千五百九十五(歌)(モリカケ桜疑獄二百五の七) オリンピックの陰で
辛丑(2021)
八月一日(日)
オリンピックで目立たないが、赤木ファイル問題は重大だ。犠牲者が一人出た。安倍と麻生は、毎日さぞ寝起きが悪いことだらう。
それなのに何もなかったふりをする。その厚かましさに、面の皮が熊の足の裏より厚いと批判されたことを思ひ出す。顔面が偏平足ではないかと疑ってしまふ。
話は変はり、テレビ朝日のホームページによると
五輪の無駄が更に…関係者用ホテルほとんど使われず

と云ふ題で
東京オリンピックの関係者のために組織委員会がおさえている東京・中央区のホテルの部屋が、ほとんど使われていないことが分かりました。
(中略)選手村に近いホテルでは、開幕前の19日から大会終了後の来月11日まで、36の客室のうち18部屋を組織委員会がおさえています。
大会関係者が泊まるためですが、今月29日までに使われたのは1部屋だけだということです。

宿泊料はきちんとホテルに支払はれてゐるさうだ。
税金が どんどん無駄に 橋本は 議員辞職で 派閥解散


八月二日(月)
スポニチのホームページに
知事会「旅行、帰省原則中止を」の提言にSNS猛反発 五輪絡め「国境またぐ運動会は原則中止を」

と云ふ記事が載った。
全国知事会が夏休み中の都道府県境をまたいだ旅行や帰省を原則中止するよう求めるメッセージ案を示したことについて、ツイッターでは1日、反発のツイートが相次いだ。

その結果
「原則中止」のワードがツイッターのトレンド入り。「こんなに説得力のないメッセージがあるか」、「これ、去年の夏も年末年始も同じこと言ってなかったっけ?」と困惑の声が上がった。
(中略)ツイッターには「国境をまたぐ運動会は原則中止を」と、世界中から選手が集まる五輪を揶揄する声も。

特区をまたぐ獣医師免許も中止にすべきだ。特区で造った獣医学部の免許は、特区内で有効。これでうまく治まる。

八月三日(火)
テレビ朝日のホームページに
ひき逃げの疑いも 大会車両が連続の衝突事故

の記事が載った。
1日午後6時ごろ、東京・江東区の首都高速でボランティアの50代の男性が運転する大会関係車両がトラックに衝突して走り去りました。
その後、東京・江戸川区の首都高速でも女性2人が乗る軽ワゴン車にぶつかりましたが、走り去りました。
この大会関係車両は、その後も複数回壁にぶつかりながら(中略)千葉県内を走行中、フロント部分が大破していたことから警察官から職務質問を受けてようやく止まったということです。
車両には大会関係者1人が乗っていて、運転していたボランティアの男性は「オリンピックのスタッフを送ることを優先した」と話しているということです。
衝突された軽ワゴン車に乗っていた女性2人がけがをしていて、警視庁はひき逃げの疑いも含めて捜査しています。

大会関係者は、大破するくらいの事故なのに走り去ることを止めなかった。橋本の責任は重大だ。

八月四日(水)
日刊ゲンダイのホームページに
五輪関係車両の交通事故が1週間で75件も!「安全・安心な大会運営」のデタラメ

と云ふ記事が載った。ここでもひき逃げ事故が取りあげられ
1日には、50代の男性会社員のボランティアが運転する車両が、東京都内の首都高速道路で車2台に立て続けに追突し、当て逃げをした。(中略)ボランティアが運転するワゴン車には大会関係者1人が同乗し、千葉県まで運ぶ途中だった。男性は警察に対し、「オリンピックのスタッフを送ることを優先した」と話しているそうだが、これまでも競技時間に間に合わせるため、スピードを出したケースがあったという。

これだけでも悪質だが、更に悪質なのは
日刊ゲンダイが組織委員会にスタッフの国籍と身分を照会したところ、<引き続き、安全・安心な大会運営にあたり、交通法規の遵守を前提とした安全な運行の実現を関係者に周知し、事故の再発防止に努めて参ります>と回答されたが、「外国人」なのか「幹部」なのか、立場を明らかにしなかった。

説明責任を果たしてゐない。橋本と丸川の落ち度は重大だ。議員辞職と、細田派の解散は免れない。

八月五日(木)
七月二十日に東スポのホームページに
丸川五輪相 水際対策失敗もまるで他人ごと…五輪延期、中止要請に「もう選手が来ちゃったから」

が載った。
立民の東京五輪・パラリンピックの「バブル方式」と水際対策の徹底を求める申し入れなどに対し、丸川氏は(中略)『隔靴掻痒(かっかそうよう=思うようにいかずもどかしい)の感がある』というんです。(中略)それじゃあ、何も機能していないと言わざるを得ないではないか

