千三百二十二 1.NHK批判、2.JR東日本批判
己亥、西暦2019、ヒジュラ歴1440/41年、紀元2679年、仏歴2562/63年
第一部NHK批判
六月十日(月)大河ドラマ視聴率最低記録を更新
昨日の「いだてん」は、大河ドラマの視聴率最低を更新した。その理由は、アバンタイトル(オープニングに入る前のドラマ)が悪すぎたと想像してゐる。想像してゐると書いたのは、視聴率の時系列がないから、見てから番組を変へたか、見る前から低かったのかが判らない。
それにしても、アバンタイトルはひど過ぎる。すさんだ生活を送る若き日の志ん生(森山未來)を視聴者は応援しようとは思はない。演出が悪役なのに、台本は数人ゐる準主役の一人だ。それだったら悪人だが憎めない俳優を採用すべきだった。ここにも不公正なNHKの人選が尾を引く。

六月二十二日(土)つまらない部分と、スヰッチを切る場所を予想できる駄番組
本日の「いだてん」再放送は、つまらない部分の予想と、スヰッチを切る場所の予想が、二つとも的中した。前回は女学生たちが教室を封鎖する場面で終はった。今回この問題は本筋とは関係のない小さな話で完結し、しかもつまらないだらうと予想し、そして的中した。予想した理由は昨年の「西郷どん」に各藩の志士たちが集まったのに西郷が一人だけ平然と食事をする場面があり、ドラマの流れとは無関係だ。こんなつまらない話を入れるNHKだから、今回も封鎖のところで翌週に回したものの、この程度の展開になると予想した。
スヰッチを切る場所は、先週日曜の本放送の一般新聞のテレビ欄に、若き日の志ん生が酒浸りの生活で新婦を困らせるとあり、ここで切ると予想し、そのとほりになった。準主役なのに悪役を演じる森山未來の未来は暗い。しかし悪いのはNHKの脚本改変係と演出係だ。
一つ予想外のことがあった。志ん生の高座にNHKのテレビカメラが映る場面と、テレビカメラ背後のモニターが映る場面が過去にあった。二週間やったのだから、今後はないだらうと思ったところ、今回もテレビカメラが映る場面をやった。
だいたい水戸黄門の印籠ではあるまいし、テレビカメラを映せば権威がつくと云ふものではない。たけしの落語も面白くないのに客席の笑ひ声を入れたり、たけしが舞台のそでを指さしたりと、笑ひの強制で傲慢だ。たけしは漫才や漫談なら面白い。落語は面白くないのだから、完全に志ん生を目標に演出すべきだった。

第二部JR東日本批判
六月十一日(火)松本を東京近郊区間に含める非常識
JR東日本が、高輪ゲートウェイと云ふ世界の笑ひ物となる駅名を撤回するまで、どんどんJR東日本を批判しよう。
松本や野辺山は東京の近郊区間ではない。その証拠に、松本や野辺山から東京まで通勤や通学する人はゐない。そもそも松本は上高地や美ヶ原への入口だし、野辺山は日本で最高の海抜だ。そんなところが東京の近郊の筈がない。
それなのにJR東日本は松本や野辺山までを東京近郊区間に拡大した。なぜこんなことになったかと云ふと、JR東日本は、SUICAの有効区間を大都市近郊区間とする。しかしSUICAの有効区間と、大都市近郊区間は別ものだ。
松本や野辺山まで東京近郊区間になって悪い理由は、これらまでの切符は途中下車ができなくなった。そもそも途中下車は切符の制度であり、SUICAはもともと途中下車ができない。SUICAの範囲を広げると、切符の途中下車ができなくなるのは変だ。

六月十二日(水)途中下車制度
私が高校生のころは50Km以上の切符は、途中下車ができた。今は100Km以上だ。例外があって、大都市近郊区間内の切符はできない。その代はり、経路は最短距離で計算することになってゐた。
松本や野辺山に行くのに経路は選べない。辰野経由とみどり湖経由があるが、これは元々辰野経由だった中央本線に塩嶺トンネルを作って短絡させたためで、経路を選ぶと云ふほどの距離ではない。
将来はJR全線でSUICAが使へるやうになるだらう。そのときJR東日本は途中下車を全廃するつもりか。

六月十三日(木)エスカレータと階段の混雑
本日、大崎駅で埼京線から山手線に乗り換へて驚いた。埼京線を降りると、エスカレータを待つ列がすごく長い。列の最後まで乗りきらないうちに次の電車が来る。
電車の特定の車両や扉が混む理由も判った。エスカレータや階段に混まないうちに行ける扉が異常に混む。この日は新宿から埼京線の新木場行きに乗ったところ、車内が異常に混んだ。渋谷でエスカレータや階段の前だったので、なるほどと理由が判った。
大崎は車内がすいてゐたが、エスカレータや階段から遠い位置だったので、これもなるほどと判った。そのためエスカレータがはけるのにかなり待たされ、その間に次の電車が来て、あやうく混雑に再び巻き込まれるところだった。
新宿駅の三番と四番のホームは、一番と二番のホームと比べて、渋谷寄りの階段が少ない。そのため渋谷寄りは階段下に列ができる。と云っても大崎ほど非常識なほど長くはない。長くはないとは云へ、一番と二番のホームと比べてなぜ階段が少ないのか。その理由は階段の上にショッピングモールがあるためだ。
鉄道会社は乗降客の動線を、階上のショッピングモールより優先させなくてはいけない。JR東日本は、高輪ゲートウェイとともにこの問題で鉄道業失格だ。

