行動日記

二千十五(和語のうた、普通のうた)行動日記(自分の食事は手抜き、短時間の歌作り、どこへ行くか迷った、アロエ、果物)
壬寅(西洋野蛮歴2023)年
五月二十六日(金)
仕事が終はった後は、帰宅し昼食は一人で食べる。このときは、手抜きになる。蕎麦は、茹でたあと汁を入れて食べてしまふ。りんごは川を剥かずに食べる。
昼までの勤めを終へて帰るのち　作る食べ物一人にて　足りぬ養ひ補ひて　明日の勤めを今日も支へる
反歌　昼一人手抜き夜には手を抜かず朝妻作り最も美味しい
反歌　一人では果物にては皮剥かず蕎麦茹でたあと汁入れ食べる

五月二十六日(金)その二
仕事中に手が空いた時や、電車に乗ってゐる時など、時間の有効利用のため、極めて短時間だが止観をすることがある。窓が開いてゐると
窓を開け暑さ凌ぎに外の風　だが鋼みち走る音たまに響きて　止める観る妨げとなる　或る暖かき日
反歌　窓開ける風は良きとき悪しきとき今日は良きとき穏やかな日に
本日は、長歌と反歌のメモ書き歌を四つ作ったが、メモ書き歌とせずあちこちの特集に分散させた。

五月三十一日(水)
本日は、今月五度目の日曜祝日以外で仕事が無い日だ。週休一日だし、七時間勤務の日もありこれは二日分なので、他の月と比べてそれほど少ない訳ではない。
今日は東京駅の地下街へ行かうと、昨日考へた(第一案)。しかし十円値上げに抗議して、値上げの無かった都電で三ノ輪橋、東池袋へ行くことにした(第二案)。朝のうち雨が残ったので、昼食を早めに食べて出ようと思ったが、都電一日乗車券が生かされない。しかも、家から駅と、駅から都電まで時間が掛かる。そこで旅行は中止した(第三案)。その後、右目の調子が数日前から悪いため、眼下に通院した(第四案)。
家からと駅から都心時二つ　出掛けるときのしきい値が　上がり出不精いそ(五十)年前に
反歌　東京に住みたときには都心へと三駅で行く地下鉄に乗り
反歌　地下鉄が出来る前には都電にて広小路から三駅に乗る
反歌　地下鉄が出来て便利になり過ぎたこれが庶民の街を破壊へ

六月一日(木)
大きな植木鉢のアロエが、何本も伸びる。このうち二本は、下に葉が無く垂れ下がる。根が植木鉢に密状態なのだらう株分けしようとしたが、植木鉢から抜けない。母が云ふには乾くと抜けるさうだ。それを待ったが、一昨日と昨日は雨が降った。その前日に植木鉢を横に倒したりしたので、アロエの葉が幾つか落ちた。
一昨日と昨日は、これの棘を包丁で切り取り、残りを食べた。昨日念のためインターネットで調べると
アロエベラは葉の外皮からヒドロキシアントラセン誘導体を分泌、有害
とある。更に
欧州食品安全機関（EFSA）は2018年1月の意見書でヒドロキシアントラセン誘導体はDNAを損傷させ発がん性を有する可能性があると示した。
小生が食べたのは、4cm×1cm×0.3cm程度を二回だし、小学生の頃、母といっしょに健康食品として食べたことがある。当時、健康食品にはヒレハリソウ(コンフリー)もあった。こちらは
昭和40年代に健康食品として一時期大ブームとなり、(中略)葉を天ぷらなどにして食べることが多かった。
ところが
厚生労働省は、(中略)コンフリーを含む食品を摂取して肝障害（肝静脈閉塞性疾患で､主に肝臓の細静脈の非血栓性閉塞による肝硬変又は肝不全及び肝臓癌）を起こす例が海外で多数報告されているとして、摂取を控えるよう注意を呼びかけると共に、2004年6月18日食品としての販売を禁止した。
本日は、アロエの皮を包丁で除去し食べてみた。量が少ない。
外の国体に良いと現れた食べ物よりは　昔から食べ続けたに毒(わる)き含まず
反歌　塩及び甘きを好む昔からだが昔人やむを得ずあり
塩分が濃いのは、冷蔵庫の無い時代の保存法だ。甘きを好むのは、栄養が足りない時代の体の智慧だ。

六月三日(土)
食材三十品目で、最近りんごやバナナを食べるやうになった。ところが、果糖が健康に悪いと云ふ。まづ、ぶどう糖果糖液糖の記事で、コーヒー飲料やトマトジュースを飲まなくなった。そして、果糖は代謝過程が完全には判ってゐないと云ふ記事を読んだ。これ以降、果物も買はなくなった。
果物はかつて体に良しと云ふ　だが菜(な)で摂れぬものは無し　熱きで酸(つら)く化(か)はりても　体の中で還るがゆゑに
反歌　果物は体の為に非ずして好みのゆゑに食べるを気付く
ここで、体に良いとか悪いとかの記事を読んで、極端に変へるのは危険だ。果物を食べないのは、もともと小生は果物をほとんど食べない。果物を食べるやうになったのも、果物だけを食べるのではなく、三十品目の一つとして取り始めた。そして、果糖の記事で元へ戻った。(終)

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