二千二百五十三(和語のうた)日本酒復活大作戦
甲辰(西洋未開人歴2024)年
二月二十七日(火)
前にも日本酒は、水と一緒に飲むとよいことを書いた(前回はお酒1に対し水分2.5だったが、今回はお酒1に水分2になった。インフレが進んだのかな、は冗談である)。小生は今まで、カップを二つ用意して、一つに日本酒、もう一つにお湯を入れた。日本酒を1カップ飲むときは、お湯2カップを飲む。しかしこの方法は煩雑だ。お湯が追ひ付かず、日本酒を3/4カップ飲んだときに、慌ててお湯をたくさん飲んで複式簿記(?)の帳尻を合はせることが多い。間違っても、お湯が先に減ることはない。
半月ほど前から、スープカップ360mlを使ふやうになった。高さがお酒のカップと同じものがよい。すると日本酒の減り方とお湯の減り方は、高さで判る。片方が少し低くなると、もう一方を余計に飲むやうになるから不思議だ。
酒一つお湯は二つで心安らぐ まづ心安らぐことで体安らぐ


スープカップとお酒のカップ、高さが同じで容量が二倍のものがよい
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若い人たちはお酒をあまり飲まない人が多く、これはよいことだ。年代が上の人たちは、若い時からお酒を飲んで来た。その場合は、急に止めると心の調子が悪くなり、それが体に影響する。健康を害さない範囲で、お酒1とお湯2の割り合ひで楽しんでほしい。
最近、少量のアルコールでも体に悪いとする報道があった。さうだとしても、心が安らげば体にもよいから、少量なら体によいとするのは、若い世代を除いて、昔からの知恵だ。若い世代は、飲まないに越したことはない。
今回の特集を組んだのは、駅の売店に日本酒が置いてないことが多い。その理由は、ビールや酎ハイに比べて度数が高いことだ。一つの方法は、日本酒のカップや紙パックを買ふと、その二倍の水が付いてくるやうにする。しかしこれは経費が掛かるから得策ではない。
一番良いのは、日本酒1に対し、水またはお湯を2飲んでください、と大きく書く。大きく書いたら売り上げに影響すると、心配する必要は無い。これは販売推進策である。大きく書くことで、なるほどさうなのかと安心して飲むことができる。

家で飲むときは、お酒は温めるときと温めないときがある。最近は、お酒に美味しい温度が書いてある。これはよいことだ。小生はこれに合はせて飲むが、常温かぬる燗のことが多い。水分はお湯にすることが多い。温かいほうが酔ひが早く、飲む量を減らすことができる。
やまと酒長く続いた慣はしは 健やか持つを外さずにその限りにて 子や孫の代(よ)に伝へるは吾等の務め

反歌  やまと酒選ぶことにて西の酒減らせることは健やか保つ(終)

「日本酒、その十九」「日本酒、その二十一」

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