千五百十八(和歌)(モリカケ桜疑獄二百の一) 細田派の分裂か、麻生派の解体を
庚子西暦元日後(2021)
閏十二月四日(木)(2021.2.4)麻生の更迭を
麻生は、副首相兼財務相と云ふ要職にありながら、派閥内の会合で菅内閣のことを「かんないかく」と呼んだ。よほど不愉快なのだらう。
麻生は要職に留まっても、世襲上流意識コンビの安倍に任命されたと思ってゐるから、まったく有難みを感じない。この際、河野さんを引き立てて、麻生を解任したほうがいい。
菅さんが 麻生を任命
してみても 麻生は安倍に
任命を されたと思ひ 恩義感じず
(反歌)
前任に 任命されたは 忠義心 持たないために 交代がよい
閏十二月五日(金)日本史を分断する売国奴
自由の価値観などと主張する人間は最低だ。夕刊フジのホームページによると
暴走する中国の「覇権主義」に対抗なるか! 英国のTPP参加・空母アジア展開 中山泰秀防衛副大臣が激白「日本は自由主義の価値観広めよ」
記事を読むと
中山氏は「(前略)コロナ禍が終われば、中国やロシア中心の『管理統制・全体主義国家』と、日本や米国、英国などの『自由・民主主義国家』の価値観をめぐるせめぎ合いが激しくなるだろう」と分析した。
この発言内容だと、まだ許容範囲だ。国の在り方を価値観と称したのだから。
しかし夕刊フジの見出しは許しがたい。人間には、いろいろな要求がある。普段の生活だと、美食に価値観を見出す人、洋服に価値観を見出す人、等々。
しかし「自由主義の価値観」を一寸たりとも広めてはならない。まづ企業には、自由主義の会社と、さうではない会社(電通など従業員が自殺した会社)がある。「自由主義の価値観」の人は、前者の会社とのみ取引をするのだらうと思ふと、そんなことはない。つまり「自由主義の価値観」なる語は、むやみに使ってはいけない。
次に、「自由主義の価値観」を云ふと、日本は江戸時代と明治維新以降、或いは戦前と戦後で、国家が分断されてしまふ。日本史は連続してゐるのであり、これを分断する者は売国奴だ。
この際、中山を悪人に仕立てて、細田派を、(1)お友だち不公平容認アメリカ追従の俗論派と、(2)文化保守の国民生活安定派に、円満に分かれるやう仕向けることが、国民のためになる。
それにしても夕刊フジの見出しは悪質だ。どこの出版なのかホームページを調べると、zakzakだ。前に
忖度と 嘘答弁が
ザクザク ZAKZAK
と作った事を思ひ出す(該当ページへ)。
閏十二月六日(土)国民度、或いは理想指数
細田派を、(1)お友だち不公平容認アメリカ追従の俗論派と、(2)文化保守の国民生活安定派、に分けたが何を基準にしたのか、と質問が出さうだ。
基準は、如何に国民のことを考へるかと云ふ国民度、或いは如何に私欲私益を乗り越えるかと云ふ理想指数だ。
国民度或いは理想指数が低いのが(1)、これらの高いのが(2)だ。お友だち依怙贔屓不公平の安倍は国民度がゼロ、理想指数もゼロだ。
閏十二月七日(日)論座の記事
論座と云ふ朝日新聞のホームページに
「安倍晋三は政治家にふさわしくない」と学校で教える必要性
「道徳的明快さ」を教育現場にも
と云ふ、高知大学准教授塩原俊彦さんの記事が載った。
筆者はこのサイトにおいて、(中略)日本のジャーナリズムを批判し、「道徳的明快さ」の必要性を指摘してきた
で始まる。
事実と異なる国会答弁を118回も繰り返してきた安倍が少なくとも道徳的にみて政治家として不適格だと教えることは何の問題もないはずだ(中略)が、いわゆる「政治的中立性」を要請する教育基本法を盾にして、教育現場での「道徳的明快さ」を求める動きに「待った」をかける人々がいるのはたしかだろう。
この問題について総務省は
教員指導用に「指導上の政治的中立の確保等に関する留意点」というものを作成している。それによれば、前記の教育基本法第十四条一項にある「政治的教養」とは、「①民主政治、政党、憲法、地方自治等、現代民主政治上の各種の制度についての知識、②現実の政治の理解力、およびこれに対する公正な批判力、③民主国家の公民として必要な政治道徳及び政治的信念などであり、単に、知識として身に付けるにとどまるものではないと解されている」としている。
つまり、「嘘をつくな」といった道徳上の課題は「教育上尊重されなければならない」ことになり、安倍が118回も虚偽答弁を行った問題は十分に教育上の課題となりうる
閏十二月十一日(木)噂が流れだす
森喜朗の女性委員への不適切発言を巡り、とんでもない噂が流れ始めた。森の後任は安倍と云ふのだ。これでは「目糞、鼻糞を笑ふ」と云ふことわざを思ひ出してしまふ。或いは「猫の糞、犬の糞を笑ふ」と云ふことわざを思ひ出してしまふ(そんなことわざ、あったか?)。「加計学園問題、森友学園問題を笑ふ」。これならあり得る。
うわさの原因は、細田派が小泉さん以降、膨張し過ぎた。今の細田派に小泉さんの精神はない。ここは二つに分かれるのがよい。分社化は世の中の流れだ。(終)
辛丑(2021)
追記二月十三日(土)森の辞任
森は辞任することになった。後任は森が元日本サッカー協会会長を指名したが、批判が強まり白紙に戻った。
先日、森鴎外記念館を訪問したので、つい次のやうにもじってしまふ。
「森 老害」
(モリカケ桜疑獄百九十九の九)
(モリカケ桜疑獄二百の二)
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