更に
立民は丸川氏に「入国後14日以内の個室レストランやコンビニの利用を禁止」と要請。これに対し、丸川氏は「野党の指摘でいろいろわかったことがあり、前進した。これからも日進月歩でいきます」と答えたという。
「月歩ってね、もう遅いんですね。非常に危機感が足りないというか、第三者的という感じを受けました」(長妻氏)

七月二十日から十六日しか経過してゐないから、まだ月歩の効果はない。丸川は「隔靴掻痒」「日進月歩」「アスリート」。言葉の使ひ方が変だ。「隔靴掻痒」は場違ひ、「日進月歩」は開会直前に云ふ言葉ではない。「アスリート」は、オリンピック以外の選手が含まれるのか。草野球の選手はアスリートなのかどうか、はっきりさせてもらひたい。オリンピック以外の差別は許さない。

八月八日(日)
高橋洋一と岸博幸は四年前にリテラで報道されたが、高橋洋一が辞任した内閣官房参与の後任に、岸博幸が任命されたことは一ヶ月前に指摘した。今度は別の内閣官房参与の記事
《決定的証拠入手》“オリパラ事務局のドン”平田竹男内閣官房参与がRIZAPで450万円超の“ゴチゴルフレッスン”

が週刊文春のホームページに載った。
開会式から3日後の7月26日午後3時40分、1人の男が六本木通りに現れた。(中略)2013年に安倍晋三前首相に内閣官房参与に任命され、2020年には菅義偉首相に内閣官房参与(文化・スポーツ健康・資源戦略担当)に再任された“首相のブレーン”だ。
(中略)現在は「東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会推進本部事務局長」を務めている。(中略)「2013年に東京五輪招致が決まった当日、安倍晋三前首相から前身の推進室室長就任の打診を受けたようです。

その男が
六本木通りを過ぎると、「RIZAP GOLF」と書かれた看板下に吸い込まれていった。RIZAP関係者は語る。
「RIZAP GOLF六本木店は政界や財界のVIP顧客が特に多い店舗と聞いています。平田さんがこちらへ通い始めたのは、2018年5月7日から。忙しい中、ほとんど欠かさず週1回以上、多いときは週4回のペースで通っているようです」

通ふのはゴルフスクールだ。
「平田さんの顧客データベースを照会すると、支払い履歴を示す『単価』と書かれた項目にはすべて『0』と入力されています。入会費も本来であれば税込5万5000円をお支払いいただくのですが、表示されているのは『0』。つまり、平田さんはこの3年間、一度もRIZAP GOLFにレッスン料の支払いをしていないということになります」
この関係者に顧客データベースを見せてもらうと、これまでに平田氏が受けたマンツーマンのゴルフレッスンは、少なくとも3年強で234回。(中略)累計457万3800円。

優遇される理由として
「RIZAPは平田氏が事務局長を務めるオリパラ事務局が主導する『beyond2020 マイベストプログラム』の認定を受けています」と証言するのは、オリパラ事業に詳しい政府関係者だ。(中略)RIZAPは『RIZAPマイベストチャレンジ』というキャンペーンや、医大と組んで糖尿病の改善に向けた健康事業も行っています。認証された87事業のうち、2つの事業で認証を得ているのはRIZAPを含めた2社だけです」
RIZAPが第1弾認証されたのは2019年2月28日。平田氏がゴルフに通い始めてから、10カ月後のことになる。オリパラ推進本部が発表する「認証要領」には、審査と認証を与えるのは、内閣官房オリパラ事務局長であると記されている。つまりは平田氏のことだ。

そして店を出るときは
平田氏はこの日、50分のマンツーマンのゴルフレッスン2回分を終え、18時に退店。(中略)周囲を警戒するように店から離れて100メートルほど歩き、六本木通りで待っていた黒色のクラウンに乗り込んだ。
その時、取材班は目を疑った。車のダッシュボードには「内閣府」と書かれた札があり、車両前後には「TOKYO2020大会関係車両」と書かれたステッカーが張ってあったからだ。


八月十一日(水)
毎日新聞のホームページに
バッハ氏の銀座散策 丸川五輪相「不要不急かは本人が判断すべきだ」

と云ふ記事が載った。
丸川珠代五輪担当相は10日の閣議後の記者会見で、国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長が9日に東京・銀座を訪れたことについて、「不要不急かどうかは本人が判断すべきだ」と述べた。
新型コロナウイルスの感染対策をまとめた規則集「プレーブック」では選手や大会関係者が観光することを禁止しており、SNS(ネット交流サービス)上では、バッハ氏の行動を批判する声も上がっていた。

丸川は低能な女だ。記事の後半にあるが
丸川氏はバッハ氏が先月8日に来日したことを前提に、「(入国から)まず14日間しっかりと防疫措置の中で過ごしていただいているというのが重要なポイントだ」と話した。

これだって「プレーブック」に違反だし、もし必要があれば「プレーブック」を改正すべきだ。それより重大なことは丸川の「不要不急かは本人が判断すべきだ」。こんな言ひ分が通るなら、誰もが「私は不要不急ではないと判断した」と言ひ出す。(終)

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