二千三百八十五(うた)人口減少期に、小浜経由の新幹線を建設してはいけない
甲辰(西洋未開人歴2024)年
六月二十六日(水)
北陸新幹線を小浜経由で建設した場合に、費用対効果は八年前の数字で1.1だった。その後、コロナ禍があり乗客数は激減した。今はかなり回復したが、元には戻らなかった。また、ここ数年建設費が高騰した。
今、小浜経由を算出すれば1.0を下回る。それなのになぜ小浜、小浜と声高に叫ぶのか。もはや小浜経由は駄目なことが明らかだ。この問題に触れたのは今月初めと中旬だけだった。
三度触れるのは、人口減少期に1.0を下回る物を作ってはいけない。人口減少とともに、ますます数値は低くなる。しかも借金の返済は、少ない人数で行はなくてはならない。
昭和期の 高度経済成長や人口増加 バブル期が 忘れられない世代が続く
反歌
人口が増えても平成初めには子が減り無策三十五年
これまでに何回も書いたが、専門学校教師時代に高校卒業生が最大を迎へた。それから先は0歳まで減る一方だった。それでも人口は増えたから、誰もが真剣に考へなかった。そして数年前から、つひに人口が減り出した。
長歌で「高度経済成長や人口増加」と「バブル期」を分けたのは、前者は昭和三十年代後半からずっと続いた。後者は僅かな年月だった。
六月二十七日(木)
人口減少期にすべきは、市街を拡大しない。特に首都圏は、市街の拡大を中止すべきだ。全国各地から首都圏への流入を止める。人口減少期には、首都圏以外の減少率が高くなる。これを防ぐには、今はインターネット時代だから、仕事を全国に分散する。
秋津洲全国にある農漁村都市を守るが重要に 武蔵下総相模への異常流入防ぎ実現
反歌
江戸の外農村漁村都市があり江戸の内では一軒家あり
マンションは建設、維持、解体に膨大な費用が掛かる。それでも成り立つのは地価が高い。江戸の内は一軒家が似合ふ街になったとき、全国は豊かになる。
六月二十八日(金)
東小浜に新幹線の駅が出来たら、小浜市は寂れる。首都圏からは、京都で乗り替へたほうが速いし安い。京都からわざわざ北陸新幹線で東小浜迄行かうとはしない。
関西圏のベッドタウンには遠いし、大阪は東京と異なり、近郊に住む場所がたくさんある。唯一役立つのは、小浜から関西へ行くときだ。しかしこれは、関西への吸い上げ効果だ。小浜市内の売上が激減する。
東小浜新幹線が止まるなら 東小浜は栄えずに 小浜駅前小浜城フィッシャーマンズ更に寂れる
反歌
東小浜新幹線が止まるのは上下それぞれ一時間ごと
新幹線が一時間に一本ずつしか止まらない駅を見に行くとよい。駅前は寂れたままだ。そして、小浜駅前や市の中心部と繁栄の取り合ひになる。(終)
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