千七百五(歌) 立民党は、リベラルと決別を
壬寅(西洋野蛮歴2022)年
三月十二日(土)
小沢一郎さんが、善いことを言った。朝日新聞のホームページによると
(立憲民主党などが掲げる)ジェンダー(平等)とか多様化とか、それがどういうことかほとんどの人が分からない。分からないようなことを政治家が言ってもしょうがない。(中略)自分だけ分かったようなこと言っても、聞いている人が全然分からないのでは意味がない。

小沢さんは立民党所属の議員だから「ほとんどの人が分からない」と控へ目に話された。だからリベラルを自称する面の皮が厚い人たちはすぐ「分からない人は頭が悪い」と得意になって意見を押し付けるだらう。その態度が悪い。
「ほとんどの人が分からない」のは、話す人が悪い。更には欧米の猿真似だからだ。これについて小沢さんは
その時々のはやりに乗る必要はない。本当に政治がなすべきこと、その責任、その義務をきちんと言葉として国民に伝えること。それが大事だ。

そのとほりだ。「その時々のはやり」とは、欧米の猿真似だ。国民が求めるものではないから、心に響かない。

三月十三日(日)
リベラルの悪い例が、半月前に指摘した立民党は北海道7区総支部長を除名にしろだ。この人は国民に嫌はれたいだけではなく、国民を嫌ってゐるな。欧米の猿真似が進歩的だと勘違ひしてしまった。
かつての社会党時代には考へられなかった。社会党は反米だった。もちろん何でもアメリカに反対するのではなく、アメリカが世界で最も凶暴だ。古くはベトナム戦争、新しくはイラクで生物兵器や核兵器を口実に戦争を引き起こしながら、終はったら何も出てこなかった。
我が国に合ひた政治を目指さずに 拝欧米を繰り返す 有害なので決別しよう


三月十四日(月)
鳩山さんが首相になったときに、多くの労組関係者同様、私も大いに喜んだ。社民党が与党になったことも喜んだ。あの当時は、土曜に国会図書館へ行くことが多かった。社民党本部前に出来た警察官詰め所を横に見ながら、ニンマリしながら歩いたものだった(与党本部前と、大臣自宅前は、警察官詰め所が作られる)。
ところが鳩山さんが辞任し菅野田時代になると、空気が一変した。戦後六十五年間続いた労使対決が無くなってしまった。私がリベラルと不仲になったのは、このときだと思ふ。
或いは女系天皇騒ぎのときか。秋篠宮様が二位なのだから、その後に女性を持って来れば反対しなかったのに、変な連中が労組組織にまで介入してきたので、大変な騒ぎになった(1.専従副委員長を朝日新聞の女性編集委員が飲みに連れて行き脳出血で倒れ後に亡くなる、2.産別の女性会長が社民党から国会議員に立候補し落選、この人はまだまともだったが後任の産別会長の男は分裂した相手側組織の次期委員長、3.今まで毎月の戦後労働史学習会に参加し仲の良かった人が朝日新聞の女といっしょに私のことを陰謀史観だと突然言ひ出す、4.当時はまだJR東日本会社と蜜月だったJR総連と共闘を始める)。
世の為に行動すれば対立は無い 世を破壊する為ならば対立を生む


三月十六日(木)
労組関係者は、元は全労協系だったが、このときは連合に加盟した後だった。今まで国鉄争議支援団長を務めた人が、JR総連と共闘を始めたのには驚いたが、この人の盟友とも今まで仲よくやってきたのに突然私に対し陰謀史観だと言ひ出したり、そもそもJR総連は動労が中曽根康弘の陰謀に乗っかって突然裏切ってできた。
とにかくこの手の連中は、信頼や友情とまったく無縁だ。左翼が信頼や友情と無縁なのではない。この手の連中は連合所属なので、リベラルが信頼や友情と無縁だ。
信頼や友情につき必要を唯物論は説明できぬ
(終)

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