千五百五　(和歌)社会安定機能から見た文化と宗教
庚子(仏歴2563/64年、西暦2020、ヒジュラ歴1441/42年)
十二月二十六日(土)
文化には社会安定機能がある。そして宗教は、文化の重要な部分だ。これが今回の主題である。文化とは、世代を超えて人類を永続させてきた知恵である。だから西洋の猿真似をしてはいけない。
西洋の猿真似こそが我が国を敗北させた原因と　認識こそをまづ第一に
(反歌)幕末の工業力と軍事力その差日本を猿真似にした

十二月二十七日(日)
今は、西洋の真似をしなくても植民地化される時代ではない。それなのに猿真似をする人がゐるのは、(1)社会を破壊したい、(2)西洋かぶれ、のどちらかだ。前者は虚無主義、後者は唯物論だ。しかし、実体は同じだ。
虚無主義はニヒリズムとも呼ばれるが　その本質は唯物論に
昔から続く文化の無視こそが唯物論の悪き本質
資本主義その本質は唯物論すべて金にて社会を破壊

十二月三十日(水)
宗教は文化の一部だ。ここで云ふ宗教とは伝統宗教のことだ。そして日本の寺と神社は、明治維新のときに新興宗教になってしまった。長州の三流四流政治屋は、とんでもないことをしてしまった。
長州は松陰晋作亡きあとに　三流四流政治屋が日本を破壊先の終戦
南伝の仏道やＸＸ教は、本国では伝統宗教だが、日本では新興宗教だ。新興宗教は文化の一部ではないから、これらを扱ふときは、劇薬を扱ふやうな注意が必要だ。
私がときどき思ふことが、二つある。(1)南伝の仏道に興味を持つ日本人のうち十人に一人は立派な信徒だ。(2)だから残り九人の日本人は、在日タイ人や在日ミャンマー人を見習って南伝の仏道を信仰するとよい。
ＸＸ教については、西洋人を経由して信仰すると、西洋かぶれの日本がますます西洋かぶれになってしまふ。明治期にはＸＸ教を信仰した人がたくさんゐるのだから、これらの人を見習って信仰をしてほしい。戦前の人たちにはマッカーサの反日洗脳の影響がない。
南伝とキリスト教の信仰は先人たちを先生として(終)

追記十二月三十一日(木)
南伝の仏道に興味を持つ日本人のうち十人に一人は立派な信徒だ、と述べたが、私自身はそこには入らない。これに入るのは、ミャンマーのお寺に来るのならミャンマー語を習ふ人、タイのお寺に来るならタイ語を習ふ人たちのことだ。
公立病院副院長のＫ医師や、経典学習会やミャンマー語学習会でいっしょだったＫ女史は、ミャンマー語が堪能だ。しかも在日ミャンマー人社会に融合する。私は今年になってミャンマー語教室に参加を始めたが、６４歳なので語学は若いときに始めなければ駄目だと痛感した。
経典学習会の世話役を務めるＩさんも、十人中一人に入る。ミャンマー語とは無縁だが、パーリ語に熱心で、両方の同時学習は難しいから仕方がない。
但し、パーリ語と英語に熱心な人は、要注意だ。南伝の仏道を批判する側に寝返ることがある。

追記西暦元日後閏十一月一日(金)
月の満ち欠けは重要だ。今は夜に街灯や店の灯りが照らすため、多くの人か感じなくなったが、昭和四十年頃までは夜に道を歩くときに月の満ち欠けは重要だった。
だから西暦では本日から新年だが、当ホームページは新月を尊重し、西暦元日後閏十一月一日(金)を用ゐた。大きいだいだい色の字を読めば西暦だし、小さな黒い字を併せれば西暦元日後の閏月になる。旧暦の閏月とは異なるが、そのため西暦元日後閏を前に付けた。

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