六月十七日(月)非常停止で急病人は間に合はなくなる
本日は、駅に着く手前で非常停止ボタンが押され、緊急停止した。暫くしてから車内を点検すると放送があり、また暫くしてから発車すると放送があり、10mくらい動いたところで扉が開いた。
電車が発車後に、非常停止ボタンが押され遅れたことは放送があった。しかし理由は説明がなかった。電車は新宿行きだ。私は新宿で降りる。しかし前回書いた理由に由り新宿まで乗ると上りホームで階段の列ができるから、池袋で降りて、次の電車を待った。駅の放送で、具合の悪い乗客が出たため遅れたことを知った。
この場合、非常停止ボタンが押されても、そのまま駅に着けば早く手当てができた。ホームに電車の大部分が掛かった状態で停止し、車内を点検し再び動いたから、4分くらい無駄にした。急病人だったら生死を分ける。
昭和四十七(1972)年に北陸トンネルで火災があり、そのまま走行すれば助かったが停止したため大惨事になった。そのときの教訓が生かされてゐない。発車直後と走行中の停止ボタンは緊急停止すべきだ。駅到着直前の停止ボタンは非常ブレーキではなく、運転士のブレーキで停止すべきだ。ホームの乗客が電車に接触した場合は、車内の停止ボタンが押されることはない。ホームの停止ボタンが押される。

六月十八日(火)遅延の理由が異なる
本日の夕方は、湘南新宿ラインが10分近く遅れて、その次に発車する新宿始発も遅れた。そのため同じホームで折り返すその次の始発は到着が遅れて、出発も遅れた。
ところが発車後に、川越線で踏切の安全確認をしたから遅れたと放送があった。恐らく新宿に向かふときにさういふこともあったのだらう。しかし発車が遅れたのは湘南新宿ラインが遅れたからだ。
今から半年くらい前の話で、月日を経過したから細かいところは違ってゐるかも知れないが、後続電車が遅れて、間隔調整のため私の乗った電車が遅れた。途中の駅で非常停止ボタンが押されて更に遅れた。間隔調整で3分遅れ、非常停止ボタンで3分遅れた。車内放送は、最初のうちは2つの理由を並べてゐたが、途中から非常停止ボタンだけになった。非常停止ボタンが押されたのは車内が混雑して扉に荷物が挟まったためで、その原因は時間調整だ。一つにまとめるなら時間調整で遅れたとすべきだ。
遅れた理由を云ふのはよいことだ。単に5分遅れました、10分遅れましたではぶっきりぼうだ。しかし、いいかげんな理由を言ってはいけない。寝坊が原因で遅れたのに、定期券を忘れて自宅に戻りました、と嘘を云ふやうなものだ。

六月二十二日(土)新宿駅が判り難い理由
新宿駅が判り難いのは、出入口の名称が原因だ。一番北側が東口に西口。これからして失格だ。
その一つ南側が中央東口と中央西口。これは合格だが、中央西口は出口のみで、入口は中央西口(京王口)まで混んだトンネルを潜らなくてはならない。やはり不合格だ。
その一つ南側は、東側の東南口、西側に南口がある。ここは西側が南口だから不合格だ。JRの言ひ分は、甲州街道を信号で渡ることができるから西側だけではなく、中央の役割もあると云ふことだらう。しかし信号で渡った先には、次に説明する甲州街道改札がある。
一番南側は判りにくい。北側、つまり甲州街道に面したところに甲州街道改札、その反対側の南側に新南改札、東側にミライナタワー改札がある。なぜここの三か所だけ何々口と呼ばず何々改札なのかも不明だ。JRでは一切説明してゐない。知らない人が見たら、改札を出るのが「改札」で、出たあとで道路に出入りするのが「口」だと思ってしまふ。
以上を判り易くするには
一番北側を北東口に北西口。
その一つ南側を中央東口と中央西口。
その一つ南側を中央南東口と中央南西口。
一番南側を最南口(バスタ北側)、最南口(バスタ南側)、最南口(東側)とする。
ちなみに今、東口と西口を結ぶ自由通路を建設中だ。これは東西逆に降りた人の救済と、もともとJRを使はず東西に抜けようとする人には便利だが、乗客にはほとんど利点が無い。東口と西口は今までどほり埼京線ホームと接続しないし、中央西口の出口専用と地下トンネルを経る出入り口の不便も解消されない。
乗客には利点がないのに、JRにとっては利点があり、中央東口で小田急と京王の切符を売る手間と構内を通行させる手間を省くことができる。JR東日本が、高輪ゲートウェイと云ふ世界に恥さらしの駅名を撤回するまで、国民は批判を続けようではないか。(終)

「NHK、JR東日本その他の横暴を許すな101」兼「NHK、JR東日本その他の横暴を許すな」

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