと丁度バスが停車中だ。北之庄で降りた。中くらいの川がある。これが水郷なのだらう。
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北之庄で降りて水郷地帯へ入り、最初の橋(北側) 同じ橋の反対側(南側)
地図では、八幡堀と繋がった遊水池がある。
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同じ橋の反対側(南側)その二 四辻を左折し北へ向かふと、船着き場が何ヶ所かある(農業用)
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先へ進み、交差する水路 掲示の拡大図
更に進むと西之湖の支湖が見えた。
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広い道路へ突き当たる、車はほとんど来ない、前方は西之湖 西之湖へ近付いた
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西之湖園地へ南から流れ込む水路を自転車道より 園地の小島への橋か
園地の中央に小島が二つ並列し、橋で渡った。西之湖園地と看板がある。
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園地の小島より 園地の標識
更にもう一つ橋があれば対岸(西之湖の対岸ではなく、こちら側で湖の突き出た小さな部分の対岸)に渡れるが、無いので引き返した。そして北上し円山からバスで駅前へ戻った。
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広い道路を北へ進みすぐの水路 円山
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円山の乗舟受け付け 舟乗り場
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舟着き場から南の行止りへ50m 舟は八艘ほど
ホテルを退出の後、安土駅で降りた。旅行前には、安土城址へ行く予定だった。しかし往復歩くのと、城跡へ行って何か役立つか。駅の近くと少し離れた場所に資料館と天守の館がある。ところが月曜は休館だ。駅前の信長像と、相撲の像を見るに留まった。(終)
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