千五百六 (和歌)1.アジアに西洋音楽教育は不要だ、2.津軽鉄道とベトナム国鉄の動画を観た
庚子(仏歴2563/64年、西暦2020、ヒジュラ歴1441/42年)
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十二月二十七日(日)
コロナの拡大防止のため、一日中家に居た。見たいテレビ番組はない。図書館から借りた本もない。だからYoutubeでベートーベンの交響曲三番と九番を聴いた。
アジアでは西洋音楽教育を廃止が似合ふ社会が崩れる

クラシックを聴いても社会は壊れない。しかし西洋音楽の教育を受けることにより、西洋で流行する音楽を受け入れ、西洋は音楽として流通するものの、アジアでは社会を破壊する目的、西洋化を進める目的で聴く人が多い。
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時間がさらに余ったため、津軽鉄道85周年イベントの、タンク車と無会社とストーブ客車二両を機関車がけん引して走行する動画を観た。混合列車は珍しい。混合列車は、客車のブレーキを貨車と同じにする弁操作が必要だが、両数が短いときは操作を省略できる。今回は二両づつなので省略したと思ふ。
次は、無がい車に砂利を積んで、駅間で徐行し線路脇に手作業で放出する動画も見た。最後に、気動車二両が、ストーブ客車二両をけん引する動画を観た。機関車が古いのでこれまで心配だったが、この方法があった。ここでしか見られない。
イベントで混合列車客貨四両 重連の気動車が引く二両の客車

そのあと、ベトナム国鉄の動画を観た。前面で撮影したものだ。機関車だから乗客が撮影するのは不可能だ。
まづハノイからニンビンだった。ハノイ駅の側線が二つに収束する直前で左側に検車区が現れ、駅終端の手動扉はかなり先にあった。30分先まで観たあと、終点に着く手前から観た。
次にハノイからハイフォンを観た。ハノイ駅を発車し、こちらはすぐ終端の手動扉を通過した。高架のあと橋の手前に駅があり、ここはハノイへの旅行で駅のホーム反対側から階段を上がり、線路を渡って駅に行ったことを思ひ出した。列車が少ないので、皆が線路を渡った。
極めて長く二つの川が連続する橋を渡り、暫く走ると三線軌条の駅があった。そのあと20分程見て、同じやうに途中を省いて終点を観た。
ハノイ駅発車直後は街中に古い民家の背を走る 或いは真横が路地を兼ね敷地の中を歩く人々
(反歌)横手動大きな踏切次々とこれも市内の名物となる
(反歌)警笛はわずか間(ま)を置き連続ししかしうるさく感じない都市

十二月二十八日(月)
三線軌条の駅が気になったので、インターネットで調べると中国の南寧駅からハノイ市内のここまで国際列車が走る。動画を再度観ると、本線の右側の二本の側線が三線軌条で、こちら側の二本の収束地点よりすこし手前まで三線目がある。機関車の折り返し用だらう。
列車がホームを進むと、本線の右隣に機関車の無い国際列車が停泊する。右側の二線は本線と狭軌が分岐交差のあと左に別れる。(ベトナムの狭軌は1000mmなので、日本より63mm狭い)
中国の広軌客車が南寧を発車してから国境で三線軌条に導かれ ザーラム駅は市内にてハノイ駅から五キロの近さ
(反歌)南寧とザーラム間を寝台車400キロを十二時間掛け

十二月二十九日(火)
ベトナムに対米戦争勃発し 当時の北を中国が支援のためにハノイまで貨物輸送のなごりの軌条
(反歌)ハノイまで三線軌条は現在も貴重な史跡有効利用を

十二月三十日(水)
本日は、ハノイからラオカイに向かふ列車の機関士、乗客、売店の店員などの様子を短時間づつ撮影したTVの映像、ホーチミン市駅に発着する多数の列車、ホーチミン市駅横の踏切での入れ換へなどを観た、 昭和四十年代の日本の国鉄と類似する。これは物の値段と人件費の比率によるものだ。だから或いは日本の昭和三十年代に該当するのかも知れない。
列車には荷物車の先 時として有蓋貨車を外側に連結させて長距離の旅
(反歌)入れ換へは先頭または最後尾機関車に乗る操車担当
そのあと、タイの鉄道を観た。操車担当とは、国鉄が末期に駅の操車掛、信号掛を運転係(操車担当)、運転係(信号担当)に改称した。機関区気動車区電車区運転区(所)の誘導掛も構内運転係に改称した。(終)

追記十二月三十一日(木)
タイやミャンマーの動画よりも、ベトナムの動画が好きな理由が判った。タイやミャンマーは気動車が多いが、ベトナムは全てが客車だ。踏切での入れ換へ、ホームでの入れ替へは、日本での昭和五十五(1980)年辺りまでの光景と同じだ。
違ふのは、旗の色が黄色と赤、連結は一旦停止せずそのまま行ふ。機関車の前後に貨車を連結させての入れ換へも一回見た。

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