千五百八 (和歌)久しぶりに箱根駅伝を見た(1.昭和四十五年までのXX会を応援、2.駒澤大学と立正大学)
庚子西暦元日後(2021)
閏十一月二日(土)(2021.1.2)
インターネットで、昭和四十五年までのXX会が設立した大学(準備開始は昭和三十九年、開校は昭和四十六年)が、箱根駅伝往路の四区で一位になったニュースが目に入った。インターネットでその後、何回か気に掛けたところ、往路で優勝した。
昭和四十五年までのXX会は賛成だ。しかし今から布教活動を再開してはいけない。戦前のやうに他国侵逼の危険はないし、戦後の昭和三十八年辺りからの経済成長で、今の世を末法と感じる人はゐなくなった。
地球は、温暖化とプラスチックで滅亡寸前だ。しかしこれは西洋野蛮人の始めたものだから、僧Xとは無縁だ。布教には勢ひが必要だ。今から布教を再開しても社会が迷惑するだけだ。特に元妙信講と旧本門宗北山下条中間地点北側派。
僧Xの 布教のための
団体が 西暦で云ふ
七十年 布教を停止 以後は支持せず
(反歌)大学は 六十四年 計画を 開始したので 一度は応援
閏十一月三日(日)
本日は朝食などを終了の後、八時半からインターネットの動画で創大を応援した。この動画は、日本テレビとCMを含めて完全に一致する。九区が危ない。創大の監督も同じことを発言した。追ふ駒大の監督も九区が勝負だと云った。そして九区は創大が区間賞で、二位を更に離した。
この段階で、創大の優勝は九分九厘決まった。ところが十区の選手が体調不良を起こし、駒大に抜かれた。私も落胆した。
今思へば、これで良かった。創大が突然優勝したのでは、嫉妬や、これだから宗教団体は怖い、など批判のほうが多くなる。創大が最後までがんばったことで、世間の見る目が変はった。
駅伝で 優勝するは
仏道と 無関係だが
優勝を 競ふことに
参加して 世間が感動
することは 功徳によると 私は思ふ
(反歌)新春の 箱根駅伝 五年ぶり 見ると最後に 熱気が溢れた
閏十一月四日(月)
昨日の話を解説すると、優勝しただとか準優勝だったと云ふ話は、仏道とは無関係だ。しかし優勝争ひに加はった話は、仏道と関係がある。
優勝した駒澤大学は、曹洞宗の大学だ。曹洞宗は達摩大師の流れで、大乗の仏道では本来、特殊な流れだ。天台宗の止観が大乗の坐禅の主流だったので、止観の研究に進出できるかが、駒澤大学の発展を左右すると思ふ。
閏十一月四日(月)
昭和四十五年以降僧Xを信仰すると、性格が悪くなる。しかしそれでは真面目に信仰してきた人たちが救はれないので、対策も示してきた。
池上本門寺の、X経に基づいた椅子での坐禅は、複雑な世の中での人々が求めることに合った、尊い試みである。唯一の難点は、七百五十年間の伝統と整合が取れない。
僧Xの教へは、佐渡以前と佐渡以後で大きく異なる。身延池上中山京都は、佐渡以前を信仰してきた。この際、天台宗と合同するとよい。それだと天台宗が吸収されるから、まづは連絡組織を作るとよい。
立正大学は、摩訶止観研究の中心地となるべきだ。併せて、駒澤大学とも連携するとよい。
閏十一月六日(水)
末法は、釈尊滅後二千年で自動的になるのではなく、ひどい世の中になりさう云へば或る経典(或いは伝教大師などの著作)に末法のことが書いてある、と誰かが気付き、それが流行しときのことだ。平安時代末期から鎌倉時代は、将に末法の世の中だった。
同じことが戦国時代にもあったし、明治維新後にもあった。だから三つの時期には僧Xが流行した。昭和三十八年辺りから高度経済成長で、明治維新前後に発生した三度目の日本に於ける末法は終了した。
つまり僧Xの布教をしてはいけなくなった。その一方で、僧Xの教へは布教するためののものだ。この矛盾が、四つの宗派会派の構成員の性格を悪くする。
二番目に、僧Xにあっては貪瞋痴の教へが、布教のときにのみ有効化する。そのことが判ったのは、昭和四十五年までのXX会が布教を停止したときだった。だからこれ以降は、XX会昭和四十五年以降残存既得権組織になってしまったし、X宗も対抗して始めた布教活動を停止し、身延池上中山京都野合宗になってしまった。
貪瞋痴の三毒を防ぐことが大切と気付いたのは、南伝の仏道を学んでからだ。心を正しくすることが仏道の目的で、しかしそれでも六道輪廻の荒波は乗り越えられないから、涅槃を目指す。だからと云って僧X信仰者に南伝を勧めることはしない。性格が悪くならない方法を既に提示した。
南伝と北伝は、別れて膨大な年月を経過したから、日本国内では大乗と北伝の部派を研究するとよい。
日本では 明治以降に
僧たちが 妻帯するため
南伝の 粗を探すが
アジアでは 大乗僧も 妻帯しない
(反歌)日本には 漢訳経典 多数あり 解釈文書の 有効利用を(終)
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