千七百七十二(うた) 年末年始と旅行を除き、昼に酒を飲んではいけない
壬寅(西洋野蛮歴2022)年
七月三日(日)
コロナ禍で、アルコールの入院患者が増えたさうだ。朝日新聞のホームページによると
新型コロナウイルス感染症が流行した2020年4月から6月に、アルコール関連の肝疾患や膵炎(すいえん)で入院した人について調べたところ、入院率が以前と比べて約1.2倍になっていたとの調査結果を京都大学の研究グループがまとめた。ストレスからアルコールの消費が増えることが懸念されており、世界保健機関(WHO)などは警告を発している。

ここまでは分かる。ところが
アルコール依存症の専門医らによると、経済的な先行きが不透明になったり、在宅勤務が増えたりした影響で、体調を崩す人が多くなったとみられる。

前半の「経済的な先行きが不透明」はよいが、後半の「在宅勤務が増えたりした影響」が分からない。在宅勤務は、勤務中だ。酒を飲みながら仕事をしてはいけない。記事には
自宅での「独り飲み」は酒量をコントロールしにくく

とある。すべての行動はフィードバックが必要だ。飲み過ぎたら、次の日は量を減らす。減らすことが難しい人は、飲み過ぎる理由を考へる。
私が思ふに、飲んでから血中濃度が上がるまでの時間差が原因だ。だからゆっくり飲むのがいい。吸収されやすいやうに、胃の中で2.5倍の水と薄まるやうに飲むとよい。
私は、食道癌や胃癌の予防を兼ねて、日本酒を一口飲んだらすぐに水を二口多めに飲む。太田胃三はここから出た、と云ふ冗談は前に云った。今回は二番絞りになってしまった。清酒の用語だと二番は「中取り」だ。一番が「あらばしり」。

七月四日(月)
昼間に酒を飲んではいけない。旅行のときと年末年始は特別だ。旅行では地酒、年末は納会のみ、年始は三箇日がお屠蘇、仕事始めは新年会のみ。
旅に出て地元の酒を飲むならば地域振興世の為になる

酒を飲むと脳が委縮すると云はれるが、認知症とは無関係だ。認知症は脳の特定部分が委縮する。酒で委縮するのは全体だし、極めてわずかで影響はないらしい。私は、人類の長い歴史を尊重したい。
酒類は百薬の長意味がある飲みすぎせずに不足もせずに

とは云へ、飲まなくて済むのなら、そのほうがいい。年代と共にまづ喫煙率が減った。若い人たちの飲酒率が減ったのはよいことだ。
飲まないで済むなら飲まぬ方がよい百飲みの長飲まないことだ


七月六日(水)
食べながら飲んだほうがいいとよく云ふ。しかし食べながら飲むと吸収が遅くなるから、飲み過ぎる。水を2.5倍飲みながら飲むのが一番よい。
食べながら飲むことのもう一つの効能は、時間を掛けるやうになることだ。これはつまり、飲んだ分が回るまでの差分を少なくすることだ。しかし吸収も遅くなるから、それほど効果はない。
水で飲んで、差分を考へて飲むのをやめたら、食べ始める。このやり方で、私の肝臓は数値に何十年も異常がない。飲むのをやめてすぐ食べ始めるのは、食事は楽しい気分でとらなくてはいけない。
夕食は楽しく摂ると健康によい 夕食と適度のお酒二番目によい
酒無しの夕食ならば最高だ健康留意飲むは二番だ
(終)

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