千百四十八(その百二十四) 弁証法的唯物論は単純唯物論にのみ対決すべき根拠(安倍は単純唯物論だ)
平成三十戊戌
六月二日(土)
弁証法的唯物論は単純唯物論にのみ対決すべきだ。それなのにレーニン、スターリン、毛沢東、ポルポトなどは弁証法的唯物論の名で文化破壊に狂奔した。文化破壊には、人殺しはいけないと云ふ公序良俗の破壊も含まれる。これらがなぜ出現したのかを現況に鑑み、これらの後継者を国会の嘘つき男とすることで結論としたい。

六月三日(日)
弁証法的唯物論の対峙すべき相手は単純唯物論だ。それは、初期の資本主義と対決するために共産主義が生まれたことを考へれば明らかだ。ところが政権を奪取したあとの共産主義には対決相手がない。だから社会規範、文化と対決してしまった。
彼らは政権を奪取したあと、一労働者として生活すればよかった。マルクスの政権獲得後の思想は、権力闘争を防ぎ、国民への弾圧を防ぐためにある。ところが彼らは権力闘争と国民への弾圧手段としてしまった。
日本にも似たやうな男がゐる。民主党政権への国民の反発から、その後の政権は国民から期待された。それなのにあの男はお友達優遇に力を注ぎ、誤魔化すために文部科学相事務次官の個人情報を流したり、頭にきて獣医学部全国展開を口走った。この時点であの男は国会議員を辞職し一国民として生活すればよかった。それをしないため一年間もめごとが続いた。

六月四日(月)
ポルポトは、カンボジアの宗主国だったフランスに留学し、あんな狂人になってしまった。レーニンは欧州各地に亡命した。スターリンはジョージア人だからロシア語は同じ語族とは云へ外国語だ。毛沢東の母語は湘語だから北京語はまるで外国語だ。
外国語だと良心や相手への感情を無視して決定ができる。アメリカに留学した元厚生官僚女の、秘書への常軌を逸した暴言、暴行は記憶に新しい。ある男とその留学時のお友達が「Let's continue to lie for more than a year(1年以上嘘をつき続けようぜ)」と決定したとしても、良心は痛まない。

六月五日(火)
幕末は黒船が現れ、吉田松陰、高杉晋作、坂本龍馬の活躍した前期と、権力欲に取りつかれた連中が暗躍する後期に別れる。そして権力欲に取りつかれた連中は明治維新の後に、黒船対策とは無縁の廃仏毀釈を行った。
あの男は、モリカケ疑惑が出た時点で辞任しなくてはいけないのに一年間ねばり続けた。権力欲に取りつかれた連中と酷似する。そして、国民のための政治とは無縁の、お友達濡れ手に粟商売に狂奔した。廃仏毀釈と酷似する。
長州の人たちは二つに分けられる。
(1)東京に行って出世した連中
(2)維新直後に切り捨てられた奇兵隊など諸隊、前原一誠の乱に参加した人たち、萩に取り残された人たち
山口県の人たち全員が悪いわけではない。悪いのはあの男だ。

六月六日(水)
米ソ冷戦時代に、共産側は「民族解放」を旗印にした。だから西洋化に反対する多くの人たちが共産側に参加した。カンボジアはその典型でシアヌーク国王を筆頭に王党派が多数参加した。参加人員ではその多くが王党派とさへ云はれた。ところが内戦が終了するとポルポトは裏切り、大量の虐殺を行った。
神道の神々は人間と同じやうに仏教を信仰した。それなのに長州の東京進出出世組は廃仏毀釈を行った。ポルポトとそっくりだ。どちらも単純唯物論である。レーニンや毛沢東の遺体は永久保存されたし、日本の神々も宗教とは別の存在(戦前の文部相などの答弁)となった。
狂人どもは社の統合廃止、神社の格付けを行った。官幣大社、国幣大社、官幣中社、国幣中社、官幣小社、国幣小社、別格官幣社、府県社、郷社、村社。伝統を破壊し国民の生活を不安定にすることが単純唯物論の特徴だ。その行き着く先が先の戦争の敗戦であり、富岡八幡宮の惨事だ。
あの男は保守を自称する。しかしやったことは、トランプ大統領のゴル友(ゴルフ友達)になることと、モリカケ騒動だけだった。(完)

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